北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】富士学校開校70周年富士駐屯地祭(2)富校長中村裕亮陸将の巡閲(2024-07-21)

2024-09-21 20:24:41 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■防衛力の抜本強化
 防衛力の抜本強化が叫ばれる中で空虚に響くように感じるのはこうして並ぶ装備の数についてなのです。

 整列した戦車と機械化部隊の前を部隊が行進して進入を開始しました。いよいよ富士学校祭の、はじまりだ。撮影位置は決めて機材などを集積しているのですけれども、こういう情景は若干撮影位置を移動しただけで大きく印象が変わる、少し動いて撮影へ。

 式典に参加する装備品は年々減っている、特に戦車教導隊がここ富士駐屯地から駒門駐屯地へ、つまり16kmほど南に移駐してしまいまして、式典に参加するためには戦車で自走しなければならない、という事情と、中隊数が減ったということと相乗の理由があり。

 防衛力の抜本強化、こうしたなかで陸上自衛隊を取り巻く潮流は大渦を巻いているというのが実情で、反撃能力整備ということで自衛隊に新しく島嶼部防衛用極超音速滑空弾の大隊が新編される計画と、地対艦ミサイルの射程が大幅に延伸し任務が多様化することに。

 反撃能力、といいますと個人的にはF-2支援戦闘機で、つまり戦闘機と呼ばれる前の時代、レーザー誘導爆弾なんかを装備して策源地攻撃を行うものだ、といわれていたのが1990年代終わりから2000年代初頭、その後はF-15にJASSMを搭載するといわれていた。

 反撃能力は航空自衛隊の航空打撃力が主力であるといわれて、いやいや海上自衛隊にもトマホークが必要、ともいわれていたものの、陸上自衛隊の地対地ミサイルを延伸して中国内陸部を狙う、という発想はなかなかこれまで無かった、そんな時代が長い。

 富士学校長中村裕亮陸将の巡閲、第7師団長を務めたかた。特科部隊が中国本土とミサイル戦を担う、これがいまの防衛力整備計画の骨子となっていて、建前で会っても今後数年で富士学校祭ではミサイル部隊が戦車に変わる陸上自衛隊の屋台骨として並ぶこととなる。

 中村陸将は8月に退官されまして、この話題を掲載している現時点では兒玉陸将が富士学校長をつとめています。退官は8月1日となっていますので、思えば富士学校祭の十日後に退官、そんなことこの撮影の時点では知りませんけれど、学校祭が最後の大仕事、と。

 第7師団長を務めた富士学校長中村陸将、後任の兒玉陸将は第1師団長をへて富士学校長、人事発令は8月2日付ということですが、特科が屋台骨を担う一方、自衛隊には第1特科団と最近新編の第2特科団しか団長の補職先がなく、今後は変革されるのだろうか。

 観閲行進準備の号令、整列していた部隊は早走りで車両の位置へと戻ります。あと数年間でこの車両も大きく変容してゆく、特にパジェロこと1-1/2tトラックなどは、欧州を見ますと市販SUVに迷彩を施す事例も増えています、インプレッサとかあり得るのかも。

 富士教導団長豊田龍二陸将補の10式戦車による観閲行進、まだまだ、陸上自衛隊の看板装備というのは10式戦車なのだなあと思い安心します、有視界で直接照準を行う距離まで国土で相手を迎え撃つ、国土の国民は大変なことになりますが、専守防衛そのもの。

 団本部と本部付隊の観閲行進、わたしがどうしてもわからないのは、日本が戦争に巻き込まれるとして、国民と政治は防衛について同床異夢があるところをなぜすりあわせないのか、ということ。専守防衛とは国土、国民が住み財産が並ぶ本土を戦場とするのだ。

 専守防衛という、憲法上許された自衛権の行使、これを遵守する場合は日本国土が戦場となるのであって、これを本当に国民が支持しているのか。かといって習近平万歳とかプーチン万歳を叫ぶべく降伏して人権を損なうことも支持しまい、が憲法は現状なのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】カブールC550-CAVOUR日本初寄港(1)観音崎から早朝の浦賀水道を一望(2022-09-05)

2024-09-19 20:00:29 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■C550-CAVOUR
 この夏最大の撮影計画というのはラファールでもスイーツでもなくイタリア海軍の航空母艦でした。

 カブール、見えた、というのは率直な感想でしょうか。ここまでがながかった。京都駅から横須賀駅まで526km、新幹線を使っても三時間以上を要します、ですので、もう入港してしまったのではないか、この撮影位置は正解だったのか、と焦燥感を感じた先の答え合わせの時間だ。

 観音崎、ここは京浜急行の浦賀駅から路線バスの旅、というほど距離は無いにしても空母を撮るぞという決心とくらべますとあまりにゆったりと進んだ路線バスでの浦賀駅からの移動の先に、バス停から更に進んだ先の撮影位置となっていまして、遠かった。

