なぎのあとさき

日記です。

美しいもの

2006年12月22日 | 日々のこと
フレンチレースの最後の花は、
今までで一番色が強く出た。
夏の夕焼けみたいな、
うっすら蛍光のピンクのさした、
淡いアプリコット色。
色のグラデーションと、
光の透けぐあいのきれいなこと。
甘くてフルーティな香り。

美しいものって、
すこーしずつグラデーションになっていて、
刻一刻と変化してる。
花も木も空も雲も、鳥たちも猫たちも。
じっと見てると、
心と通じ合ってくる。

六本木ヒルズを車で通る。
心に通じるようなものはなけれども、
ピッカピカのイルミネーションも、
たまには見たくなる。
美しくはないけどキレイだし、
こんなものを作ろう、
という人の営みは面白い(じいさんか!)。
原宿でメヒコ料理。
メロンのジュースすばらしくおいし~!
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横浜へ

2006年12月20日 | 日々のこと
マチルダさん大苗。

鼻かぜをひいたビーは、
わざわざ寝てる私の頭上で、
くしゃみをビシャン!
かまわないけど。
鼻かぜは一日で治った。
ビーが初めて家にきた日も、
寝てる私の顔の上でピチャン!
とくちゃみしたことを思い出す。

ママと横浜へ。
島屋、スカイビル、そごうをぶらぶらして、
ネックレスを買ってもらう。
横浜は東京ほど洗練されてないし、
おしゃれな人もいないけど、
のんびりした雰囲気で郷愁を感じる街。
年末のわりに人も少なかった。
スカイビルの2階のカフェでお茶して、
帰り際にはルミネ上でパスタ。
今月は心おきなく、おごってもらう。

「パリのランデブー」をなんとなく見始めて、
最後まで。
本当にパリを歩いてるみたいなカメラワーク。
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併読

2006年12月20日 | 日々のこと
ゆーっくり蕾を開くマルゴちゃん。

ER苗は、
大きな6号鉢入りで届いたけど、
鉢から出してみると、
根っこは小さく、鉢の3分の1も
根が回っていない。
まぁ、急がないけど。

「ゲルマント公爵夫人」を読み終えたところで、
他の本を読むために、
また「失われた時を求めて」はお休みしようと思ったけど、
すぐに続きが読みたくなった。
花、ケーキ、美術、おしゃれなどなど、
この世のあらゆる美が次々描かれる「失われた…」は、
中毒になるほどの快楽があるみたい。

きらきらひらひらした快楽の渦のプルーストと、
別世界の「プラスティック・ソウル」を併読。
バランスとれてる。
アシダくんの、記憶力が低下していて楽観的というのは、
他人とは思えないし、
被害妄想が暴走するのもわからないでもなくて、
なんだかおかしくて時々笑っちゃう。
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るりまつり

2006年12月19日 | 庭の花メモ
今年最後の花。
よく咲いてくれた。
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最短

2006年12月19日 | 日々のこと
西日に染まるエスカちゃん。

朝目が覚めると、
目の前にビーの後ろ頭があったので、
そのまま顔をくっつけて寝続けていると、
ビーが寝返りをうった拍子に、
さりげなく私の鼻をひっかいて、
起きて鏡を見ると傷跡が。
さりげなかったけど、
2時まで寝てる私にごうをにやして?
ビーならありうる。

日は今が最短。
2時に起きると、
すでに日が傾こうとする気配。

日の出てるうちは、
まだまだ暖かい日が多くて、
散歩も苦にならない。
河原では雪柳が、
芥子色に紅葉してふわふわ。

川にははぐれチビ鴨が一羽、
水にもぐってばかり。
この前いた母鳥の姿がない。
ゆうことをきかなくて、
置いてかれちゃった感じ。
川のおじさんは、
はぐれガモは毎年いて、
カラスに狙われなければ大丈夫、
っていってたけど。
自然界は厳しい。
ダーにそのコガモが、
狂ったように水に顔をつっこんでた話をすると、
「モンチみたい…」

ボーっとしついでの「ツィゴイネルワイゼン」。
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B.D.ディナー

2006年12月19日 | 日々のこと
ER苗が届いた日は、
夕方にはダーの頼んでたロメールのボックス6巻も届き、
ご機嫌で眠りにつく。

次の日は日の沈むころ表参道へ。
H.P.やジャマンをぶらぶらしてお腹をすかせてから、
初めて行くお店でイタリアンのフルコース。
白とブルーのシンプルな内装、
テーブルには黄色のバラが一輪と、
ろうそくの灯。
周りもほとんどがカップルのお客さんで、
ふしぎと夫婦に見えない組み合わせが多かった。

