北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】五山送り火二〇二四,熱い夏にも心地よい風がうっすらと吹いている送り火は夏の終わり

2024-08-21 20:24:31 | 日記
■大文字と夏の終わり
 送り火が灯されているのは護摩木が燃え尽きるまでの十分や十数分というまさにひととき。

 五山送り火は京都市のなかでも嵐山でも点火されるものですから撮影する際に嵐山、というのも考えたものなのです、大堰川に映る送り火というのも、三脚で長時間露光撮影した描写が美しいものですので、そうした情景も撮影してみたいようにも思う。

 十三参りの嵐山、あと渡月橋もいい場所なのですが、渡月橋の方はもう一つ目の前でたかれますので交通規制が厳しく、みることはできても立ち止まって撮影することはできない、まあ、これは定番であるのだから明石の二の舞を避けるにも規制は重要だ。

 多宝塔の十三参り、ここ、よくみえるのだろうけれども考えてみると大勢があつまって帰路の煩雑さを考えると、嵐電も混雑するだろうし山陰本線も混雑は当たり前で、阪急嵐山線もすごいぞ、自動車で行っても絶対駐車場なんてあいてないだろうし。

 嵐山は、しかしここからも撮影してみたいところなのだけれども、大文字を主題として考えるならば、もう少し近くから撮影したいものですよねえ、と撮影位置を考えると、やはり鴨川の堤防が定番なのでしょうけれども、このほかに高台と言いますと。

 金戒光明寺はどうだろうか、ここ、目の前が大文字で、カメラ、望遠の聞くカメラを使いますと点火の様子で人の動きが克明に見えるという。結構混雑すると言うことですけれども、ここが最後まで考えたのでした、万一の際には脚立を使えばいい。

 真如堂のあたり、金戒光明寺の北側の斜面がもうこれは本当によく見えるのですが、ただ、実際に行ってみますとこの斜度とかなりの混雑で脚立は使えないなあ、と思い返しました。送り火なのですから周りに迷惑はかけたくないものですからねえ。

 堤防、鴨川の堤防から撮影する、考えてみると定番はここなのだろうなあ、とおもうのですが、歩いてみますとやはり電線が多い、もちろん避けられるところはあるのですけれども、後は混雑しているのですよね、もみくちゃにはなりたくないなあ。

 京都御所が撮影場所となりましたのは、こういう理由とともに、建物を構図に納められるものですから、これも定番と言えば定番、何度も撮影している場所ですけれども、やはり定番の構図というものは撮影しておきたいところとなるのです。

 御所も相応に混雑するのだけれども、結局、堤防のように1メートル前にでてしまうと高低差で見える景色が変わると言うこともありませんし、もちろん前に出過ぎると木々で大文字が隠れてしまうのだけれども、けっこう広さがある、つまり平等だ。

 三脚は使わないことにしました、邪魔になりますからね。脚立も、ここは高低差がないので必要ありませんので、ああちょっと始まるまでいっぱいやっていくかあ、そして撮影が完了しましたならば、ちょっと焼き肉でも入れていこうかあ。

 送り火は夏の終わりなのですから、心地よい風がうっすらと吹いている、まあこれ、台風7号の影響だと言うことはわかっているのだけれども、首都圏の房総沖をゆく台風は関東では大変だろうけれども、こちらでは風はそよ風程度でとどまっていて。

 夏の終わり、ここから熱い日は残暑、というのか、いや暑いが熱いというのですから残熱というべきなのかもしれませんが、それでもこれ上熱くなることはないのだなあ、熱い日から暑い日へ、今年も五山送り火が無事完了したのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【京都幕間旅情】五山送り火二〇二四,先斗町はどうだろうか鴨川は定番で衣笠山はどうだろう船岡山はどうか

2024-08-21 20:00:12 | 日記
■京都御所から送り火
 送り火を眺めるにはどこがいいのだろう。今年は京都御所から見上げていますけれどもさてさて来年はともう考えてしまうのがこの夏の節目の祭事です。

 京都での送り火の楽しみは、KBSの中継で楽しむのが一番疲れません。KBS,韓国からも来ているのか、と東京の方は驚くかもしれませんが、京都放送です。そういえばあいば野での日米合同演習で海外メディアの方がBBCのクルーの多さに驚いていた。

 KBSは京都放送、BBCは琵琶湖放送、でもABCになるとアメリカのABCよりもプリキュアの知名度でABC放送といえばオーサカだ、と気づくのか騒いだりしないのですよね。CNNはないが、岐阜のケーブルテレビにCCNがある、ここは演習場には来ないのですが。

 銀閣寺道のあたりがよくみえる、と散策の際にふと見上げるのですが、大文字とともに目に入りますのは電線、目に電線が垂れ下がるというわけではなく視界を邪魔しているだけなのだけれども、こうするともう、歩いて、歩いて、探すだけ。

 先斗町はどうだろうか、川床を早めに探せば、というのは誰しも思うことなのですが、友人などはもう送り火の日に川床をおさえるのは断念して前日中りにスターライトスコープで川床からお酒をたしなみつつ夜空に浮かぶ大文字を眺め自動車ライトに目を。

