政治資金パーテイに出席して白紙の領収書を受け取り、そこに自分たちで金額と宛名と日付を書き入れていたと2016年10月6日の参議院予算委員会で共産党の小池晃議員から稲田朋美や菅義偉と共に追及を受けた総務相の高市早苗が2016年10月7日の閣議後記者会見で、「国民に疑念を持たれないよう、各政党で改善して頂きたい」と述べたと伝えているマスコミ記事に触れ、総務省サイトにその記者会見の発言が載っているかと思ってアクセスしてみると、見つけることができた。
白紙領収書問題のみに絞って、その発言を見ることにする。政治資金パーティーに関して色々なことを知ることができる。
「高市早苗閣議後記者会見の概要」(総務省/2016年10月7日)
笹川朝日新聞記者「朝日新聞の笹川です。昨日の参議院の予算委員会ですけれども、菅官房長官と稲田防衛大臣が政治資金パーティーに参加した際に、主催者から白紙の領収書を受け取って、後から事務所で金額を記入していたということについて、大臣は政治資金規正法上は問題ないという認識を示されました。ただ、法律上問題がないとはいえ、有権者から見ますと、後から金額を記入するという行為、誤解を招きかねないかと思うのですが、大臣御自身としては今後こうした領収書の扱いについて、何か見直すお考えはありますでしょうか」
高市早苗「私の事務所ということですか」
笹川朝日新聞記者「はい」
高市早苗「私自身は平成26年9月に総務大臣に就任してから2年1か月余りの間、「特定パーティー」の開催は自粛をしておりますので、その間、国会議員の方々に対して、白紙の領収書を発行したことはございません。
しかしながら、今後、総務大臣退任後、政治資金パーティーを開催する場合に、今回の件を受けまして、国民の皆様の疑念を招かないように、基本的には、私の事務所では国会議員の方々をお呼びすることのない取扱いにしたいと思っております。
しかしながら、私自身も、他の議員からスピーチしてほしいと頼まれて、ご案内をいただくことが多々ございます。出向いたパーティーで、受付で金額を確認して、金額を記入して、領収書を受け取るということは、パーティーの運営上、相当無理があるというのは理解できます。
同じ時間帯に国会議員が集中するということと、主催者側も、「何時何分から何分の間、高市大臣のスピーチを」と、かなり細かく時間を組んでおられますので、一晩に2、3か所、綱渡りのように時間を守りながら飛び込んでいくというような中で、受付で時間を取るというのは相当難しいことかなと、自分自身の経験から言えます。
その場合、招かれた場合にどうするか、ということが1つ課題だと思います。昨日、稲田大臣や菅官房長官が、何か改善の方策について考えていくということをおっしゃっていますので、あくまでも私の希望でございますけれども、各政党において、それぞれの党内で統一して、どのように改善するかを考えていただけると大変ありがたいと思っております」
上出義樹「フリーランス記者の上出義樹(かみでよしき)です。関連でお尋ねします。今、ご丁寧な説明がありました。ただ、おっしゃったように、一般の方は、えっ、領収書が白紙だなんて、普通確定申告でそんなことは、普通の人はあり得ないことですよね。大きく言えば、政治とカネの問題の根本的なことにもつながってくるので、政党助成金の問題だとか、政治資金パーティーそのものの在り方、これも含めた議論が必要だと思うのですが、そこまでいくと大きくなると思うので、とりあえず、今言われた各政党が調べる、あるいは大臣が所属されている自民党が責任を持って実態を調べるとか、それについての先頭を大臣が切られてですね、所管大臣として。そういうお考えはございませんか。まず、国民の疑念を取るための実態調査」
高市早苗「昨日も予算委員会の中でも説明申し上げましたが」
まず、政治資金パーティー収入は非課税のものでございます。それから、税金が投入されているものではございません。
