◆イラク派遣以来の第一線日豪協力
防衛省によれば、現在自衛隊が南スーダンへ部隊を派遣している国連南スーダン共和国ミッションUNMISSに対し、オーストラリア軍派遣要員が協力することとなりました。
南スーダンPKOは、開始当初の南スーダンスーダン国境地域における南スーダン軍による攻撃を契機とした武力紛争事案や、中継地としているウガンダ国内でのエボラ出血熱発生事案等、懸念事項というべき事案が連続しましたが、幸いPKO派遣部隊の安全は確保されており、自衛隊のPKO任務は現在も継続中となっています。
今回の南スーダンPKO任務へは、豪州軍も部隊を派遣しており、予てより南スーダンPKO任務において豪州軍と自衛隊との間において情報連携などの協力の提案が為されており、その実施可能性と協力可能分野の協議を重ねた結果、現地支援事務所において情報交換に関する協力が8月31日より開始されることとなりました。
南スーダン首都ジュバの現地調整所において、豪州軍要員2名が常駐することとなり、此処に自衛隊との間でUNMISS任務遂行上必要な情報の相互交換と関係機関との間での連絡調整支援のための業務支援を行うとこのとで、前述の通り8月31日より開始されているため、現時点で協力は開始されています。
自衛隊と豪州g積んでの第一線での協力は、すでにイラク復興人道支援任務自衛隊派遣において陸上自衛隊と豪州軍がイラク国内において連携を行っています。今回はこれに続くものとなり、不測の事態に備えての情報交換と相互連携体制の構築は、その派遣規模以上に意味が起きいといえるでしょう。
北大路機関:はるな
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