 海上保安庁の東京湾海上交通センターというのがありまして、いやこの観音崎にセンターは置かれているのですが、同時にこの東京湾海上交通センターが浦賀水道を航行します巨大船航行情報を開示しています、ここにイタリアの官船が航行するという。これか、これだ。とおもう。

 東京の友人が、明日カブールとおもわれる巨大船が通ると東京湾海上交通センターの情報開示があったよ、と教えてくれたのは前日の1830時、カブールは八月下旬に横須賀入港、とNHK報道でも情報がありましたので、いつでも横須賀にいく準備はしていた。

 明日入港、この情報、海上自衛隊HPの情報ばかりみていましたわたしには、そうかそっちか、と驚くとともに、15分で準備し、仕事の予定を組み替えて、そこから新幹線に乗る予定ですが、間に合わなければ高速バスを使う計画でした、ここに僥倖がありまして。

 東海道新幹線、豪雨により一時運転見合わせ。これ、見方を変えればこの日のうちに目的地がある方には、間に合わない、となるのかもしれませんが、この日のうちに東京か横浜まで出たい、というわたしには僥倖、終電が伸びることをいみしました。

 準備に十五分、四十秒で支度しな、というわけには、機材の関係もあり難しかったのですけれども、ここまで応急出動のような短時間で、カメラ、充電器、端末、防滴、通信機器、光学機器、一揃い詰め込んで出発できたのは、過去に無いかもしれない。

 横浜で一泊して、始発の、つまり普通電車、浦賀行きの京浜急行に乗ります、特急はまだ運行されていない。途中で脚立を持ち込んでいる方が来て、安針台のあたりで次々と降りてゆきました、フリーの電気工事士が冷房工事、にはみえず、やはり撮影か。

 観音崎で撮る、こう事前に決めて、それは空母クイーンエリザベス撮影の際の成功体験があるとともに、浦賀水道はそれほど広くなく、入港の際に東側航路を航行する際に艦橋手前の艦載機が見える位置関係、ということで撮影位置としたのですけれども不安も。

 観音崎をもう通過しているということは無いよなあ、こう憂慮したのはカブール入港時間の発表は二転三転していて0400時通過というものもあった、今回も急に変わっていまいか、後々考えると心配性だなあ、といわれるかもしれないけれども、この時点では。

 路線バスで観音崎に到着して、一応、灯台のところまで登ってみたり、いや開く前だと降りてみたり、ちょっと右往左往という言葉が似合う感じの撮影位置を探した上で、クイーンエリザベス撮影とほぼほぼ同じ位置に腰を、いや椅子を下ろしたということ。

 カブール、よく撮影できている、といっていい位置は確保できた。逆光気味だけれども曇天なのでそれほどではない、靄は若干感じなくも無いが、それは距離が10km以上先、京都駅から北大路駅を撮っているようなものなのだから靄では無く霞、いい位置です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】百里基地ラファール日仏共同訓練【2】F-2飛び始めた基地の朝(2024-07-19)

2024-09-15 20:23:25 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■A-330-MRTT
 A-330-MRTTがそろそろ着陸するだろうというところでF-2の離陸が始りましてラファールのお迎えだろうかと話題に。

 F-2戦闘機の離陸、百里といえばF-2,と慣れるにはまだまだ時間がかかるのだけれども、わたしが防衛というものに興味を持った頃には百里といえばF-15二個飛行体の基地でした、その前はファントムのマザースコードロン、そしてファントムの基地へ回帰し。

 バイパーゼロという、愛称はこれ世界的に見ると三菱F-2の愛称として定着しているのだろうか、とにもかくにも次々と離陸しているようにみえるのだけれども、実のところ今百里には1個飛行隊、この第3飛行隊が置かれているだけなので数に限りが。

 フランス空軍のエアバスA-330MRTT空中給油輸送機の百里基地到着、今回のラファール戦闘機展開に際して、実現を支えたのは膨大なかずの空中給油輸送機による給油支援となっていまして、実際のところ戦闘機を若干数移動させるだけでもこの大仕掛け。

 A-330MRTTは、航空自衛隊が採用したKC-46A空中給油輸送機よりも大型であり、エアバスは日本の次期空中給油機選定に自信を持って提示したものの既存のKC-767の延長線上にあるKC-46A採用となり、不満を持って抗議文を提出したこともまだ記憶に残る。

 G-3Xの写真、このカメラはズームが利くのだけれども、センサーサイズが1型センサーと、一眼レフのAPS-Cセンサーよりも大分センサーが小さく、要するにサブカメラとして使っている、だけれどもサブカメラにしてはしっかり写っているので多少は満足だ。

 LUMIXなど、G-3X以外にも比較的小型で超望遠ズームの性能を誇るデジタルカメラはいくつかありまして、このG-3Xも現在二代目、初代のものは異音とともに、けっこう酷使しているので外見などは歴戦そのもの、二代目も永遠に使えるわけではないのです。