それぞれの事務所が、パーティー参加の対価として販売に回るということでございますから、パーティー券の購入者については、パーティー券の金額も確定していますから、開催日より前に、場合によっては数か月前から販売を始めますが、パーティー券を販売した日、もしくは先方から購入費の振り込みがあった日に、日付や金額を記入して発行します。きちんとした領収書を発行することが可能でございます。特に相手が企業であった場合に、これは税制上の問題もありますから、しっかりとした領収書をみんなが発行していることは確信しています。
ただ、国会議員同士につきましては、先ほど申し上げましたように、当日になって封筒に封をした状態で持参される方が多うございます。これをその場で開封して金額を記入したら、近接した時間帯に来られる国会議員をお待たせしますし、並んでおられる国会議員の中に、冒頭にスピーチをされる方も混ざっていたりするので、受付を早くということで、今までのような対応になっていたのだろうと思っております。
今後、各党内で検討して、何か統一的なルールを作っていただいたらありがたいということを私が申し上げましたのは、政府の側から、全国会議員一律にこういう方法にしましょうと、法改正まで含めた検討をするのかどうかということになりますと、これも、かなり時間もかかってまいります。「領収書」もしくは「その他の支出を証すべき書面」というものを、私たちは報告書に添付をするわけでございますけれども、その場合に、そこの記載事項をどうして、誰によって書かれたものと、細かく法律で新たに規定するというよりは、それぞれの党内で改善できる方法というのはいくつか考えられるのではないかと思うのですね。断定的には言えません。
党の方で検討していただいたらありがたいと申し上げましたのですが、例えば、お互いに国会議員同士は招待をしあわないという方法もあるかもしれません。また、パーティーとしての会費金額以上は決して持参しないということで、その場で現金を支払っていただいて、定められた金額の領収書をお渡しするというような方法もあるかと思います。
1回受け取って、何の受取書も渡さずに後日領収書をお届けしますということになりますと、例えば、受付でその封筒を紛失してしまったというようなことが起きた場合に困ってしまいます。例えば、2万円というパーティーが非常に多いのですけれども、封筒を開封せずに2万円で一律領収書を渡していて、中身が1万円だったというような場合にまた問題が起きますから、これはそれぞれ党内で国民の皆様に疑念を持たれないように、しっかりと改善をしていただけたらありがたいと、個人的にはそう思います」
上出義樹「すみません、簡単に補足させてください。いま言われたこと、確かに技術的にはいろいろなこと、あると思います。技術的なことではなくて、一般の方が想像もしなかったような白紙領収書がまかり通っているとか、過去にも政治とカネの問題でびっくりするような、言えませんけど、いろんなことを聞いております。事務所間でいろんな問題ですね、カネのやりとりの問題で。そういうことも含めた、国民の不信を招きかねない体質について、こういう問題、根っこのような問題については、高市大臣はどのようにお考えでございますか」
高市早苗「私自身については、先ほど申し上げましたように、国会議員の方にこれから一切ご案内を出さないということにしたら、大変受付の手続きもスムーズにいきますし、後の事務的な処理、秘書の負担などもないということになりますけれども。
ただ、自分の経験で申し上げますと、まだ当選して間もない頃に、2期目ぐらいの時でしたかね、パーティーをいたしまして、先輩国会議員が来てくださって、その時に、私はパーティー券の2万円というのを前もって印字した領収書だけを用意していて、それを配って、あとから大変なことになりました。大変なお叱りをいただいた上に、事務所に帰ってみますと、例えば、2人分、3人分、同行される方の分も入れた金額がその中に入っていて、うちで発行した領収書では全然金額が足りていなかった、といった事態もあり、大変非常識ではないかという、そういうお叱りをいただいたこともありました。
