◆山鉾巡行撮影
本日、山鉾巡行の様子を撮影してきましたので、こちらを手短に紹介。ちなみに、先ほども巡幸祭の神輿とすれ違いまして、祇園祭はまだまだ熱気を放っています。
山鉾巡行、それは一ヶ月間に及ぶ祇園祭が最高潮を迎える日でもあり、32基の山鉾が京都の中心部を往く伝統行事である。しかし、行われるのが平日とあって、見学には一つの障壁となっている、しかし、まあ、これは致し方ない。ちなみにわたくしも、今回初めて、山鉾巡行を最初から最後まで観ることが出来た。
河原町御池にて、山鉾が展開する様子を撮影するべく、撮影ポイントを設定。写真では物凄い混雑のように見えるが、当方は望遠レンズにものをいわせて、かなり離れた場所から撮影したので、混雑は少なかった。レンズの関係で、圧縮効果も含め、迫力のある写真を撮ることが出来た次第。
幸いにして、一瞬、小雨が飛ぶことはあったものの、基本的に曇りの天気で、雨天にはならなかった。快晴であれば、青空を背景にした素晴らしい写真が撮れるのだが、足元には熱中症の影が忍び寄ることとなり、撮影位置を放棄して水分補給に走る必要があるのだが、曇りならばそのリスクは少ない。とはいえ、熱中症せ救急搬送された方も数名いらしたようで、お大事に・・・。
しかし、曇り、そして降雨に至る可能性もある訳で、ここで困るのは、動く美術館と称される山鉾の美術品。これを雨滴に濡らす訳にはいかぬ、とカバーが被せられていた。蟷螂山も、このようにビニールをかぶせられると、昆虫採集につかまってしまった蟷螂のようにみえてしまう。ちょっと残念。
長刀鉾には、稚児として今年は今西優太朗さんが行事にあたったが、他の山鉾には、生き稚児は載せられておらず、人形なので、ご覧のとおりカバーが被せられている。雨天の可能性と、そして金曜日という行事日程もあってか、今年は、昨年の18万人よりも5万人少ない13万人が観覧したとのこと。
祇園祭山鉾巡行は、祇園祭の中でも最高潮と記したが、その中でも一番の盛り上がりは、この辻回し。道路に割り竹を敷き詰めて、その上を一斉に引いて回すのだが、そこが迫力ある瞬間である。これについては、一回日を改めて掲載したい。今回は速報ということなので、このくらい。
HARUNA
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