快晴の岐阜基地航空祭2014
日曜日に実施されました岐阜基地航空祭2014の情景をお送りします。
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岐阜基地航空祭、今年の岐阜基地納涼祭はゲリラ豪雨に見舞われ、航空祭こそは快晴を、と基地司令以下祈念し、叶った青空を背景に実施されました。岐阜基地は飛行開発実験団、航空自衛隊の各種装備の開発と運用研究や試験を行う部隊です。
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天候偵察にはアフターバーナーを前回に離陸したF-15を先頭にF-4EJ,F-4EJ改などが離陸、高高度を往く旅客機とも重なり、宛も空対空ミサイルでも発射したかのような情景を一瞬残し大空へ。
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本年の岐阜基地航空祭は午前中の異機種編隊と午後の異機種大編隊が注目、ブルーインパルスが参加せず、加えてメイン会場の他に南側会場を大幅に拡張したため、混雑度は非常に低かった印象です。
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小牧基地よりKC-767空中給油輸送機が展開し、給油展示を実施、空中給油機導入がKC-767の型式証明へ米国内で手間取り遅れたのもいまや数年前、この飛行展示もようやく航空祭に溶け込んだ、というところか。
本年はご縁あって招待席からの撮影が叶いましたが、招待席前に身障者駐車場と南会場方面シャトルバス乗り場が用意されていたため、離陸の様子は撮影しますとこんな感じ。
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しかし、F-15Jの離陸は何処の基地で観ても凄い、航空自衛隊はF-15Jの全てを段階的に近代化改修する計画を進めており、段階近代化改修対応のMSIP機については、一機あたり中ロのSu-27戦闘機新造費用よりも高い費用を投じて改修、第一線での運用能力を維持すると共に段階近代化改修非対応の機体についても改良計画を立てている。
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F-4EJ,F-15J,T-4の編隊、F-4EJ改ではなく301号機、つまり航空自衛隊が初めて導入したF-4EJ,改修を受けていない機体だ。飛行開発実験団にて試験などに充てている機体であるため、秘奥時間が短く構造寿命に余裕があるため、飛行開始から43年を経てもこの通り。
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小牧基地よりC-130H輸送機の飛行展示、続いて滑走路横の未舗装路にて不整地着陸訓練を展示しましたが、流石にこの撮影位置からは見えない。
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そして先ほどのKC-767、機動飛行を展示です。
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飛行開発実験団のF-2機動飛行、機動飛行と言えば戦闘機の鋭い飛行でしょう。試作機塗装のF-2を見られるのは、基本この基地だけ。
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地上展示の様子を飛行展示の合間を縫って撮影へ。GPS誘導爆弾JDAMや赤外線誘導爆弾91式爆弾用誘導装置GCS-1、こちらは水上戦闘艦等を狙い高高度から投下する、対艦ミサイルを用いて上部構造物を破壊し戦闘能力を喪失させたのちに貫徹力の大きな爆弾にて沈める。
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無人機研究システムTACOM、戦闘機から発進し高速飛行、偵察任務を行うと自律飛行により着陸するもので、グローバルホークやプレデターのような高高度滞空型無人機では防空システムを装備する脅威対象を相手に偵察することは即座に撃墜される危険があるため、戦闘機や戦術偵察機から運用できるよう配慮したもの。これとは別に高高度滞空型無人機の研究が行われ、グローバルホークの導入計画はある。
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ファントムが並ぶ、6機のF-4EJ,F-4EJ改、この他格納庫にも1機油圧機動展示用に配置されており、岐阜にはこれだけファントムがあるのか、と驚かされました。
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KC-767空中給油輸送機と明野駐屯地より展開しましたAH-64D戦闘ヘリコプター、UH-60JA多用途ヘリコプター、OH-1観測ヘリコプター、こうやって並びますとKC-767の大きさが際立ちますね。
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KC-767,と並ぶC-2輸送機を撮りに向かいますと、プログラムに書かれていないC-2の移動が始まりました、飛行展示を行うらしい。
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XASM-3,ダミー飛翔体A型、完成すれば極超音速の超低空飛行可能な対艦ミサイルとして、我が国へ及ぶ航空母艦などの脅威への決定的な抑止力となります、シースキミングする極超音速対艦ミサイルは、水上戦闘艦が水平線上のミサイルを発見してから命中までの猶予は30秒、数発を同時発射されたならば対処は困難です。
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XASM-3は技術研究本部の展示区画におかれていました、少しだけお話を聞くことが出来ましたが、こちらについては改めて掲載することとしましょう。