国民の皆様の税金からいただくものに関する届出というのは、これは皆さんしっかりとした、正式の領収書を添付して出しておられると思います。私どもの政治団体、私に関係する政治団体で何かを購入した場合に、不完全な領収書を相手が発行された時は、大変なことでございます。事務所で必要なものを買って帰ってきたという時に、日付が入っていなかったり、例えば、私どもの政治団体の名称が間違っていたりしたような時に、もう一度こちらから出向いて書き直していただくという、大変困難な作業も含めて続けてまいりました。
これは、政治資金規正法の趣旨に基づいて、これは相手側、売った側の納税にも関わる部分でございますし、ここは正確に、きちっとやってきたつもりでございます。ただ、政治資金パーティーの当日の運営上は様々な困難があって、そういったことが続いてきたということです。
御指摘をいただきまして、これで国民の皆様が政治に対して不信を持たれるということでは何にもなりませんので、これは各党で、党内で一定のルールを決めるなり、現在の運用上での改善ということが、十分考えられるのではないかなと思っております」
松下読売新聞記者「関連ですみません、読売新聞の松下と申します。今回の領収書の件なのですけれども、総務省の手引き、会計責任者の手引きだと、追記については適当ではないというような記載もあったかと思います。そもそも論として、確かに党内での運用とか改善というのはあると思うのですけれども、総務省として今回発行側については、規定がないので問題はないという理屈だと思うのですけれども、この辺りについて、総務省として独自に検討する考えはないのでしょうか」
高市早苗「御指摘の手引きでございますが、総務省に設置された政治資金適正化委員会で作成されたものだと存じます。これは、私たちは、収支報告書を提出する前に、公認会計士や税理士などによって監査を受けております。その監査をされる方への1つの助言として作られたものでございます。その手引きもまた今後、監査人の方にも参考にしていただきながら、やっていかなければいけないと思います。
宛名について記入(手引きの記載)というのは、これは国会議員同士のパーティーの出席ということについては、相当難しい面も実はございます。といいますのは、ある国会議員が来られて、その議員の名刺と、会費があった場合に、その議員が御自身で出されたものなのか、もしくは政党支部で出金されたものなのか、政治資金管理団体で出金されたものなのか、主催者側には分かりません。
それからまた、よく私どもの選挙区でも困るのですが、自民党奈良県第二選挙区支部の『第二』の字が、正式には漢数字でなければいけないのですが、これを洋数字で書かれてしまっているとか、選挙区名を間違えられてしまっているというようなときに、再度、秘書が走り回って、かなり遠方まで出かけて書き直していただいたり、ということがたびたび発生しております。
宛名についての追記をしないというものは、これはなかなか実務上難しいかなということは、正直思っております」
笹川朝日新聞記者は「大臣は政治資金規正法上は問題ないという認識を示されました。ただ、法律上問題がないとはいえ」と、法律上問題はないことを前提に発言している。
10月6日の参議院予算委員会で共産党の小池晃は総務省自治行政局選挙部長の大泉淳一参考人から政治資金規正法第11条に書かれている政治団体会計責任者等の領収書の取扱いについて尋ねていてる。
政治資金規正法第11条「政治団体の会計責任者又は政治団体の代表者若しくは会計責任者と意思を通じて当該政治団体のために支出をした者は、一件五万円以上のすべての支出について、当該支出の目的、金額及び年月日を記載した領収書その他の支出を証すべき書面(以下「領収書等」という。)を徴さなければならない。ただし、これを徴し難い事情があるときは、この限りでない」
高市早苗も菅義偉も稲田朋美も、白紙領収書の遣り取りは「法律上問題はない」としたのは、政治資金規正法第11条の但し書き「これを徴し難い事情があるときは、この限りでない」を根拠にしているのだろう。
だが、国会議員は国民を代表している立場にある。「政治とカネ」の問題について常にクリーンでなければならない。当然、そうである以上、クリーンであることを常に心がける責任を国民に対して有しているはずだ。
