傍聴その後

工芸室で名古屋市議会の大幅な歳費値上げが話題になっていた。そういえば、真鶴議会の報酬問題はそのまま一週間経過したが、内容はどうなんだろう。誰も内容は知らなかった。役場にはその少し前に出かけてはいたが、３階まではやはり上っては行けなかった。そこで工芸室から議会事務局へ電話をして聞いてみた。

「真鶴町議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例お一部を改正する条例の制定について」というのが議題だから、議員報酬だと思ったら、今回の改定は期末手当を０．２５ケ月増加するもの、だそうだ。適用はさかのぼって、２７年４月１日から。総額７０万円、一人当たり７万円弱の増、だと教えてくれた。一応説明通りにみなに伝えたが、日ごろあれこれ我慢させられている町民はすんなりとは納得はしなかった。お手盛りだ、お手盛りだと怒っていたが、まっ、それはそれでいい。

家に帰って、もう少し詳しく知りたいと、例規集を開けて、「真鶴町議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例」の期末手当のところを読んだ。期末手当は、６月に報酬の１００分の１９０、１２月に１００分の２０５となっている。この数字がどう変わったのか、もう一度議会事務局へ電話して聞いてみた。６月の１００分の１９０が１００分の２０２．５、１２月の１００分の２０５が１００分の２１７．５になったのだという。あとで報酬にかけて計算してみるが、その増加分が７０万円ということだろう。

あれは議案でなく発議になっていたけど、「議員提案？」と聞くと「議員提案」だという。「なら発議者はだれ？」と聞くと「議運の委員長なので高橋敦さん」だと。この問題は議運で６回ほど検討され、提案されたものだそうだ。提案者の提案理由も知りたいな。ということは、反対討論の岩本さんの「議会で検討し・・」はちょっと内容が変わってくる。彼の意見は単に議運だけでなく、議員全員に諮り、もっと検討すべきではないかということだろうか。そうすれば町民も知ることができただろう。ニュアンスは違ったとしても、あきらかに議運は強引に押し切ったと言える。ついでだから議運のメンバーを調べた。高橋敦、板垣由美子、田中俊一、青木繁、岩本克美、村田智章の６人。あれ、岩本さんも議運のメンバーだ。議運内での討議を知りたいが、それは無理としても、本会議での提案説明の初めから見たかったな。議事録ができるのはまだ先のことだし（その頃は私も忘れてるかも）、今のところは町民の率直な意見として、あんたたちのお金じゃないんだからさ、お手盛りしないでよ。時期尚早は否めない。河村名古屋市長が議員たちに言ってた、家計簿見せなさいよ、と。町民が怒るのも無理はない。