 光学ズーム600mm、妥協して400mmでデジタルズームが2400mmといいたいところだけれども現実を見て1600mmくらい、最低でも1型センサー程度のセンサーを備え、レリーズを装着することが可能というカメラ、市場にはこの数年後、どんなのが残るのかなあ。

 百里基地撮影がそれほど経験がない、といいますか航空祭で入った回数のほうが多いというわたしは、どの方角に旋回するのかという視点からの撮影位置というものが今ひとつ、小松基地や岐阜基地に小牧基地ほど詳しくなく、旋回を見送るばかり。

 EOS-7Dの一眼レフによる撮影に重点を置いているものですから、G3Xはレリーズを使ってシャッターを切っていて、写っていてくれよ、と願いながら一眼レフの操作に集中しているものだけれども、こうやって見るとまあまあカンが当たっていて驚く。

 F-2戦闘機が旋回してゆく。ラファールのお迎えなのか、まあ、少なくともスクランブル発進ではないよね、とまわりで確認するように相づちをかえしたりとほのぼのした雰囲気が、漂わせたいのですが、何しろこの日は気温がものすごい、北関東でさえ。

 A-330MRTTに歓迎の放水の様子が見えますと、いいなあ、というつぶやき声が上がった、なるほど、水浴びしたいほどの温度、ということなのだよね。水浴びかあ、ちょっと北上すると大洗という関東最大の海水浴場があるのだけれども、水温どうなんだろう。

 大洗の海水浴場、水温が低いのならばざぶうんと海水浴にでも立ち寄りたいものだけれども、当面はラファールを待たなければなりません、戦闘機よりも鈍足名空中給油機のほうが先行するのだなあ、と不思議に思いながら、直射日光とまち時間の戦いなのです。

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【G3X撮影速報】久居駐屯地創設72周年記念行事【6】カールグスタフ84mm無反動砲(2024-04-07)

2024-09-14 20:00:05 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■普通科部隊訓練展示
 カールグスタフ84mm無反動砲は予備保管されていたものが再度配備されたというものなので、来年度防衛予算概算要求の戦車保管等の予算はこれまで退役装備の保管が無かったわけでゃ無い事を示す。

 84mm無反動砲を構える、仮設敵の装甲車が前進してきましたので、一時用途廃止となり01式軽対戦車誘導弾に置き換わっていたハチヨンですが、最近、多用途ガンとして現役復帰で倉庫から戻ってきたもので応戦、旧型なので16kgと重い。

 敵BTR-87前進、仮設敵の87式偵察警戒車が前進してきます。25mm機関砲は、最近のボクサーやAMVといった装甲車の正面が30mm機関砲弾に耐えることから時代遅れになりつつあるけれども、我が国の軽装甲機動車や96式装輪装甲車には脅威だ。

 UH-1ヘリボーン、まず相手の広報を迂回攻撃する必要を痛感したわが方の指揮官はヘリボーンにより遊撃隊を後方に向かわせることとした、丸見えだけれども訓練展示なので遠い鈴鹿山脈を思い浮かべて迂回しているとおもっていただきたい。

 ヘリボーン、陸上自衛隊ではこのUH-1Jの改良型で双発のUH-2をガンシップ化して、AH-1S対戦車ヘリコプター後継の無人機がそろうまで繋ぎとする計画のようですが、大丈夫なのか、ヘリボーンを行う以上は護衛と支援は必要だけれども。

 軽装甲機動車前進、ヘリボーンにより仮設敵の後方遮断のめどが立ったのを受け、33連隊は攻勢に転じました。中部方面隊で最初にこの装備が配備された33連隊、後継のハーケイかイーグルⅣの配備もこの連隊からとなるのだろうなあ。

 普通科の突撃、過去の訓練展示では74式戦車とともに前進していましたのが、いまはもう戦車が退役してしまったので、肉弾攻撃だ。実践でやると大変なことになるので、ハーケイとパトリアAMV装甲車が早く配備されるように願うばかりで。

 カールグスタフ、いわんこっちゃない敵逆襲部隊の装甲車がやってきた、という状況に軽装甲機動車から下車展開した84mm無反動砲が展開して、射撃、撃退、そう簡単にいくかと問われると、まあ、訓練展示だし敵装甲車は、こんな感じでしょう。

 小銃射撃、仮設敵の前衛に猛烈な射撃を加える、89式小銃は昭和と平成の境界に制式化された装備なのですが、新しい設計かと言われると難しいものの、古さは感じない、というよりも20式小銃とちがって無駄がない軍用銃という印象のもの。

 状況終了、これで日本は平和になった。突撃支援にFH-70榴弾砲が空包射撃をおこなうなど、迫力はあったのですけれども、配備間もない16式機動戦闘車が遠い豊川駐屯地に駐屯している関係で、登場しなかったのがちょっと寂しいとおもうのだ。

