Cogito

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

財政力指数

2016-03-27 16:25:27 | 日記
ネットに全国の財政力指数ランキングというのがある。以前は面白がってのぞいていたがここ久しく見たことはなかった。
あれ~、東京都と愛知県が1.0を割った。トップは飛島村(愛知県)だ。飛島村は以前から指数は2.0を超えている、おなじみの自治体だ。ただし特殊事情なので一般的な自治体とはいいがたい。続いて、おや、泊村と六ケ所村が入っている。特殊事情と言えばここだって特殊事情、原発関連の村だ。ここにランキングは載っている。2012年のもの、ちょっと古い。
http://area-info.jpn.org/KS02002130001.html

もっとも私も古いから、真鶴町は0.6だと覚えているので、0.6近辺を探したが真鶴町の名前は出てこない。え~、どこへ行っちゃったんだ~。探しあぐねて、先に神奈川県を見ると、トップは箱根町で1.51、真鶴町は最下位で0.54。ちなみに湯河原町は0.73。
こりゃ大変。びっくりぽんだ。素っ頓狂な声を上げてpapasanのところへ。
「ねぇねぇ、真鶴町の財政力指数、いくつだと思う?0.54だよ~」「予想はついたけどねぇ」

2012年じゃ~、データが古いかも。と神奈川県の市町村財政を調べてみた。県のデータで平成25年のものが見つかった。真鶴町の財政力指数は0,52、さらに悪い。周りを見れば空き家ばかり、人口減も拍車をかけているとは思うが、これは深刻だ。


「財政力指数とは]

財政力指数とは、地方公共団体の財政力を示す指数で、基準財政収入額を基準財政需要額で除して得た数値の過去3年間の平均値をいう。財政力指数が高いほど自主財源の割合が高く、財政力が強い団体ということになり、1を超える団体は、普通地方交付税の交付を受けない。他方、地方団体の財政の健全性を示す指数として、経常収支比率や公債費負担比率がある。経常収支比率は、地方団体の財政構造の弾力性を示すもので、税収など経常一般財源に占める、人件費や公債費などの義務的な支出の割合を表す。公債費負担比率は、公債費がどの程度財政を圧迫しているかを示すもので、公債費に充当された一般財源の、一般財源総額に占める割合。
(北山俊哉 関西学院大学教授 / 笠京子 明治大学大学院教授 / 2007年)


平成25年、真鶴町の
実質収支比率   6.6
経常収支比率   87.3 
財政力指数    0.52
公債費比率  13.3 


こんな状況でよく期末手当をお手盛りできたものだ。案外議員たち、この表、読めないんじゃないかな。この表を理解できてたら、期末手当を上げようなんて言えないと思うけど。

野次馬精神を発揮して資料を集めている。するとこんなのを見つけた。今年の3月までのたが、神奈川県の県議たちが報酬と期末手当を減額した、というのだ。ちょっと、前文を読んでもらいたい。


県財政の危機的な状況等を踏まえるとともに、不況下でご苦労されている県民の皆様と痛みを分かち合うため、全議員が自らも身を削ることとし、議員報酬と期末手当を2年間削減することとした。

1 削減率    報酬 7%(ただし、期末手当の算出基礎額となる議員報酬は、削減前の従前の額とする。)

           期末手当 5%

2 実施期間 平成25年4月1日から平成27年3月31日までの2年間

3 議員一人当たり    議長  1,292,400円
   年間削減額     副議長  1,163,160円  
             議員  1,044,690円 

4 総削減額 約2億2,430万円(1年当たりの総削減額は約1億1,215万円)


県下の町村の議員報酬を列記しようと思ったら、ページの文字数が足りなくなってきた。続きはまたにしよう。ただし財政力指数は県下で最下位だが、真鶴町の議員報酬は決して最下位ではない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする