■臨時情報-ウクライナ情勢
特科火力というものの重要性を我が国も人命や都市破壊で思い知らされる前に防衛力整備として再確認すべきかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/a8/30486e358c35e1603d440bcfa66bc343.jpg)
セベロドネツクにおいてウクライナ軍が反撃に成功しているようです。一時は全体の八割がロシア軍制圧下にあったとされたセベロドネツクですが、半分までを奪還したとの発表もあり、戦時発表故に真偽確認は難しいのですが、ウクライナ軍反撃が成功している事だけは事実のようです。一時は救援へ向かった部隊が二重包囲され殲滅されるなど危機も。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/a8/61b34d556e95589141b85d45affdf7ef.jpg)
セベロドネツク市内は西方に蛇行する河川があり、ロシア軍はウクライナ軍増援を絶つべく橋梁などを爆破しましたが、渡渉可能な経路を通じセベロドネツクのロシア軍包囲部隊を攻撃しますが、この救援部隊が二重包囲され、もともとロシア軍はウクライナ軍出血強要を期し市街地への接近経路の防備を手薄としていた事を、不充分な偵察で作戦強行した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b3/86ae4f722db8a95b52f41f727f387648.jpg)
セベロドネツク二重包囲によりウクライナ軍が被った損耗の実数は戦後の戦史研究をまたねばなりませんが、しかし、ここでウクライナ軍はセベロドネツク市街から車両などを撤収させ、一連の行動は一見、両翼包囲を受けた際の後退行動に見えたのでしょう、ロシア軍はセベロドネツク市街中心部に侵攻し、掃討戦に移行、国防省は有利を発表しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/79/74a3415942bf2d2d746efc6e5d9fa091.jpg)
残置斥候の威力、ウクライナ軍は両翼包囲を受けると共に後退しつつ、しかし市内各所に残置斥候という後退の際に情報優位の為の情報収集部隊と、市街地での遊撃戦部隊を相当数潜伏させたようです、残置斥候や潜伏斥候は市街地では一部屋一部屋掃討しなければ、単に市街地を大規模砲撃しただけでは瓦礫が更なる潜伏拠点を造るだけで逆効果といえる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/cc/4af9876891c02400012fb6dee9e536cd.jpg)
155mm榴弾砲を相当数、アメリカ始めNATO各国がウクライナへ供与していますが、この中には火砲に相応しい規模のエクスカリバー誘導砲弾が含まれていたのでしょう、GPS誘導砲弾などは潜伏斥候が正確な目標座標を送るだけで、特に市街地は装甲車両にとり道路外に退避できません、残置斥候からのリアルタイムの情報は市街戦を左右した構図です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/19/a8251538173d75026ae32ba03855f0ba.jpg)
ウクライナの戦況、しかし、当初の想像以上に考えさせられるのは砲兵火力の死活的な重要性です、セベロドネツク市街地から後退したウクライナ軍が反撃に成功しているのは、市街地への接近経路にある河川の橋梁が破壊された後も、ウクライナ砲兵火力が対岸以遠から市街地を火力圏内に収めている事です、火砲の数と性能が反撃を支えているのですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
特科火力というものの重要性を我が国も人命や都市破壊で思い知らされる前に防衛力整備として再確認すべきかもしれません。
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セベロドネツクにおいてウクライナ軍が反撃に成功しているようです。一時は全体の八割がロシア軍制圧下にあったとされたセベロドネツクですが、半分までを奪還したとの発表もあり、戦時発表故に真偽確認は難しいのですが、ウクライナ軍反撃が成功している事だけは事実のようです。一時は救援へ向かった部隊が二重包囲され殲滅されるなど危機も。
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セベロドネツク市内は西方に蛇行する河川があり、ロシア軍はウクライナ軍増援を絶つべく橋梁などを爆破しましたが、渡渉可能な経路を通じセベロドネツクのロシア軍包囲部隊を攻撃しますが、この救援部隊が二重包囲され、もともとロシア軍はウクライナ軍出血強要を期し市街地への接近経路の防備を手薄としていた事を、不充分な偵察で作戦強行した。
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セベロドネツク二重包囲によりウクライナ軍が被った損耗の実数は戦後の戦史研究をまたねばなりませんが、しかし、ここでウクライナ軍はセベロドネツク市街から車両などを撤収させ、一連の行動は一見、両翼包囲を受けた際の後退行動に見えたのでしょう、ロシア軍はセベロドネツク市街中心部に侵攻し、掃討戦に移行、国防省は有利を発表しました。
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残置斥候の威力、ウクライナ軍は両翼包囲を受けると共に後退しつつ、しかし市内各所に残置斥候という後退の際に情報優位の為の情報収集部隊と、市街地での遊撃戦部隊を相当数潜伏させたようです、残置斥候や潜伏斥候は市街地では一部屋一部屋掃討しなければ、単に市街地を大規模砲撃しただけでは瓦礫が更なる潜伏拠点を造るだけで逆効果といえる。
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155mm榴弾砲を相当数、アメリカ始めNATO各国がウクライナへ供与していますが、この中には火砲に相応しい規模のエクスカリバー誘導砲弾が含まれていたのでしょう、GPS誘導砲弾などは潜伏斥候が正確な目標座標を送るだけで、特に市街地は装甲車両にとり道路外に退避できません、残置斥候からのリアルタイムの情報は市街戦を左右した構図です。
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ウクライナの戦況、しかし、当初の想像以上に考えさせられるのは砲兵火力の死活的な重要性です、セベロドネツク市街地から後退したウクライナ軍が反撃に成功しているのは、市街地への接近経路にある河川の橋梁が破壊された後も、ウクライナ砲兵火力が対岸以遠から市街地を火力圏内に収めている事です、火砲の数と性能が反撃を支えているのですね。
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