 小銃点検、状況終了となりますとこうなる。薬莢がそろっているかとかね。89式小銃の排莢不良の原因は薬莢受けが原因といい、これはM-4A1の民間型のAR-15に薬莢受けをつけてももっとひどい不良率という。改修の必要性はあるが、不良はねえ。

 仮設敵の並び、みんななかよく。この式典と訓練展示は久居駐屯地に隣接する久居訓練場で行われていまして、駐屯地も開放されています。資料館とかをみることはできるのですが、この界隈は寺社仏閣、伊勢神宮もあったりするので、巡りたい訳で。

 BTR-87の撤収、今年はスタンド席が広く開放されていて、それでいて入場者もそれほど多くはなかったので、写真撮影は容易でした。この夏の四日市みなと祭りや明野AH-64Eなどなど、三重県、今年はいいことが多い。そんな感じで、撤収しました。

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【G3X撮影速報】春日井駐屯地創設57周年記念行事(2)荒川連隊長訓示と観閲行進井澤大隊長の敬礼(2024-07-07)

2024-09-08 20:00:10 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■酷暑の中の駐屯地祭
 春日井駐屯地祭から早いもので荷揚げつが経ているのですが若干気温が下がったものの涼しいとは程遠くあの高温が二カ月を超えているという。

 巡閲、荒川連隊長が車上から整列した部隊を巡閲します。前はここに第10偵察隊も、いやこのうしろの隊舎が第10偵察隊の隊舎だったのですが。それでも師団の戦闘工兵である第10施設大隊はじめ駐屯地各部隊がずらりと暑い中、ならんでいます。

 訓辞、です。が、気温がものすごく高かった関係で、ちょっとみているとうほうも朦朧とするほとでした。これ、毎年三月に行っていますが、七月でもう車載温度計が41度、この気温だけはものすごく印象に残っているのですよ、ほんとうに、ね。

 指揮官訓辞、春日井市の気象台の発表した気温は38度ですが、この日、かすがい駐屯地のある愛知県のお隣静岡県は実際、気温40度まで上昇しましたので、危険なあつさ。ローソンで買った凍ったペットボトル飲料も二時間で溶けてしまい。

 青空と整列した部隊、夏の暑さは昔、というか1990年代は30度前後であったのが2020年代は40度手前を右往左往しているという状況ですので、ヒートストレスという単語ではなく、もう少し真剣な体制で隊員の体調管理のための装備、冷却装備が要る。

 佐藤議員、いつもの佐藤節です。定期的にきかないと体調不良になってしまう、けれども、防衛費は7兆円規模にまで拡充し、ようやく足りないものをそろえられるようになったことは確か。食事と居住環境と、冷却装備、全力で取り組んでもらいたい。

 祝辞、熱すぎたからですが、この方どなたでしょうか、祝辞をほんとうに完結に、部隊のみなさんおめでとう、と20秒くらいでまとめた議員三階まして、昔の大津市の目片市長のような熱いときの簡潔な訓辞に、おもわず拍手がわき起こりました。

 観閲行進準備、さて、ようやく、隊員さんは直射日光41度の整列からかいほうされます。装備によっては車両に冷房が搭載されているという時代だ、といいますか、最近高機動車にもようやく冷房が装備されはじめた時代ですが、はやく標準装備してほしい。

 指揮官も徒歩で観閲行進準備、すごいなあと思ったのは大津とかで暑い日ですと、熱中症で昏倒してしまう隊員さんがでるのですが、かすがいはみている限りでは一人もそういう状況がない、指揮官と衛生のかたの熱中症対策のたまもの、なのか。

 後方支援連隊本部管理中隊待機位置へ。観閲行進、施設部隊と後方支援部隊ですので徒歩行進はありません、車両行進だけですので動きがすばやく、こう、指揮官の車列の後ろにつづくのは車両に車両と車両、という機械化された観閲行進で。

 観閲行進と敬礼、観閲台にも天幕が張られていますのは直射日光の強さ故で。パジェロにはいちおう冷房が、試作車の頃から最新型まで標準装備されているのですけれども、指揮官はこういう式典のさいには冷房とは無縁、大変だが指揮官の務め。

 井澤孝二2佐、施設大隊長の敬礼、信頼一丸や即動必遂をかかげて強い部隊造りを担う。前は東部方面隊装備部施設課建設班長をつとめていましたが、大久保の第7施設群第381施設中隊長などもつとめたという、施設科幹部という経歴のかた。

 パジェロ、スタンド席ががらがらというほどに閑散としていましたので、観閲行進を余裕もって撮影できるほどでした。しかし、この日はほかに駐屯地祭などはないのですが、いつも見かけるかたが一人もいないというのが、ちょっと寂しいですね。

