なぎのあとさき

日記です。

カフェモンチ

2006年07月21日 | パリところどころ
マレ地区を後にして、さらに歩き、
サン・ポール村まで行く。

途中で可愛い子供服のお店があったので、
甥っ子にお土産のTシャツを買った。
(後に代官山で同じお店を発見)

サン・ポール村には、かわいい店構えの、
小さな雑貨屋さんがたくさん=写真。
でも遅くて、ほとんどのお店が閉店。

サン・ポールの駅前に、
家の猫と同じ名前のカフェがあったので、
テラスの席につく。
カフェのおっさんに、フランス語しゃべれる?
ときかれ、少しだけ、と答えたら、
対応が冷たくなった。
さらにカルボナーラは味がしなかった。
モンチと同じ名前のお店、入るんじゃなかった。
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公園

2006年07月21日 | パリところどころ
その公園には淡いオレンジのバラと、
顔が三つ並んだ彫刻があった。
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公園

2006年07月21日 | パリところどころ
フラン・ブルジョワ通りから少し外れたところにあった
公園で一服。
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フラン・ブルジョワ通り

2006年07月21日 | パリところどころ
ポンピドゥー・センターが休館だったので、
マレ地区を散歩することに。
フラン・ブルジョワ通りは、
Solde札がどのお店にもついていて、
ブティック、キッチン雑貨など見て歩く。
通りからちょっと脇にそれると、
とってもいい雰囲気の建物が。

夜は10時頃まで明るくて、
明るい空には、低いところに月が見えていた。
月も洋風に見える。
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失われた時を求めて「スワン家の方へ」Ⅰ

2006年07月21日 | 読書メモ
語り手の子供の頃の回想で、
広がる世界が美しい。

まずは主にママンのこと、大人物な祖母のこと、
俗っぽい叔母のこと、たくましい女中のフランソワーズ、
家に出入りしていた個性的な芸術家などなどが語られる。

その後で始まる、散歩の描写が美しい。
特に、花の咲くけしきの描写は、
生き生きと広がって、匂いまでしてきそう。
なんて世界は美しいことでしょう。

スワン家の庭にあるリラの大きな木。
ツルニチニチソウでさえ、「微妙な青い自然の王冠」に。
「少しでも風が吹けばはだけてしまう、
赤い絹のブラウスを着た」野バラの田舎娘らしさ。
音楽のように、「思いがけない間隔をおいて
若々しい歓びであちこちに花をふりまく」サンザシの花。
キンポウゲは、
○彼らの与える視覚の快楽をその黄金色の表面に積み上げてゆき、ついにそれは無用な美を作りあげるほど強力になった、

サンザシとの別れのシーンはとてもいい。
子供時代の語り手は、涙をぬぐいながらサンザシに約束する。
○パリにいても、春になったら、知人を訪ねてくだらない話に耳をかたむけるのではなく、最初に花開いたサンザシを見に田園に出かけてゆくだろう

芸術に対する考えも、ときどき出てくる。
(子供時代の語り手が、素朴で不完全な作品を好むことが
気に入らない祖母の二人の妹は、)
○美的価値を物質的な対象のように見なし、それと等価値のものを自分自身の心のうちに成熟させる必要もなく、ただ目さえ開ければこれをとらえられると考えていたためだろう。

夕食の時間を待つ間、本を読みながら、
マロニエの木から落ちる雨の雫の音を聞いて、
夏の間は雨が降っても、
茂った葉っぱがたえず歓喜して、
晴天をそこに止めているのを感じるところ。

そういう感覚や、花の美しさは、
今の東京で本を読む私にも、
同じように味わうことができる。

サン・ティレールの鐘の、静寂の描写も、
お寺の鐘を聞いたときの記憶と重なる。

そして、一人歩きの最中に立ち上る農家の娘に対する欲望、
ヴァントイユ嬢の、サディズムプレイ、
ゲルマント夫人への恋心の描写が、
次の巻から本格化する、恋愛の世界を垣間見せる。

美しい世界を楽しむこと、
恋愛を楽しむこと。
いまのところ、描かれているのはこの二つ。
難しいところなど何もない、楽しい小説。
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最近録画で観た映画

2006年07月21日 | 映画の話(ネタばれ)
ポンヌフの恋人(2回目)

パリの美しい部分も、醜い部分も見ることができる。

過剰な娯楽や、情報がないところでは、
こんな研ぎ澄まされた恋愛、
恋人との会話ができるのかも。

HDDレコーダーだのCATVだのパソコンだの、
いろいろあって退屈しない生活からは、
なかなかあんな動きも言葉も出てこない。
そういうモノがない生活も、悪くないのだ。

アレックスが「仕事」してるシーン、
メトロを走りまわってセロ弾きを追っ払うシーン、
ポスターを焼くシーンはやっぱりかっこいい。
夢に導かれて、ミシェルが戻ってくるのもなんかいい。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(何気に初めて)

ギャンブラーのパータレぶりが、
俗世間に少しだけ気分を呼び戻した。
主人公の親友がなんかよかった。
4人で映画観てるときの、楽しそうな顔とか。

回路(2回目)

変な動きが面白くて、
もっと何度も同じようなシーンがあったような気がしたけど、
同じ演出は1度しかやっていない。
麻生さん演じるヒロインみたいに、
自分と他人を区別しないで生きていきたいもの。

猛暑の朝イチ、
ひやりとさせてくれる映画だ。

トリコロール 青の愛(初めて)

愛とは寛大で、許すもの。
愛と、孤独な美しい魂を持つ彼女自身が、
芸術家であることは間違いない。

パリに行ったとき、外から眺めるだけだったアパルトマンや、
ピガールのシテ通りのいかがわしいお店の、
内側を見ることができた。
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I'll be…

2006年07月21日 | 猫トーク
アジの干物を焼くと、ビーが食卓に来た。
ダーに、「あげないから!」といわれて退散するも、
何度も戻ってくる様子は、ターミネーターさながらだった。
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雑草

2006年07月21日 | 猫トーク
猫たちの好きなイネ科の雑草が庭にはびこっている。
冬の土壌改良と、多種の植物の植付で、
雑草は減るのかと思ったらとんでもない。

雑草を摘んで、台所できれいに洗っている間、
ビーは「キャーウ!」(早く!)と鳴く。
この「キャ」のところでひげをもりっと上に上げるのが可愛い。
煮干以上にみんなテンションが上がる。

殿の1本ずつ食べる上品さ。
モンチはそんな殿の顔面を思い切りパンチ。
ビーは20本くらいの束を、3口くらいで食べてしまう。
しゃくしゃく、の音は、なんとなく涼し気。
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ヒャーッ

2006年07月21日 | 猫トーク





しばらく会わないと「誰でちか?」って顔するくせに、
私が一日家にいると、べったりしはじめるモンチくん。
和室でビデオ見てると膝に上がり、
居間に行くとついてきてタワーに飛び乗り、
キッチンにいると足元でチョロチョロ。
寝室に行くと一緒にベッドに上がって枕元でごろん。
トイレに入ると、ドアの外で
「ヒャーッ、ヒャアアア」と何度も鳴く。
「モンチ」と声をかけると鳴きやむ。

モンチは声が高くて、「ニャー」に聞こえない。



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フレンチレース

2006年07月21日 | 庭の花メモ
6月の終わりに、
2番花がたくさん咲いた。
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