北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

桜前線東海道陸海空自衛隊紀行:陸(駒門)海(横須賀)空(岐阜),平成最後の桜花満開観桜情景

2019-04-29 20:19:13 | 北大路機関特別企画
■平成最後の防衛桜街道を往く
 平成最後の桜の季節はいよいよ京都では幕を閉じようとしていますが、東下りの道程を往きますとそこはまだ桜街道が広がります。

 いずも、ヘリコプター搭載護衛艦いずも型一番艦の母港横須賀基地逸見埠頭停泊の情景をヴェルニー公園の桜並木越しに撮影しました。海上自衛隊最大の護衛艦は満載排水量27000tという巨大な一隻ですが、桜花越に眺める情景では一時の平安を思わせるものです。

 きりしま、こんごう型ミサイル護衛艦2番艦とヴェルニー公園の噴水と桜花と共に撮影です。海上自衛隊護衛艦に山岳名、旧海軍巡洋戦艦や巡洋艦名を襲名したのは1973年の護衛艦はるな、続いて護衛艦ひえい、しらね、くらま、続き護衛艦こんごう、きりしま、です。

 ヴェルニー公園から横須賀基地吉倉桟橋を望見する。ヴェルニー公園はJR横須賀駅と京浜急行汐入駅前に広がる臨海公園、対岸にはアメリカ海軍横須賀施設も望見できまして、夜間でも居酒屋繁華街に隣接し鉄道駅からも近い、夜景撮影の名所として知られています。

 桜と錨、という旧海軍以来の伝統ですが海上自衛隊基地では護衛艦と桜並木を構図に収められる位置が、基地の中を除けば意外に限られていまして、ヴェルニー公園に十数本並んでいます桜の木々は海上自衛隊、いや世界でも恐らく貴重な桜と艦船を撮れる場所です。

 第1戦車大隊10式戦車と駒門駐屯地の桜並木、自衛隊行事と桜は意外に重なるようで実はこの季節挙行される行事は限られています、四月第一日曜日が一日か六日か、で桜前線と行事が四月第一週に行われるのか第二週に行われるのか、とで開花時期と重なるか決まる。

 機甲教導連隊戦闘中隊の16式機動戦闘車と桜並木、駒門駐屯地は桜並木が素晴らしい駐屯地です。ただ、式典会場と一般席の中間に桜並木が広がっていますので、桜並木と行事を同時に撮影可能な位置というものは限られています。それでも、この満開との重なりは。

 駒門駐屯地祭は今年度久々に撮影へ展開したのですが、前回撮影した年度よりも一般公開区画がかなり狭くなっていまして、対して機甲教導連隊新編という節目の年度であった事もあり、来場者の規模は過去にない程に多くなっていまして、これは非常に驚きました。

 機甲教導連隊第4中隊の74式戦車と満開の桜、桜の開花期間はご存知の通り非常に短く、式典が数日空いてしまうか、若しくは雨天一日を挟むだけで驚くほど桜吹雪と共に青葉の季節となります。今年度の駒門駐屯地祭は開花と重なった、来年度はどうなるのでしょう。

 C-1-FTBと桜並木、岐阜基地飛行開発実験団所属航空機と岐阜基地界隈の桜を撮影しました。航空祭と桜開花の時期は基本的に重なりません、唯一の例外は毎年四月上旬に行われます熊谷基地さくら祭でしょうが、熊谷基地には滑走路や航空部隊の常駐はありません。

 C-1-FTBと桜並木を別の角度から。航空祭と開花時期は中々に重ならないのですが、桜の開花時期に航空自衛隊基地の日常訓練での離着陸を桜並木と重なるよう構図を工夫し撮影する事は出来ます。基地周辺が全て桜、という訳ではありませんので少々探しますが、ね。

 F-2戦闘機と桜並木、撮影において留意しなければならないのはF値を高く採りますと露光時間が長くなり、要するにこうした写真になってしまう、という。そして桜並木越に撮影しようと構図を考えますと、真横から航空機を撮影する場合、航空機は速い、ということ。

 F-15戦闘機と桜並木、C-1-FTBよりも高度が低かった為に撮影の構図決定には少々と難渋しました。できるならば新鋭F-35戦闘機と桜並木を撮影したいところですが、平成時代では成就できなくとも令和時代にはF-35と桜並木という構図をしっかりと撮影したいですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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