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【G3X撮影速報】小牧基地航空祭2024【7】明日起るかもしれぬ緊張-邦人救出体験(2024-03-03)

2024-09-01 20:00:09 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■邦人救出体験
 アフリカや中央アジアと中東の紛争地域へ自衛隊機が邦人輸送任務へ派遣される実例が既にでています。

 みなさん落ち着いてください!、早く逃げないと乗せてくれ!、落ち着いて番号順に、次の輸送機は必ず来ます!、おかあさんはどこっ!、子供が子供がおらんのやっ!、敵襲対戦車戦闘用意っ!、パンツァーファウストを持って集合っ!。という騒ぎはない。

 小牧基地航空祭、C-130H輸送機による邦人救出任務体験、これは飛行展示がほぼ完了したところにて開始されていまして、いや、航空祭開門と同時に体験手続きが先着順で行われていまして、ここに居の一番に駆け付けるところからある種、状況開始で。

 C-130H輸送機、続々と動き出していますが、開門と同時に我先にと走ってゆきまして、その先で限られた数の体験受付で参加証を確保するまでが、いわば、紛争地で取り残される焦燥感を丸ごと体験できる、といってみるのも、言い過ぎではないでしょう。

 邦人救出任務体験、89式小銃のエアガンで武装して武装勢力を打ち負かす体験型イベント、ではなく、単に参加するのは助けられる側、となっています。助ける側をやりたい方は、31歳までの方は地方協力本部へ、それ以上の方は予備自衛官補の要綱を。

 基地内を紛争地に見立てて、という状況なのですけれども、これ、真面目に撮影していますと、これまでは邦人救出訓練のなかなかみられないという状況を見せてもらったこともあるのですけれども、一般の方が多数参加しているだけありまして、臨場感が。

 航空祭の展示の一環、それは分かっているのですが、この数年間、自衛隊に邦人救出に関する輸送命令が発令される事がある程度実際に発生しています、そしてそれは場合によっては、レバノンやイスラエルやイランで、いままさに起こる可能性さえ。

 実任務、この話題をあらかじめ文章として作成して、掲載前に実際に起こってしまう、という事も考えられるわけですので、その現実感が、写真を撮影している側にも臨場感、恐らく実際の状況に報道で入るならばこういう工事になるのだろうなあ、と考えて。

 滑走路まで行かずに誘導路を一周して戻って来るだけ、と言われればそれだけなのですが、航空自衛隊としては、というよりもこの第1輸送航空隊、不特定多数の集団を対象として輸送機に誘導し、安全に乗せて、そして戻ってきて降ろす一連を訓練している。

 体験搭乗でもこれだけの数のC-130Hを動員する事はないでしょうし、これ、自衛隊としても経験といいますか訓練になんているのだろうなあ、と考えるのです。すると、次回同様の試みの際にはてまえに、軽装甲機動車を警備部隊としておいてほしいなあ。

 実戦、と言った方が実任務よりも通りが良いのでしょうか、自衛隊は国際紛争における戦闘、という意味での実戦は経験していませんし、自衛隊法に基づく防衛出動命令も発令されたことはありません、ただ、その可能性と蓋然性は年々、現実味を帯びて。

 延々と続く邦人救出任務体験、G3Xの超望遠ズーム機能を駆使しますと、望遠の圧縮効果で迫力ある構図となってくれるのですが、これが一種のアトラクション的なかたちで楽しめるというのは、今現在の日本が平和なのだからだよなあ、とかみしめるのだ。

 C-2輸送機を背後にC-130H輸送機、さてさて、丁度よい頃合いでしたのでこのあたりにて航空祭は撤収する事としました。飛行展示の規模は兎も角、こう、工夫された展示が多いというのは感心しつつ、飛行展示の規模の背景と能登半島地震を思い出しました。

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【G3X撮影速報】阪神基地サマーフェスタ2024(1)神戸でイージス艦まや一般公開(2024-07-14)

2024-08-31 20:00:04 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■阪基サマーフェスタ
 曇天だけれども蒸し暑さが頂点を超えていて息苦しいような最中に海辺だから涼しいのではないかと神戸市へ。

 阪神基地サマーフェスタ、やってきたのはいいのですが一番の目的はイージス艦まや、そう、並んでいないように見えるのですね。しかし、これ、まや前には防波堤がありまして、その防波堤の向こうは行列でもうものすごいことになっていると。

 まや、竣工間もない頃に神戸港入港となりましたのは2020年でしたか、このころは今では考えられないほどCOVID-19が深刻な時代でしたが、防護マスクまで備えてチャーター船で海上から撮影したというのもいまではいいおもいでとなっています。

 こんごう型ミサイル護衛艦が1993年竣工ですので今年で艦齢31年、いちおうイージスシステム搭載護衛艦の設計は始まっているのですが、まや型を先行して量産したほうが、新型艦はものすごい建造費となっていますので、まや型の割安感が際だつ。