シャンパンで乾杯。
お酒は苦手だけど
シャンパンは色や香りが大好きで、
この食前酒一杯ですっかりいい気分に。
お料理はコースのなかでも特別なコースで、
年に一度の贅沢。
日本の旬の素材を使ったイタリアンで、
前菜からデザートの後のお菓子まで、
全皿キラキラ、おいしかった。
芋豚と栗のパスタは、
とろとろの豚の旨みと香りが濃厚なのに、
トマトが少し入って食べた感じはさっぱり。
スキャンピのリングイネも、
これ以上ないってくらいの豪華な味。
真鯛のアクアパッツア、
常陸牛のグリル、
つけあわせの野菜も美味しかった。
特に赤芯大根が、色もきれいで、甘くて。
ケーキも、特別仕様のピンクのフランボワーズのムース、
マンゴーシャーベット、チーズケーキ、
さらにお菓子のほうずきは、
羽根つきの羽みたいな形でかわいくて、
最後まで感動の連続。
本当に美味しいコース料理なら、
煙草も全然がまんできます。
ダーはワインを料理に合わせて赤白飲んでいた。
どこでこんなお店を知ったのか、
詳しくはきかなかったけど、
なかなかやるなぁ~。
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ラフマ気分

2006年12月16日 | 日々のこと
秋の終わりのフレンチレース。
クリーム色とアプリコット、ピンクも混ざって、
なんともいえないきれいな色。
香りも甘く、心なしか濃くなった気がする。

今週は何やら用が多くて、
今日はやっと何もない日。
昼頃、待ちに待ったER苗がどでかい箱で到着。
庭に、うぐいす色の鳥が来て、
モンチが背を低くして釘付けになっていた。

河原を歩いてるとぽかぽかしてきて、
ダンスホールラガでいい感じ。
スズメの大群、
もう一回り大きい鳥の軍団、
カラスも数羽、
同じ大きな桜の木にとまっていた。
川にはカルガモの親子がいて、
子供のほうは忙しそうに水に何度も顔をつっこんで、
親鳥より大きい波紋をつくっていた。
久しぶりの大きな夕日。

家ではラフマのピアノ協2番をかけて、
ゆっくりご飯のしたく。
葱トロ、牡蠣フライ、
ほうれん草とお揚げのおひたしを作って、
バーのマダムのようにふるまおうと待ち構えてるけど、
ダーはいつ帰ってくるのやら。
ジムでマシンとプール、サウナ。

「スコルピオンの恋まじない」、
ちっさいおっさんと金髪ゴージャス美人との、
ハッピーなラブコメディで、
ホットカーペットで猫たちと伸びながら、
たらたら見るのにうってつけ。
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獅子座

2006年12月16日 | 映画の話(ネタばれ)
寒くなってピンク色が濃くなったフレンチレースの蕾。

朝9時に渋谷のハロワへ。
ハロワが世田谷にあったら、
どれだけありがたいか。
せっかく渋谷まで来たので、
まんキツで少し時間をつぶして、
(地下で空気がよどんでるわ、
ポテトが異常にまずいわ)
ヌーベルバーグでしきりなおし。
でも睡眠不足がたたって、
少し寝ちゃった。

「獅子座」
アパルトマンから見下ろすセーヌ川、
車から正面に見えるアンヴァリッド、
カフェの中から見た舗道、
夜の凱旋門、
俯瞰で見るパリの全景などなど、
またまたパリを思うさま堪能。
夏の太陽の下、
セーヌ川のほとりでばったり行き倒れたり。
お金はなくともコメディタッチで面白かった。
最初のシーンから胸毛がすごかった。
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花影

2006年12月16日 | 日々のこと
久しぶりの早起きで、
ビーの顔に朝日が当たるのに見とれる。
光の粒がきらきら。
殿もモンチも床の陽だまりにやってくる。

用事で三田へ。
たまにオフィス街に出ると、
せわしない雰囲気になじめない。
用が済むとささっと戻り、
河原を通って帰る。
ものすごい数のスズメが、
土手を覆うようにとまっていた。

「花影」
夢みたいな夜桜と、
次の日の夕暮れの桜はきれい。
若いうちに死にたいの、
という女の話で、めちゃめちゃ暗い。
老いても美しい人はいっぱいいるのに。
先生が家に寄ったとき、
お酒やおつまみを用意しながら、
話をするシーンがよかった。
夫婦でもこんなふうに、
ご飯を用意したいもの。

私につきあって早起きした猫たちは、
夜は寝てばかり。
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ロメール&シャブロル

2006年12月12日 | 映画の話(ネタばれ)
雨あがり、用事で渋谷へ。
New黒ブーツは歩き心地がすごくいい。
用を済ませて、コンビニで食料を調達し、
シネマヴェーラでヌーベルバーグ特集。
新しくなったユーロスペースは初めて。
きれいで見やすくて2本立ても快適。
どっから見ても映画好き達でほどよく混んでいた。

