サン・シュルピスの広場では、
大きな古本市が開かれていた。
かわいい猫の絵本から、
豪華な古文書みたいな本までいろいろある。
店番の人たちがちょうどお昼時で、
美味しそうなパンやお惣菜を食べながら、
その辺の人同士でおしゃべりしていた。
噴水にはライオンの彫刻。
暑くてだるそう。
大きな古本市が開かれていた。
かわいい猫の絵本から、
豪華な古文書みたいな本までいろいろある。
店番の人たちがちょうどお昼時で、
美味しそうなパンやお惣菜を食べながら、
その辺の人同士でおしゃべりしていた。
噴水にはライオンの彫刻。
暑くてだるそう。
時差ぼけが治らないなか、
寝ないで実家へ。
この季節は特に、実家の地元駅に降りると、
空気の匂いが最高。
ママもいろいろ気を張って、
疲れて風邪もひいてたけど、
二人でのんびりソファに転がって、
テレビみたりしてるうちに、
いつものママに戻った。
母と娘らしくしてるより、
友達みたいで居る方が、お互いずっとラクだ。
それから山~海を歩いて、
海辺にしばらく腰かけてひと休み。
足を少し水につけると、まだ冷たい。
もうミンミンゼミ、アブラゼミが鳴いて、
山ではすぐ近くで、
かなり歌のうまい鶯の声を聞いた。
花はアガパンをちょいちょい見かけたくらいで、
緑が鬱蒼としていい感じ。
子供の頃の、夏休みの匂いが、そのまま。
スパでひとっ風呂浴びて帰る。
私がいない間も、
ママが家のベッドで寝ていると、
枕元にビー、足元に殿モンが寝ていたそう。
殿は暑いのに膝に上がるし、
ビーもときどき呼びに来てはにゃあにゃあ鳴くので、
だっこすると満足してたらしい。
モンチは、足元をすりすりすりすりするので、
膝に乗せるとピャッと逃げて、「変な子ねぇ~。
あの子は人のご飯押しのけて食べるのに、
痩せてるわね」
ママいわく、
「猫は飼い主がいなくても全然平気ね!」
「そうなんだね~」
といいつつ、ちょっとさみしいような…。
私は暇さえあれば、
いたるところで猫たちのことを思い描いてたのに…。