 あおしま、すがしま型掃海艇9番艇、母港はここ阪神基地です。呉地方隊第42掃海隊がここ阪神基地に配備されていまして、こういいますのも阪神大震災で大打撃を受けるまでは神戸港は世界最大の貨物取り扱い量の重要港湾、航路防衛のためでした。

 すがしま型掃海艇は木造船体を採用していますので、機雷掃海には有利なのですが船体寿命のほうはそれほどながくありません、9番艇ではあるのですけれども、あおしま、船体も木製であることが塗料の奥にみえて、今の内に撮影しておきたい。

 第42掃海隊の任務は日施掃海といい、あおしま含め有事の際には由良水道から紀伊水道まで、敵潜水艦などによる機雷敷設を毎日掃海艇が確認することで、機雷被害がでる前に機雷を発見することが任務とされていますが、最近の機雷は高性能化すすむ。

 伊勢湾機雷戦訓練などをみてみますと、あおしま、いや、みやじま、第1掃海隊のかたの話で、やはり機雷は見つかりにくいという。昔ながらの係維機雷ならば発見は簡単だけれども、そんなものは潜水艦でわざわざ敷設にくることはなく、新型がくる。

 あおしま、訓練ではそれこそ一日一発を順次掃討してゆくような印象で、昨日は一発発見しました、という感じ。もっとも、潜水艦に乗せられる機雷の数は限られていますし、対潜警戒も厳重ですから水道に侵入することからまず難しいのだけれども。

 あおしま。さて、残念なのは一般公開されていなかった、特別公開でした。掃海艇は個室も多く、食事の内容も融通が利くといいまして、波浪の際には訓練中止とか、船体が小型とかで上陸の機会も多く、乗り心地はすごくいいとは聞くのですね。

 いそしお。おやしお型潜水艦5番艦、2002年に竣工しましたので海上自衛隊の潜水艦としてはけっこうなベテランさん。水中排水量4000tと通常動力潜水艦としては世界的にみて大きく、妙に小型のフランス海軍リュビ級攻撃型原潜よりも大きかったりする。

 おやしお型潜水艦は安倍政権時代の潜水艦拡充、16隻体制から22隻体制への増強が決定し、それまで16年で現役から退いていた潜水艦を、それなりの基幹運用するようになっています。いそしお、しかしみていてそう古いという印象は、うけないのですね。

 いそしお、甲板一般公開がおこなわれていましたけれども、これ長蛇の列、つづく。むかし、横須賀で、みちしお、だったかな、甲板一般公開された際には並ぶこともなくすぐ乗れた、横須賀サマーフェスタをすこし懐かしく思い出したのでした。

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【G3X撮影速報】中部方面混成団創設17周年記念行事【4】03式中距離地対空誘導弾と16式機動戦闘車(2024-04-27)

2024-08-29 20:11:16 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■偵察戦闘大隊と自衛隊体操
 大津駐屯地祭の観閲行進は教育大隊や陸曹教育隊と即応予備自衛官部隊の行進に続いてミサイル等の行進へと。

 03式中距離地対空誘導弾、観閲行進は重装備の行進となりまして青野原駐屯地の第8高射特科群の車両が進んできました。NSAMSミサイルなどAMRAAMを転用したミサイルが開発されていますが、いちから開発したため、短距離弾道弾などにも迎撃の余地が。

 92式浮橋、こちらは宇治市の大久保は第4施設団より参加しました、これだけですとわかりにくいですが、一つ一つが畳まれた橋桁となっていて、これを川面に浮かべて、そして一つ一つをつないで、流れないようボートで押し、淀川でもどこでも架橋する。

 FH-70榴弾砲、1ー1、と書いてあるので一年一組、というわけではなく姫路駐屯地で編成完結した中部方面特科連隊第1大隊第1中隊のもの。39口径155mm榴弾砲、旧式化しているように思われたけれども、火砲よりも最近は砲弾の方が進化している実状だ。

 87式偵察警戒車、古くはなってきましたが老朽化というよりも具体的には、暗視装置の水準や威力偵察に25mm機関砲があればという発想が少々古くて、しかも偵察隊全体でこれが5両しかないというのが。前衛を突破するには30両くらい集めないと、と。

 16式機動戦闘車、偵察戦闘大隊の装備です、具体的には87式偵察警戒車が偵察中隊の装備でこちらは戦闘中隊の装備、105mm砲を装備している。26tしかないので防御力は38t且つ小振りの74式戦車よりも大きなこの機動戦闘車は、ちょっと不安がある。

 74式戦車と比較して、と防御力に懸念があったのですが大丈夫、追加装甲3型という、道路用中央分離帯ブロックのような大きさの追加装甲が車体前面に装着できまして、これならば、最近は戦車砲弾は多目的榴弾が多く、なんとかなるのかもしれない。

