◆浜松基地航空祭飛行展示スケジュール
浜松基地航空祭がいよいよ今週末に開催されます。名古屋から新快速で、東京から新幹線で一本という好立地にあるこの基地は航空自衛隊発足式が行われた基地です。
浜松基地は、滑走路北側が会場として開放されるのですが、ご覧の通り逆光です。会場は0800時にゲートが開場開始となり、まず0830時から浜松基地第一航空団のT-4練習機によるオープニングフライトが行われます。このT-4練習機によるオープニングフライトは0915時まで実施されるとのこと。
0915時より、オープニングフライトに続いてT-7練習機による航過飛行が実施されます。このT-7練習機は浜松基地の機体ではなく、同じ静岡県に所在する静浜基地の第11飛行教育団所属のT-7練習機で、航空自衛隊の操縦士はまずこの機体から訓練を実施するという軽快な機体の飛行をお楽しみください。
0930時よりF-2支援戦闘機の飛行展示が行われます。T-7とは打って変わって実戦機の激しい機動飛行が実施され、この機体は例年通りであれば岐阜基地の飛行開発実験団所属の機体が飛行展示を行います。ちなみに、整備教育及び整備幹部の教育を行う第一術科学校と第二術科学校はここ浜松基地に所在しています。
0950時からE-767が離陸し、1000時からのUH-60とU-125の救難展示を挟み、大柄な機体からは想像できない機動飛行を展示します。浜松基地には警戒航空隊本部が置かれ、三沢基地のE-2C早期警戒機とともにこのE-767早期警戒管制機が運用されており、この機体はここ浜松基地でなければ機動飛行の展示は行われません。
1040時より、F-15J戦闘機により機動飛行が行われます。機動飛行は、小松基地の第六航空団所属の機体が実施するもので、F-2と異なり二機編隊による機動飛行を行うことがあります。写真のF-15Jは垂直尾翼に鮮やかな記念塗装を行っていますが、これは戦技競技会、いわゆる戦競カラーです。
1100時より、大編隊が行われます。写真は数年前の浜松基地航空祭の写真で、例年T-4練習機が編隊を組んで飛行していましたが、近年は浜松基地所在機混合編隊飛行が行われます。岐阜基地航空祭名物の異機種大編隊が好評を受けて、ということではないでしょうけれども。
ブルーインパルス飛行展示は1300時から開始されます。ウォークインから離陸まで、少々時間がありますので時間は長く設定されていますが、1300時から1430時までの予定でブルーインパルスは飛行展示を実施、航空祭の飛行展示プログラムは第一航空団のT-4に始まりブルーインパルスT-4の飛行展示を以て完了するようです。
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