北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【M-5撮影特報】四日市みなと祭り護衛艦てるづき艦艇広報,二番艦はスケベボディ!?(2024-08-04)

2024-08-22 20:11:28 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■照月さん
 四日市は暑かったのですが真夏らしい天然色の色彩を写真として感じて頂ければさいわいです。

 てるづき。三菱重工長崎造船所で建造中の様子をながめたのが、この護衛艦を初めてみた際の話です。あきづき建造中で、1番艦と2番艦が並んでいたのが印象的で、たかなみ型護衛艦という前型の護衛艦とくらべても格段に近代化された感じ。

 あきづき型護衛艦はFCS-3という多機能レーダーを装備した射撃指揮装置を搭載していて僚艦防空に対応している護衛艦ですので、たかなみ型護衛艦よりもみためが防空艦のようになっていまして、長崎で自衛隊も変わるものだ、と感心しました。

 照月さん。艦隊これくしょん、で二番艦はスケベボディということで多くの方に親しまれているという話を飛行甲板で耳にしたのですが、このゲームも長いもので今年で11年という。しかし、護衛艦てるづき艦歴はもう少し長く、自衛隊で二代め。

 摩耶さん、先日神戸の阪神基地で一般公開された護衛艦まや艦内には、艦隊これくしょん摩耶さまではなく、ウマ娘のマヤノトップガンさんのパネルがお迎えしてくれた、という椿事がありましたから艦これも最早、とおもえばこちらでは堂々第一線に。

 イベントに-ひとはくるのに-応募なし。自衛隊広報川柳でこうしたものがあるのですが、これ、四日市だと大阪や阪神基地ほどひとはこないのだけれども、イベントに情報を集めてくる方は、自衛隊の、曹候補士制度廃止など内情を知っている人も多い。

 艦娘さんとかで好奇心を集めることは重要だけれども、たとえば個室をもう少し増やすとか、食事事情を入隊すると基本おなかいっぱい確実に公費で食べれるとか、数年で放り出さずにせめて曹に昇進できなくても即応予備自衛官にするとか改善が要る。

 四日市みなと祭りで、毎回のこうしたことを考えつつも、しかし広報で努力していることは確かなのですよね。言い換えれば、働き方改革が進む中で、マンパワー由来の昭和をそのまま継承する方法を模索するほうが、ちょっとなあ、とおもうのです。

 みなとまつり。もう一つ思うのは、これ、メインが地元の行事ですから、ボートレースがいちばんのメインとなっているようで、人の集まりも護衛艦よりもボートレース、もちろんギャンブルではなく十数名で、だったら漕げばいいだろ、的な。

 自衛隊もこのボートレースに飛び入り参加してみてもよかったのではないかなあ、と思う。教育隊では漕艇は必修なのですから、それなりに気合いも入っている、参加すると上位を独占しては申し訳ないので、三重県の乗員だけで参加するとか。

 護衛艦一般公開のあたりが、実のところ思った以上に閑散としていて、ただそれがこのお祭り自体が閑散としているわけではなく、距離があってひとでに影響しているようでしたので、自衛隊ですっ、と祭りに参加する姿勢も必要なのかなあ。

 FH-70をもちこんで、どすん、と空包射撃をおこなってみては、とおもったりもするのですけれども。一方、行事に艦艇広報するというのは、この四日市港は毎年の伊勢湾機雷戦訓練において掃海艇の拠点としてつかっているというつながりもある。

 掃海艇が多数並ぶ様子はなかなかの迫力なのだけれども、なにか有事の際には全国の港湾を拠点にする必要が生じてくるわけで、地元行事に参加して、ふだんから交流を持っておく重要性は確かにあるのですね。だからさらに存在感を、と思うのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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ウクライナ情勢-クルスク逆攻撃開始後のウクライナ本土進攻部隊の概況

2024-08-22 07:00:31 | 国際・政治
■防衛情報ウクライナ戦争
 ISW発表を纏めました。

 クルスク逆攻撃開始後のウクライナ本土進攻部隊の概況について、ISWアメリカ戦争研究所8月17日付ウクライナ戦況報告によれば、ロシア軍はクルスクでの防御戦闘を封じ込めの体制を維持しつつ、ウクライナでの攻撃は継続しているとしています。先ず、クレミンナ北西のマキイフカとドネツク南西のポピエダでわずかに前進したとのこと。

 チャシブヤールでの戦闘ではウクライナ軍の後退によりチャシブヤール運河を渡河したロシア軍は西岸地区において僅かに前進しているもよう。ロシア軍はクルスク防衛へウクライナ侵攻部隊から部隊は抽出しているものの、旅団単位で引き抜くことはせず、旅団等の各部隊から一個大隊程度を抽出することでクルスク防衛戦闘に転用しているもよう。

 ザポリージャ州、ウクライナ南部ロシア軍の部隊抽出状況を見ると、ISWはウクライナ軍タブリスク軍集団報道官リポヴィ大尉の発表として、ザポリージャ州に侵攻しているロシア軍兵力は75000名から90000名であり、ここから1000名から2000名の兵力を抽出している模様、これがクルスクに旅団単位のロシア軍部隊が出ない背景といえる。■

 ロシア軍はかなりの捕虜をクルスク州で出している、これはISWアメリカ研究所の8月16日付ウクライナ戦況報告によるもので、徴兵や国境警備隊員とチェチェン義勇兵など2000名をクルスク州において捕虜にしたとみられています。ロシア軍は徴兵をロシア本土に置き、ウクライナ侵攻は基本的に志願兵が行うという施策を維持しています。

 徴兵制を執るロシアではありますが、ロシアのプーチン政権支持基盤は都市部であるモスクワとサンクトペテルブルクに凝集しており、また資源輸出などで多くの富裕層を抱えるロシアではありますが、その富裕層もモスクワとサンクトペテルブルクに凝集しているため、この地域での徴兵した兵士の戦死者などについては神経質な問題となっています。

 ロシア側は早い時点で捕虜交換などを持ちかけているとのロイター報道もあり、このロシア本土が直接攻撃を受けたという情報を以下に終息させるのか、また政治的影響をどのように局限化するかという問題に対応の決定打を打ち合寝ているような、そんな印象も見えます。ただ、やはりウクライナ軍の今回の狙いは未だ見えません。

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