 機甲師団である第7師団の第7偵察隊は戦闘偵察小隊という編成をとっていて、戦車分隊と小銃分隊と迫撃砲分隊という編成、戦車2両と装甲車2両に迫撃砲をそなえた装甲車という編成の部隊がある、これを機動戦闘車などで再現できないものだろうか。

 87式偵察警戒車の後継に偵察戦闘車が16式機動戦闘車の派生型として開発中で、歩兵戦闘車型と自走迫撃砲型というのも開発中です。戦闘偵察小隊として、16式機動戦闘車2両に歩兵戦闘車2両と偵察戦闘車1両に自走迫撃砲1両、という6両編成なんて、ね。

 16式機動戦闘車と派生型の装備からなる戦闘小隊を3個基幹として中隊を編成して、これを2個中隊基幹としてさらに電子偵察小隊や無人偵察機小隊を加えた本部管理中隊とともに偵察戦闘大隊を編成できれば、前衛を、突破は無理でも迂回は、できるか。

 自衛隊体操、観閲行進は無事終了しまして、つづいて自衛隊体操が、はじまる。これ、迫力はあるのですが、この日の大津駐屯地祭はスタンド席がないなど、会場の配置がちょっと違っていましたので、訓練展示撮影位置を探すべく右往左往していました。

 体操、とはいうのですがまるまる一個大隊が体操するものですから、映画の"ハワイマレー沖海戦"の予科練体操、ほどではないにしても迫力がありました。昔はここに110教育大隊を加えた2個大隊による体操が行われて、すごい迫力だったなあ。

 訓練展示準備、観閲行進が完了しまして自衛隊体操も完了、いよいよ駐屯地記念行事は琵琶湖畔に砲声がとどろくことになる訓練展示の準備となりました、さあ、16式機動戦闘車のエンジン音も聞こえるようになり、撮影場所もいいところにとれました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】練習艦隊江田島出航二〇二四【6】近海練習航海部隊・外洋練習航海部隊出航(2024-03-16)

2024-08-25 20:00:27 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■むらさめさんだよー
 艦番号がロービジ塗装となったあとの護衛艦むらさめ撮影はある意味新鮮なのです。

 むらさめさんだよー。第二世代型汎用護衛艦、第一世代型汎用護衛艦一番艦が護衛艦はつゆき、満載排水量は4000tでしたので、むらさめ満載排水量6200tというのは非常に大型化し、そして乗員も自動化により195名から165名へと省力化できた。

 次世代の汎用護衛艦、いままさに研究開発段階となっているのですけれども、重要なのは居住性、護衛艦を職場に選ぶ若者を確保する、という事なのではないかな、と思うのですね。それは過去、未来の護衛艦という話題を“世界の艦船”誌が特集した際に。

 水上打撃力強化とかトマホーク搭載とかステルス設計云々と軍事評論家や軍事ヒョーロン家が持論を挙げる中で、海上自衛隊OBの方はただ一人、帰りたくなる我が家、そんな視点を挙げました。それは居住性を犠牲にしてはならない、ということですね。

 45型防空駆逐艦、イギリス海軍の、初めて東京港を親善訪問した際には撮影させていただいたものですが、その駆逐艦は艦内を極力個室として、特に士官は個室、そしてパブやサロンのような多目的区画を配置し、半年単位の任務に備えていた点が印象的で。

 船体が大型化することによる弊害、というものを考えますと一つはダメージコントロールの負担増大、一つはステルス性の問題、というものが思い浮かびます。ただ、人的リソース確保の観点からしますと、現状の居住性でよいのか、とはおもうところでして。

 サンライズ瀬戸、サンライズ出雲、あのBコンパートメント程度の居住空間を科員居住区に確保するということは不可能ではないのではないか、と。具体的にはステルス設計により上部構造物も船体も傾斜により使用しない区画が生まれる訳で、此処を使えば。

 更に日本の護衛艦の場合は禁酒ではあるのですけれども、1990年代までは週末の飲酒許可などが、PKO派遣の際の同乗ルポなどに記されていた訳で、再度の飲酒許可といいますか、艦内に時間限定で欧州艦のパブやBARにあたる施設を造っていいのではないか。

 帝国海軍の時代には艦内飲酒は許可されていたのですし、現代の視点から見ましても艦内飲酒を許可していないのは日米と、あと台湾海軍、回教国の艦艇くらいではないか、中国は飲酒事故が90年代に多発して、そのあと禁止されたとも聞くのですけれども。

 将来の護衛艦、FFM多機能護衛艦がFFGミサイルフリゲイトに発展するくらいですので、例えばトマホークやスタンダードSM-6を搭載しても、レーザー砲やレールガンを備えていても驚かないのですが、居住性が今のままであれば、ちょっと時代錯誤と思う。