「徴し難い事情」が決定的に回避不可能なら、「この限りでない」を適用することは許されもするが、高市早苗が言うように、稲田朋美も同様の趣旨で釈明しているが、「出向いたパーティーで、受付で金額を確認して、金額を記入して、領収書を受け取るということは、パーティーの運営上、相当無理がある」は政治資金パーティーの運営側と来客側が努力すれば解決可能なことで、決して決定的に回避不可能な事情ということはできない。
昨日のブログで、〈受付は二人一組で二組、三組と用意するものである。封筒を出し、領収書を受け取るのは政治家本人の場合もあるだろうが、多分政治家の秘書だろう。受付の一組二人のうちの一人が水引きであろうとなんだろうと金額の入った封筒を受け取りながら事務所の名前を尋ね、その名前を横で聞いていたもう一人が領収書に書き入れて、封筒を受け取った一人がそれを開封して金額を確認して、もう一人に伝えると、その一人がその金額を聞いてチェックライターで印字する役を務め、その役割を二組、三組と同時に担えば、混乱は生じないし、パーティーの円滑な運営に大きな支障を来たすといったこともない。〉と書いたが、高市早苗のこの記者会見を読んで新しく知り得たこと、新しく思いついたことの中から記すと、パーテーィー主催者側の努力として、受付に配置する秘書の数が足りなければ、アルバイトを雇うだけの努力を払ってもいいはずだし、来客側の努力としては、例え受付が混んだとしても、封筒を出すのは国会議員、書き上げるのに時間がかかる場合の領収書を受け取るのは秘書と役割分担すれば、「徴し難い事情」は簡単に解消するだけではなく、しっかりと金額と宛名と但し書きを書き込んだ領収書を受け取っていれば、国民の疑念を呼ばずに常に身の潔白を証明できる状況に自身を置くことができる。
秘書が国会議員に常に影のように付き添っていなければ、国会議員は一人前の行動ができないというわけではあるまい。愛人宅を訪れるのに秘書か運転手に車で送らせたとしても、家かマンションの前までで、建物の中に入るところからは一人で行動するはずである。パーティー会場に一人で入っていくぐらいは秘書が少し遅れてもできるはずである。
また、国会議員側とパーティー開催者側の、これも国会議員だが、こういった努力は高市早苗が言っているように各政党が話し合って統一的な改善点を見い出すといった種類のものではなく、常にクリーンであろうとする国会議員同士の単なる心掛けによって慣習とさせていく努力に過ぎない。
だが、そういった努力もせずに受付が混雑して来客に迷惑がかかるとの口実で白紙領収書の受取りを当たり前として金額と但書を来客の国会議員側で書き入れることを慣習としてきたというのは11条の但し書きの悪用以外の何ものでもない。
政治資金規正法第11条の但し書き「これを徴し難い事情があるときは、この限りでない」をいいことに、この但し書きに甘んじて、実際は利用してだろう、金額と宛名と但し書きを書き入れたしっかりとした領収書の受取りの努力もせず、これまで国会議員・閣僚が積み上げきた「政治とカネ」の問題に関わる国民の経験則からいって白紙領収書に金額を書き入れるのが国会議員側だとすると、そこに錬金術の可能性を疑わないわけにはいかなくなる。
高市早苗がこの可能性をあくまでもパーテイー会場の受付の混雑の問題と、その混雑に起因する各項目をしっかりと書き込んだ領収書の受取りの困難さの問題としているところにも、裏を返すと、白紙領収書を受け取ることの正当性の根拠としているところにも逆に錬金術を疑わなければならない一例としなければならない。
上出義樹フリーランス記者が「政治とカネ」の問題という本質的な観点から、「国民の不信を招きかねない体質について、こういう問題、根っこのような問題については、高市大臣はどのようにお考えでございますか」と質問したのに対して、その質問を無視して、まるで白紙領収書の問題はすべてこの点にあると言わんばかりにあくまでもパーティー参加者の人数の多さと受付の事務の煩雑さの問題にすり替えている。