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そして離陸へと動き始めたC-2輸送機、航空祭での飛行展示は本邦初と意気込んだのですが、減速、後で聞いてみますと諸般の事情と言いますか警告灯が点灯したので飛行できなかったため、急きょ地上滑走へと切り替えたとのこと。
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UH-60J,救難飛行展示、は、祝賀会の時間と重なり撮影は断念です。
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大編隊、多機種が同時参加する異機種大編隊は岐阜基地航空祭最大の名物、祝賀会後、南側会場へ移動しまして撮影することとしました。
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異機種大編隊は幾度か編隊を組み直して上空を飛行します、輸送機はC-1FTB,戦闘に戦闘機と支援戦闘機に練習機の編隊です。
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順光で青空に機体が映える、南側会場へ移動してまさに正解、思い通りの写真が撮れました。
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対地攻撃展示を行うF-2支援戦闘機、異機種大編隊は一旦岐阜基地上空を飛行し、編隊を組み直すため大きく旋回するので、その時間を模擬対地攻撃の展示が行われ、会場を迫力の轟音で包む。
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そして、今度の大編隊は、60、そう、今年は航空自衛隊創設60周年、60の文字を大空に描きます。
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岐阜基地の飛行開発実験団は技術試験を行う任務からこのように多くの機種を装備していまして、C-1,F-15,F-2,F-4EJ,T-4,T-7,この基地の航空祭を撮影するだけで自衛隊の主要な航空機を一挙に見る事が出来るという。
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C-1FTB,異機種大編隊を終えて着陸へと大きく旋回してゆきます。
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F-15Jの着陸、メイン会場に並ぶF-4EJ,F-4EJ改の列を背景に多くの観衆が見つめています。
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そしてF-2支援戦闘機の着陸、試作機ならではの塗装で、分かりやすい塗装により試験時の機体状況を明確に記録する目的があります、先ほどのXASM-3の塗装の理由も同じ。
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誘導路を曲がるF-2,しかし、改めて岐阜基地は住宅街に隣接していまして、この岐阜基地をはじめ多くの自衛隊基地や航空部隊駐屯地を見たのちに沖縄の基地を見ますと、危険な基地、住宅街に近すぎる基地、と呼ばれています理由が分からなくなります、沖縄の基地の方が遠いですからね。
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F-4EJ改の着陸、急減速するためにドラッグシュートを開いています。この迫力は凄い。
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切り離した瞬間、しかしやはり住宅街というかマンションに近い、沖縄の方は本州の基地を知らないか、見ないようにしているのかな、とも。そんなことを毎回のように思いつつ、航空祭は終了、帰路につきました。gooブログ移転後初の航空祭詳報となりましたが、こういった写真を撮影出来ました。
北大路機関:はるな
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
日曜日に実施されました岐阜基地航空祭2014の情景をお送りします。
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岐阜基地航空祭、今年の岐阜基地納涼祭はゲリラ豪雨に見舞われ、航空祭こそは快晴を、と基地司令以下祈念し、叶った青空を背景に実施されました。岐阜基地は飛行開発実験団、航空自衛隊の各種装備の開発と運用研究や試験を行う部隊です。
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天候偵察にはアフターバーナーを前回に離陸したF-15を先頭にF-4EJ,F-4EJ改などが離陸、高高度を往く旅客機とも重なり、宛も空対空ミサイルでも発射したかのような情景を一瞬残し大空へ。
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本年の岐阜基地航空祭は午前中の異機種編隊と午後の異機種大編隊が注目、ブルーインパルスが参加せず、加えてメイン会場の他に南側会場を大幅に拡張したため、混雑度は非常に低かった印象です。
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小牧基地よりKC-767空中給油輸送機が展開し、給油展示を実施、空中給油機導入がKC-767の型式証明へ米国内で手間取り遅れたのもいまや数年前、この飛行展示もようやく航空祭に溶け込んだ、というところか。
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本年はご縁あって招待席からの撮影が叶いましたが、招待席前に身障者駐車場と南会場方面シャトルバス乗り場が用意されていたため、離陸の様子は撮影しますとこんな感じ。
