『桐生タイムス』の連載エッセイ「永遠の英語学習者の仕事録」の第22回が同紙2023年1月29日号に掲載されました。
https://twitter.com/kiryutimes/status/1620315662307700736
https://kiryutimes.co.jp/uesugi/
『桐生タイムス』の連載も22回目。
https://kiryutimes.co.jp/column/uesugi/34761/
ダイバーシティがあたりまえになった今だから読みたい一冊 上杉隼人─永遠の英語学習者の仕事録【22】
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編集者で翻訳者としても活躍する上杉隼人さんが英文を交えながら、翻訳という仕事のおもしろさや奥深さなどを、エピソードとともに語ります。今回紹介する本は、『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』(ジョリー・フレミング、リリック・ウィニック 著 上杉隼人 訳)です。(毎月第4土曜掲載)
こちらからダウンロードできます。
https://kiryutimes.co.jp/wp/wp-content/uploads/20230128_uesugi_022.pdf
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『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』が刊行されました。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916538
上杉のTwitterで本書に収録されたジョリーの言葉を毎日一つずつ紹介してます。
ハッシュタグ、
#ジョリーの名言
#普通ってなんなのかな
で検索してみてください。
今日はこの言葉をツイートしました。
https://twitter.com/GetUpEnglish/status/1620580615715422209
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マラリアを根絶するのは明らかにいいことだけど、自閉症を取り除くことで社会はよくなるのかな?
社会は自閉症を受け入れるむずかしさをあれこれ考えるんじゃなくて、自閉症によってもたらされるすばらしさをこれからは認めるべきじゃないかな?
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英語は以下のとおりです。
The benefit of removing malaria is very clear, but would removing autism actually benefit society? Should society change to recognize the benefits of autism instead of just the challenges?
いつもそうですが、英語の複数を日本語にするのはなかなかむずかしいです。ここではchallenge(むずかしさ)がchallengesと複数になっている、「むずかしさ」がひとつではなくて、いくつもあることがわかります。「むずかしさたち」なんてできませんから、どうするか?
その場合は「副詞的な言い方を使って複数ある感じを出す」のがいいと思います。ここでは「…のむずかしさをあれこれ考える」としてみたのですが、いかがでしょう。
『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』はジョリーの前向きでやさしい表現があふれています。
ぜひ上杉隼人のTwitterを毎日チェックしてください。