 練習艦隊出航、この話題を考えると少々脱線が、とおもうのですけれども、これから新任幹部として、そして外洋練習航海部隊の参加者はそのまま飛行幹部となり、艦隊航空の主力を担う要員が乗艦しているのですから、母艦についてこう考えてしまうのです。

 江田島撮影、この高台から撮影するのですが、帰路は高田港から広島へ向かうか、路線バスで小用港を経て呉に向かうか、と選択肢があります。高台はもう少し上りますと岩風呂神社という社殿があるのですが、徒歩では更に10分ほどかかり、体力も使う。

 将官艇、海上幕僚長乗船の将官艇も帰路に就いた事ですしこちらも、広島か、呉か、考えつつ帰路に就くこととしました。艦隊出航は考えてみると長い時間ではないのですが、写真などの充実感と共に今回も完了する事が出来、さあ一杯やりに動き始めました。

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【G3X撮影速報】富士学校開校70周年富士駐屯地祭(1)日米装甲部隊式典会場入場(2024-07-21)

2024-08-24 20:18:37 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■富校祭二〇二四
 真夏も猛暑酷暑にも負けず今年もやってきたぞ富士駐屯地という富士学校祭の話題をお伝えしましょう。

 富士学校、富士教導団の置かれているのがこの富士駐屯地です。戦車がずらり並ぶ様子、といいたいところですが、戦車教導隊あらため機甲教導連隊はこの春にまた1個中隊削減されて戦車中隊は3個中隊しかのこっておらず、若干みためはさびしい。

 第1機械化大隊が参加してくれれば戦車中隊が増えるのになあ、と、富士教導団の仮設敵部隊のことをすこし考えてしまうのです。そしてあたりまえですけれどももう、74式戦車の姿はありません、ことし三月に最後の1両まで用途廃止されましたゆえ。

 機甲教導連隊、第3世代戦車と第4世代戦車、10式のことを4世代とよんで過言はないと思う、さてこの戦車の並び、主砲のほうに商店が集まるように構図をきめてみたのですが、ほかに戦車を見るには遠くなったゆえに、やはり力強くみえるもの。

 120mm戦車砲に105mm砲、16式機動戦闘車の105mm砲は独特の砲口整退器がいっけんしてよくわかる構造となっているのですけれども、並びますと、まあ、有事の際にも何とかなるのかもしれない、そんな安心感が、いや、3戦車とか無くなるとできないか。

 戦車、この春、第10戦車大隊、第9戦車大隊、第13戦車中隊がそろって廃止されましたので、本州から実戦部隊の戦車部隊は廃止されてしまい、といっても九州に2個中隊基幹の西部方面戦車隊、実質戦車は北海道だけ、となってしまいましたわけで。

 少子化による募集難といわれますが、結局普通科ならば一個小隊に30名必要ですが戦車小隊ならば12名程度、少子化というならばまた人員の損耗も避けねばならないわけで、すると戦車部隊を中心に普通科を支援する編成にきりかえたほうが、とも。

 アメリカ海兵隊の入場です。ここ数年間はアメリカ海兵隊が限られてゆく自衛隊機械化部隊を補填してくれる。軽装甲偵察中隊の装備です。海兵隊はLAV-25を軽装甲偵察大隊に配備していて、これが小型でしかも十分な前衛などを撃破する能力がある。

 LAV-25、軽装甲偵察大隊ではLAV-25を56両と対戦車型のLAV-ATを16両、汎用輸送型のLAV-Lを12両と迫撃砲搭載型のLAV-Mを8両に回収型のLAV-Rを4両と指揮通信型のLAV-C2を4両という、自衛隊の偵察部隊よりも遙かに強力な装備をあたえていまして。

 ピラーニャシリーズの初期型を1980年に海兵隊が採用したのがLAV-25,設計は古く特に装甲なんかはいまの装甲車と比較しますとかくだんに薄いのだけれども、車幅は2.5mと日本の道路運送車両法では普通の大型車扱いとなっていて、自由に運用できる。

 特殊大型車も防衛出動命令がでていれば、届出不要で自由に道路を通行できますが、毎日演習に幾たびに演習場と駐屯地のあいだに政府が防衛出動命令を発令するわけにもいかない、車輪が小さいので不整地突破能力も低く車内は狭く一個班は乗らない。

 しかし、25mm機関砲はそなえていますので、戦車の目の前に突進でもしなければできることは多いですし、浮航能力がありますから、たとえば水害の時などに災害派遣するならば、街の半分が水没している状況でも道も水上も動けるという点は重要です。

 自衛隊に必要なのは、パトリアAMVの装甲の厚さは魅力なのかもしれないけれども、軽装甲機動車とおなじLAVというこの装甲車を、毎年コマツで150両から200両程度ライセンス生産をお願いして、幅広く配備することではなかったのかなあ、とおもう。

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