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しかし、F-15Jの離陸は何処の基地で観ても凄い、航空自衛隊はF-15Jの全てを段階的に近代化改修する計画を進めており、段階近代化改修対応のMSIP機については、一機あたり中ロのSu-27戦闘機新造費用よりも高い費用を投じて改修、第一線での運用能力を維持すると共に段階近代化改修非対応の機体についても改良計画を立てている。
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F-4EJ,F-15J,T-4の編隊、F-4EJ改ではなく301号機、つまり航空自衛隊が初めて導入したF-4EJ,改修を受けていない機体だ。飛行開発実験団にて試験などに充てている機体であるため、秘奥時間が短く構造寿命に余裕があるため、飛行開始から43年を経てもこの通り。
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小牧基地よりC-130H輸送機の飛行展示、続いて滑走路横の未舗装路にて不整地着陸訓練を展示しましたが、流石にこの撮影位置からは見えない。
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そして先ほどのKC-767、機動飛行を展示です。
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飛行開発実験団のF-2機動飛行、機動飛行と言えば戦闘機の鋭い飛行でしょう。試作機塗装のF-2を見られるのは、基本この基地だけ。
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地上展示の様子を飛行展示の合間を縫って撮影へ。GPS誘導爆弾JDAMや赤外線誘導爆弾91式爆弾用誘導装置GCS-1、こちらは水上戦闘艦等を狙い高高度から投下する、対艦ミサイルを用いて上部構造物を破壊し戦闘能力を喪失させたのちに貫徹力の大きな爆弾にて沈める。
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無人機研究システムTACOM、戦闘機から発進し高速飛行、偵察任務を行うと自律飛行により着陸するもので、グローバルホークやプレデターのような高高度滞空型無人機では防空システムを装備する脅威対象を相手に偵察することは即座に撃墜される危険があるため、戦闘機や戦術偵察機から運用できるよう配慮したもの。これとは別に高高度滞空型無人機の研究が行われ、グローバルホークの導入計画はある。
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KC-767空中給油輸送機と明野駐屯地より展開しましたAH-64D戦闘ヘリコプター、UH-60JA多用途ヘリコプター、OH-1観測ヘリコプター、こうやって並びますとKC-767の大きさが際立ちますね。
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KC-767,と並ぶC-2輸送機を撮りに向かいますと、プログラムに書かれていないC-2の移動が始まりました、飛行展示を行うらしい。
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XASM-3は技術研究本部の展示区画におかれていました、少しだけお話を聞くことが出来ましたが、こちらについては改めて掲載することとしましょう。
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そして離陸へと動き始めたC-2輸送機、航空祭での飛行展示は本邦初と意気込んだのですが、減速、後で聞いてみますと諸般の事情と言いますか警告灯が点灯したので飛行できなかったため、急きょ地上滑走へと切り替えたとのこと。
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UH-60J,救難飛行展示、は、祝賀会の時間と重なり撮影は断念です。
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大編隊、多機種が同時参加する異機種大編隊は岐阜基地航空祭最大の名物、祝賀会後、南側会場へ移動しまして撮影することとしました。
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対地攻撃展示を行うF-2支援戦闘機、異機種大編隊は一旦岐阜基地上空を飛行し、編隊を組み直すため大きく旋回するので、その時間を模擬対地攻撃の展示が行われ、会場を迫力の轟音で包む。
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F-15Jの着陸、メイン会場に並ぶF-4EJ,F-4EJ改の列を背景に多くの観衆が見つめています。
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そしてF-2支援戦闘機の着陸、試作機ならではの塗装で、分かりやすい塗装により試験時の機体状況を明確に記録する目的があります、先ほどのXASM-3の塗装の理由も同じ。
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誘導路を曲がるF-2,しかし、改めて岐阜基地は住宅街に隣接していまして、この岐阜基地をはじめ多くの自衛隊基地や航空部隊駐屯地を見たのちに沖縄の基地を見ますと、危険な基地、住宅街に近すぎる基地、と呼ばれています理由が分からなくなります、沖縄の基地の方が遠いですからね。
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切り離した瞬間、しかしやはり住宅街というかマンションに近い、沖縄の方は本州の基地を知らないか、見ないようにしているのかな、とも。そんなことを毎回のように思いつつ、航空祭は終了、帰路につきました。gooブログ移転後初の航空祭詳報となりましたが、こういった写真を撮影出来ました。
北大路機関:はるな
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)