北大路機関

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九州旅客鉄道(JR九州)が誇るインターシティ特急 787系・885系・783系・883系

2012-03-04 23:38:29 | コラム

◆都市間高速特急、JR九州の電車特急たち

 本日は前回に続き鉄道特集、九州と言えば九州新幹線という印象が広まりましたが、在来線のインターシティ、都市間特急は秀逸な流線型と豪華な内装が揃う一級の車両で構成されています。

Img_8968k 787系。787乗った!、というと航空愛好家からは違うものを連想させるかもしれませんが、当方としてはこちら。初めて見たときは、・・・、スマンTGVに似ているな、というのが第一印象。特急かもめ、みどり、有明、きらめき、かいおう、にちりん、ひゅうが、きりしま、等に用いられている車両です。護衛艦の名前と重なっていますね。

Img_1885k 787は昨年のお盆に臨時運行の物凄く余裕のある787に乗れて、感激でした。九州新幹線の部分開業、そして昨年の全線開業により九州の特急体系は大きく変化しているのですが、これにより今まで見なかった線区に新しい特急が転入する、法科大学院制度が始動した時の全国の法学者の民族大移動的な様子を思わず思い出してしまいます。

Img_8922k 885系、2000年から運行を開始した特急で、鉄道雑誌の表紙で見たときには一瞬ドイツあたりの高速鉄道車両化、と思ってしまいました。最高速度は130km/hで運行されていますが、営業最高速度は150km/h運転も可能とのこと。しかし乗ってみて驚いたのはシートが黒革。今でこそクリーニング作業の簡素化で知られていますが黒革のインパクトは豪華さを印象。

Img_0995k そして、供用区間、車内の余裕を持った設計が感心させられましたね。利用する編成はやはり特急かもめ、が中心になるのですが、ソニックにも充当されているほか、台湾の在来線高速列車用に供されているとのこと。JR西日本にも大胆に乗ってうれしい列車が欲しいのですが、ね。

Img_1629k 783系、JR草創期1988年に導入された特急用電車です。最高速度130km/hを誇り、車体中央部に乗降扉を配置すると旧、流線型の車体はステンレス製で、博多から長崎へ向かう際に特急かもめ、博多から佐世保へ向かう際の特急みどり、として利用回数が多い特急電車です。

Img_1956k 90年代に導入された車両と比べれば、確かに奇抜さはないのですが、特急といえば、まいづる号や雷鳥に馴染んでいる身からは前面展望をある程度考えており、中央部に扉を配置しているため、近鉄のビスタカーではありませんが、これまでの広い車内というよりはやや大きめのコンパートメントのような印象を与えてくれる面白い設計。

Img_0352k 実は驚いたのですが2011年3月11日を最終に特急かもめ、には充当されていないとのことで、その次に長崎へ行った際には気分転換に、と特急みどり号を利用、結果783でした。そんな意味で783系には何故かご縁があるところ。半面、783系は貫通車と先頭車見栄えの違いが凄く、これも強い印象ですね。

Img_1976k 883系、なんだこの凄くカッコいい電車は!、というのが初めてその姿を見た時の印象、1995年に運行を開始しています。博多から大分を結ぶ特急スーパーソニックで運行、VVVFインバータ式制御装置と振り子式制御装置を備える特急ですが、何よりもこのブルーの車体が輝く強烈なインパクト。

Img_1992k スーパーソニック、その運行以外にも代走で長崎方面への運行も行われていたようなのですが、大分、このソニックで行ってみたいですね、博多駅で見るたびに思います。湯布院もありますし、今年あたり考えてしまいますね。883系は、鉄道を移動手段から一つの目的にさせるようになるやも。

Img_2678k キハ71、特急ゆふいんの森、特急由布、というのが正しい模様。こちらも大分湯布院と博多を結ぶ特急ですが、九州にはインターシティ特急以外に本当の観光特急が多々あります。そんな列車、九州に余裕を以て行ってみたいところですね。南下、熊本あたりにはそういう特急が多いようですし、長崎以外にも足を延ばしたいところです。

北大路機関:はるな

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