「モンソーのパン屋の娘」
パリの街を一人うろうろしながら、
女の子たちのことを考えてる学生くんの話。
パリの街並みを思うさま堪能。
ごちゃごちゃしてても、
センスのいい看板、シックな店構え、
露店ですら小粋で、
調和のとれた美しい街。
偶然すれ違う美人も、
毎日行くパン屋の女の子も、
多少うぬぼれ屋の男の子も、
本で読んだイメージそのまま。
パン屋の娘を誘うときの手つきが…。
男の子はヒドイといえばヒドイけど、
自分の心(モラル)にしたがって、
何が「卑劣」かを決めるのは、
いいと思う。

「シュザンヌの生き方」
自尊心がない、といわれて、
確かにその通りなシュザンヌだけど、
かわいいからいいじゃない。
ギヨームにめろめろしてるシュザンヌはかわいいし、
主人公に惜しげもなくお金をあげるシュザンヌもかわいい。
結局、ばかな男子たちは、
そんなシュザンヌにかなわない。

ロメールのこの2本は、
ふつうの日常会話ばかりで、
フランス語が結構聞きとれた。

「嘘の心」
ミステリーなストーリーも最後まで楽しめたし、
夫婦の愛、危ういときもあれば、
確かなときもある…もよかった。
絵を見た後の妻の反応や、
最後の海辺のシーン、
サン・マロの青い海、
青で統一されたキッチン、
青いワンピース、青っぽい絵、
濃い青のジャーマンアイリスなどなど、
青色が印象的。

フランスの映画に心をひたして、
外に出ると道玄坂ってのは、
わかっていても興ざめ。
センスのかけらもない看板、
ゴミがちらばる舗道。
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ごまんえつ

2006年12月12日 | 猫トーク
なかなかおちつく~。
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紙袋

2006年12月12日 | 日々のこと
あんなところにモンチンが!
紙袋をまとめてある紙袋の中。
冷蔵庫の熱で暖かいのかな。
こんな場所よく見つけるな。

月曜も川に行くと、
昨日のカモの姿はない。
メガネのおじさんがミケ子にご飯をあげていて、
ご飯にカラスが寄ってくると両手をあげて追い払っていた。
ミケ子はカラスをあまり気にしてないみたい。

郵便局に行った後、用事ができて三茶へ。
カルディに寄ってマロングラッセ、バウムなど。
餃子も買って、夜は手抜き。
ヘイヘイ、あいのり、Qさま、のだめなどテレビ見まくりで、
お茶飲んでお菓子食べまくり。

フランキーがお仲間に。
最後まで女子を敵に回すようなことばかり。

ゲルマント公爵夫人、やっと夜会から解放される。
夜会の後で頭をチカチカさせながら、
シャリュルス氏の家に行き、変態の世界へ!

美人画報ハイパーを読了。
お風呂で読むのに最高の本だった。
美しくいるためには、自分への集中力が大事、とのこと。
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ぽかぽか

2006年12月11日 | 日々のこと
日曜は晴れて、ダーと川に出るとぽかぽかしている。
川にはたくさんの鳥たちがいた。
ふだん見かけない小さいカモの団体がいて、
一斉に飛び立ったと思うと、すぐ着水。
一羽、石の上で寝始めた子がいて、
しばらくすると、ほかのカモが起こしにきた。
シラサギもいっぱい、
枯れ木には木の葉と間違えそうな小さい鳥、
しっぽと顔の下が白い中型の鳥、
カワセミもいた。

タマタカに行くとすごい人で、
スタバももろこみ。
寒いけど外のベンチでラテ。
誕生日のお買い物で、前々から目をつけていた、
念願の黒ブーツ、茶セーターを買ってもらう。
チェーホフの本、バラのハンドクリームも。

夜はロスト見ながら比内鶏うどん鍋。
鍋で部屋があったまるので、
ホットカーペットをオフにすると、
殿は思い出したように膝にあがり、
モンチは私のクッションの上に上がる。

りぼんでビーと遊ぶ。
両手を広げるビージャンプを2回見せてくれた。
テーブルで書き物をはじめると、
すかさずモンチがテーブルに飛び乗って、
おちりを私の顔に向ける。
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雨の土曜日

2006年12月11日 | 日々のこと
土曜日は雨で、予定してたお買い物は中止。
今年初のひきこもりdayで、
夜はピザをとって、
エド・ウッド見たり、テレビ見たり、
ゲルマント公爵夫人を読んだり。

いよいよゲルマント夫人の夜会に呼ばれた主人公。
ゲルマントかたぎがどういうものなのか、
えんえんと語る。
社交界はばかばかしいことも多いけど、
粋を極めるゲルマント夫人の話は面白い。
でもエスプリとオヤジギャグの違いって、
そこに知性があるかどうか?
とれたてフルーツのジュースの描写がよかった。
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モンチ

2006年12月08日 | 猫トーク
あたちのねじゅみ!
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