■A-330-MRTT
フランス空軍のラファールが百里基地へやってくると聞けばとりあえずいってみるのが北大路機関だ。
F-2戦闘機が動き始めた、航空自衛隊百里基地は首都防空の要衝で、昔の方にはこの基地はファントムの基地という印象が強いそうだけれども、わたしの世代ではイーグルの基地である印象で眺めている基地、しかしいまはF-2戦闘機の基地となっています。
ラファールがやってくる。フランス空軍が日仏合同訓練のためにラファール戦闘機4機を派遣するという発表で、まあ途中でラファールは2機へ半減しているのですけれども、そんな貴重な機会ならば是非撮影しよう、と茨城までやってきました次第です。
茨城です茨城、阪急沿線の茨木ではない。ここ、北関東なのだし、京都や大津よりは涼しいだろう、と期待したのですけれども、北関東の方が暑かったのではないかなあ、と。しかし、温度は関係ない、ラファールが撮りたいのだ。もんだいはない。
東京の友人と朝一番で合流といいますか、ホテルでピックアップしてもらいまして、朝一番はすずしいなあ、と強がっていたものの、すずしいのは夜明け前だけだった模様、蒸し暑いし直射日光もすごい。まあ、いいか、ラファールが撮れるのだから。
ファントムの基地、というのは航空自衛隊のファントムはここから配備されたという、マザースコードロンの基地であって、ここで転換教育を受けて全国の飛行隊がファントムを配備しはじめた、という歴史があり、それを題材にした漫画さえもあったゆえ。
マザースコードロンが置かれた百里、この百里を舞台にした"ファントム無頼"という作品があって、エリア88の作者の方が描いた作品という背景もあり、しかし、作品は1980年代にイーグルの配備が本格化し、時代も変わるのだなあ、と終幕を迎えるのだが。
イーグル、映画"ガメラ大怪獣空中決戦"なんかでは、百里基地はイーグルの基地として描かれていて、わたしの世代だと航空自衛隊の基地一覧地図に、百里基地にはイーグルのシルエットが二つ並んで、あとは偵察機のRF4がファントムだった、という印象で。
首都防空の要衝で、東京急行、ロシアからの爆撃機が北海道沖から三陸沖にでて一気に東京を目指して南下する冷戦時代のソ連から続く伝統的な経路、この東京急行という脅威ものこっていたので、だからイーグルなのだなあ、と考えていたものですが。
ファントムの時代、そう、急に南西防衛を強化する必要が生じて、いまでこそ防衛予算は8兆円に迫る水準となっていますが、いや、来年度概算要求では8兆円をこえる水準となる見込みとの報道がありますが、当時は脅威があっても予算がなかった。
那覇基地にイーグルを配備するためにどこから引き抜くかという話になって、結局百里のイーグルと交代する形になり、つづいて新田原のファントム飛行隊も百里のイーグルと交代するかたちになって、結局偵察機をふくめて百里は3個飛行隊がファントムに。
韓国空軍のファントムが先月引退しましたが、日本のファントムも2021年に退役することになり、しかし那覇基地の飛行隊、もともと1個飛行隊であったのを無理して2個飛行隊にしたまま南西脅威顕在化はそのままで引き抜くことなどできず、結果は。
F-2戦闘機の1個飛行隊のみで首都防空を担う羽目になったのがこの百里基地です。エアバスA-330MRTT空中給油輸送機が先行して到着しましたが、さてさて、目指すはラファール、ちょっと撮影位置が変かなと思いましたが、気温も高いですが待ちましょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
フランス空軍のラファールが百里基地へやってくると聞けばとりあえずいってみるのが北大路機関だ。
F-2戦闘機が動き始めた、航空自衛隊百里基地は首都防空の要衝で、昔の方にはこの基地はファントムの基地という印象が強いそうだけれども、わたしの世代ではイーグルの基地である印象で眺めている基地、しかしいまはF-2戦闘機の基地となっています。
ラファールがやってくる。フランス空軍が日仏合同訓練のためにラファール戦闘機4機を派遣するという発表で、まあ途中でラファールは2機へ半減しているのですけれども、そんな貴重な機会ならば是非撮影しよう、と茨城までやってきました次第です。
茨城です茨城、阪急沿線の茨木ではない。ここ、北関東なのだし、京都や大津よりは涼しいだろう、と期待したのですけれども、北関東の方が暑かったのではないかなあ、と。しかし、温度は関係ない、ラファールが撮りたいのだ。もんだいはない。
東京の友人と朝一番で合流といいますか、ホテルでピックアップしてもらいまして、朝一番はすずしいなあ、と強がっていたものの、すずしいのは夜明け前だけだった模様、蒸し暑いし直射日光もすごい。まあ、いいか、ラファールが撮れるのだから。
ファントムの基地、というのは航空自衛隊のファントムはここから配備されたという、マザースコードロンの基地であって、ここで転換教育を受けて全国の飛行隊がファントムを配備しはじめた、という歴史があり、それを題材にした漫画さえもあったゆえ。
マザースコードロンが置かれた百里、この百里を舞台にした"ファントム無頼"という作品があって、エリア88の作者の方が描いた作品という背景もあり、しかし、作品は1980年代にイーグルの配備が本格化し、時代も変わるのだなあ、と終幕を迎えるのだが。
イーグル、映画"ガメラ大怪獣空中決戦"なんかでは、百里基地はイーグルの基地として描かれていて、わたしの世代だと航空自衛隊の基地一覧地図に、百里基地にはイーグルのシルエットが二つ並んで、あとは偵察機のRF4がファントムだった、という印象で。
首都防空の要衝で、東京急行、ロシアからの爆撃機が北海道沖から三陸沖にでて一気に東京を目指して南下する冷戦時代のソ連から続く伝統的な経路、この東京急行という脅威ものこっていたので、だからイーグルなのだなあ、と考えていたものですが。
ファントムの時代、そう、急に南西防衛を強化する必要が生じて、いまでこそ防衛予算は8兆円に迫る水準となっていますが、いや、来年度概算要求では8兆円をこえる水準となる見込みとの報道がありますが、当時は脅威があっても予算がなかった。
那覇基地にイーグルを配備するためにどこから引き抜くかという話になって、結局百里のイーグルと交代する形になり、つづいて新田原のファントム飛行隊も百里のイーグルと交代するかたちになって、結局偵察機をふくめて百里は3個飛行隊がファントムに。
韓国空軍のファントムが先月引退しましたが、日本のファントムも2021年に退役することになり、しかし那覇基地の飛行隊、もともと1個飛行隊であったのを無理して2個飛行隊にしたまま南西脅威顕在化はそのままで引き抜くことなどできず、結果は。
F-2戦闘機の1個飛行隊のみで首都防空を担う羽目になったのがこの百里基地です。エアバスA-330MRTT空中給油輸送機が先行して到着しましたが、さてさて、目指すはラファール、ちょっと撮影位置が変かなと思いましたが、気温も高いですが待ちましょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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