例えば当選2期目辺りに会費2万円ということで前以て2万円の金額を印字した領収書を用意して政治資金パーティーを開いたところ、2人分、3人分と同行した者の金額が一緒に入っていた封筒の存在に気づかずに2万円の領収書を渡してしまい、後で叱られたと自身の経験を話して白紙領収書の問題をすべて受け付けの問題に誘導しようとしている。
しかし自身が国会議員として新人の身で初めての政治資金パーテイーを開催する場合、先輩国会議員等に主催者はどう振る舞ったらいいのかレクチャーを請うだろうし、雇われている秘書にしても自身が政界慣れしてない場合、知り合い国会議員のより永田通となっている秘書等に自分なりに秘書はどう振る舞うべきかのレクチャーを請い、失態・失敬のないように心掛けるものであるし、政界入りが現役国会議員の手引きを受けてのことなら、現役国会議員は自分の忠実な子分に育てるべく、政治資金パーティーの開催に限らず様々にレクチャーをしたがるだろう。
何よりも少ない金額の領収書を発行すること自体が相手に対して大変失礼なことであるばかりか、発行者自身がゴマカシたと疑われることになる恐れもあるのだから、パーティ券が2万円であっても、同行者分のカネが入っているケースがあるとレクチャーを受けていないというのは先ず考えられない。
万が一レクチャーを頼むことも受けることもしていなかったとしても、何も知らないままに闇雲に初めての政治資金パーティーを開くはずはない。せめて初めての政治資金パーティーを開くにはどうしたらいいか、方法と注意点を書いたハウツー本を購入して読んだはずだ。
でなければ、開くことさえできない。
高市早苗はまた領収書の宛名の記入について、「ある国会議員が来られて、その議員の名刺と、会費があった場合に、その議員が御自身で出されたものなのか、もしくは政党支部で出金されたものなのか、政治資金管理団体で出金されたものなのか、主催者側には分かりません」と言って、受付事務の困難さに言及して、暗に領収書を白紙で出すことの正当性を主張しているが、封筒には必ず会費支払者の名前を記入する。
封筒に名前を記入しない、領収書も白紙発行であったなら、誰と誰がパーティーに参加したのか誰がいくら会費を支払ったのか、明細な記録を残しておくことができなくなる。
国会議員が自分のカネから会費を出すことは滅多にないことだと思うが、万が一そうであった場合は封筒に自身の名前を書くはずだから、何も問題はない。もし政党支部や政治資金管理団体からの支出なら、カネの出所を封筒に書くことになるだろう。
なぜなら、政党支部か政治資金管理団体からの支出でありながら、封筒に自身の名前を書けば、自身宛の領収書が発行されるのは当たり前で、結果自身の支出となって、政治資金収支報告書に記入できなくなるくらいの常識を弁えていない国会議員は存在しないはずだ。
封筒に政党支部、あるいは政治資金管理団体の名前だけ書いたのでは物足りない、自身の存在を主張したければ、それらの名前の横に自身の名前を支部・団体の代表者として書き入れいればいいことであるし、既にそういったことをしているはずである。
さらには受付係がレクチャーを受けて間違えてはならない重要な注意点としていなければならないはずだが、「自民党奈良県第二選挙区支部の『第二』の字が、正式には漢数字でなければいけないのですが、これを洋数字で書かれてしまっている」といった例を上げて、くどい程に受付の事務の面倒さとそれゆえに受付のところで出来する参加者の混雑の例に付け加えて、間接的にこれでもかと白紙領収書の正当性を言い立てている。
そうせざるを得ないのは錬金術の可能性があるとか、錬金術の疑いがあるといったことではなく、白紙領収書を錬金術の道具そのものとしているからだろう。
そうでなければ、国民に「政治とカネ」の問題で疑念を持たれないよう、クリーンであることを常に心がける努力をする。
錬金術の道具としているから、白紙領収書問題を受付の技術的な問題と受付での来客の混雑の問題に矮小化しなければならなかった。
そして高市早苗は狡猾にも矮小化したそれらの問題を各党が考える改善策だとする相対化によって白紙領収書の問題の幕引きを謀ろうとしている。
それを成功させることによって、高市早苗やその他は罪逃れと責任逃れが成功する。