 鴨川に送り火が浮かぶ様子を眺めるならば先斗町でなくとも、という声は、まあこれも室町時代にはすでに満員状態であったという記録がありますので、先斗町界隈からは離れなければなりません。下流にいけば人はいないが送り火も見えないので。

 川床はもちろんですが、鴨川は定番の大文字が見える位置です。しかしその文混雑もすごいのだ、むかし大変な目にあった記憶だけがあって苦手意識があるのだけれども、さて、いまはどうなのだろう。昔よりも背も高くなったしカメラの技術もあがった。

 京都市は送り火の時間帯に灯火管制をしてくれます。撮影するとなりますと、やはり街灯の光というのは邪魔になってしまいますからねえ。けれども人が多くなりますと、フラッシュたくかたが増えてきて、いやフラッシュ届かないよ、といってもどうしても。

 撮影位置、まず電線をきにしないためには高いところにいってしまうのがよい。電線よりも高い場所あら倍委のだ、すると百里基地でラファール撮影した際のように今度こそ空中作業車を借りるか、となると今度は建物と道路使用許可でたいへんになってしまい。

 船岡山はどうか、よく見えました。建勲神社は大文字を眺めた後で下山しますと左大文字もみえます、といいますか昨年、いろいろあってとあるマンションから眺める予定が合流できなくなりまして、建勲神社からながめることとなり、昨年の場所でもある。

 建勲神社から今年も、というのはちょっと考えたのですけれども、二番せんじになってしまってつまらないよなあと少しでも粋を考えたくなりまして。あとあそこは年々混雑していて、場所をかくほしていてもうつのまにか押されて撮影しにくい場所に。

 衣笠山はどうだろう、たぶんいいところだと思いますが、大文字から距離があるのと左大文字山は木立に隠れてしまいまして、いやここ、穴場だgとは思うのですが、ちょっと暗い時間帯ですので明るい時間に上っても下山が難しい印象があるのだ。

 左大文字山をあきらめてもたしかにみえている大文字を、ちょっと考えてみたのですが、眺望が一望できて収容できる面積を考えますと、先客がいたら非常に撮影が困難になるかもしれない、けれどもちょっと一度、衣笠山から見てみたい気持ちは、ある。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナ情勢-ハリコフ州滑空爆弾攻撃が劇的に減少,ウクライナ軍クルスク州戦略補給路上橋梁破壊成功

2024-08-21 07:00:57 | 防衛・安全保障
■防衛情報-ウクライナ戦争
 F-16のポテンシャルなのかともおもいましたが実際のところどうなのか、我が国が学ぶ戦訓はどういったところから見い出すべきなのか。

 ロシア軍のハリコフ州への滑空爆弾攻撃が顕著に減少している、ISWアメリカ戦争研究所が8月15日に発表したウクライナ戦況報告によれば、ハリコフ軍集団報道官サランツエフ大佐の発表として、ロシア空軍はハリコフ州北部へ毎日3発前後の滑空爆弾が投下しているとしつつ、クルスク逆攻撃前には30発から50発が投下されていたとした。

 ウクライナ軍に対してロシア軍が使用していた滑空爆弾はSu-34戦闘爆撃機などから投下する3t程度の強力なもので、精密誘導爆弾ではあるものの強力な破壊力により堅固な陣地でも1発で大きく破壊され、ロシア軍の攻撃を支えていましたが、この運用が十分の一いかに激減した事は、ロシア軍の攻撃衝力を大幅に低下させたことを意味します。

 滑空爆弾の運用が減少している背景、クルスク州のウクライナ軍攻撃に滑空爆弾が使用されているという情報もありますが、イギリス国防省の戦況報告ではウクライナ軍が無人機によりロシア軍飛行場攻撃を強化しているという状況もあるようで、滑空爆弾によるハリコフ州攻撃が減少した背景は様々な複合的要素があるということなのでしょうか。
■防衛情報-ウクライナ戦争
 緩衝地帯設置が目的なのでしょうか。自衛隊はウクライナの戦況から学ぶとした場合はこの逆攻撃による戦況の大きな変動をどのように学ぶべきなのだろうか。

 ウクライナ軍はクルスク州の橋梁を破壊に成功した、ISWアメリカ戦争研究所は8月16日付ウクライナ戦況報告において、ロシア軍の戦略補給路を破壊したと分析を発表しました。破壊したのはクルスク州のコレネヴォ南西、セイム川に架かるグルシュコヴォ橋梁とズバノイエ橋梁、橋梁はかなり大きく、重要な補給路になっていたとのこと。

 イギリスBBCは17日付報道で、ロシア当局がクルスク州のルシュコヴォ近くでのウクライナの軍事作戦で同地域の一部が寸断されたことを認めたと報じています。戦略補給路の破壊は、クルスク州からハリコフ方面へのロシア軍侵攻部隊の補給を遮断するとともに、クルスク州からウクライナ軍が撤収した場合でも北部攻撃を難しくする効果がある。

 北部攻撃というのは、ロシア軍がハリコフ州再侵攻を実施した際に、ウクライナ軍とロシア本土との間に砲兵火力などに対する緩衝地帯を設置する目的ではないかと分析されましたが、逆に今回はウクライナ軍がハリコフ州への砲撃に対する緩衝地帯を設置する事が目的なのかもしれません、しかし、確証或る分析にはもう少し情報が必要です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする