北大路機関

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東北地方太平洋沖地震・福島第一原発事故 防衛省発表・NHK報道 2010年4月14日

2011-04-14 23:35:15 | 防災・災害派遣

■防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年4月14日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請元及び要請日時岩手県知事 3月11日14時52分 宮城県知事 3月11日15時02分
茨城県知事 3月11日16時20分 福島県知事 3月11日16時47分
青森県知事 3月11日16時54分 北海道知事 3月11日18時50分
千葉県知事 3月12日01時00分

2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人 員 : 約106,350名
(陸災部隊:約70,000名、海災部隊:約14,300名、空災部隊:約21,600名、原子力災派部隊:約450名)
航空機 : 480機
(回転翼194機、固定翼286機)
艦 船 : 49隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)
 ・ 総理大臣の現地視察(宮城県石巻市、東北方面総監部、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(4月13日)

06時00分 第13旅団 相馬市において給食支援開始

06時53分 第10師団 山元町、亘理町において捜索開始

07時00分 第2施設団 女川町鮎川浜、鷲神・小乗浜地区において捜索開始

08時00分 第1特科団 気仙沼市地区において瓦礫除去開始

08時00分 北部方面施設隊 気仙沼市、南三陸町において捜索開始

08時05分 第13旅団 大戸浜、田中、天竺原において捜索開始

09時00分 第13旅団 相馬市において道路啓開作業開始

10時38分 東部方面航空隊UH-1×1機 余震の状況偵察のため立川離陸

○海自

(4月13日)

08時23分 第2航空群固定翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

08時49分 第25航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

08時58分 第73航空群回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

10時02分 「くらま」搭載回転翼機、寒風沢島の被災者に対し、支援物資を輸送

10時16分 第73航空隊回転翼機、余震の状況偵察のため館山離陸

10時20分 第2航空群固定翼機、余震の状況偵察のため八戸離陸

10時23分 「くらま」搭載回転翼機、柱島の被災者に対し、支援物資を輸送

10時24分 「しもきた」気仙沼大島の被災者に対し、入浴支援103名実施

10時48分 「くらま」搭載回転翼機、野々島の被災者に対し、支援物資を輸送

13時17分 「くらま」搭載回転翼機、寒風沢島の被災者に対し、支援物資(ガソリン)を輸送

13時42分 「くらま」搭載回転翼機、柱島の被災者に対し、支援物資(ガソリン)を輸送

15時45分 「しもきた」、大島の被災者に対し、救援物資(缶飯、水)を輸送

16時30分 横須賀警備隊、宮城県石巻市中央市営駐車場にて被災者220名に対し、入浴・シャワー支援実施

16時30分 機動施設隊、八戸市内道路の災害ゴミ処分支援を実施

18時00分 第2航空群、八戸地区被災者に対し、受け入れ支援61名、入浴支援18名、診療支援2名、メンタルヘルスケア12名実施、住民輸送支援延べ2台

○空自

(4月13日)

06時48分 北空派遣隊(山田)が給水支援開始

06時50分 松島基地が捜索開始

07時00分 松島基地が給水支援開始

07時27分 北空派遣隊(山田)が整地作業開始

07時32分 松島基地が民生支援(校庭泥撤去)開始

07時45分 北空派遣隊(山田)が給食支援開始

07時47分 北空派遣隊(山田)が物資輸送開始

08時05分 北空派遣隊(山田)が捜索救護開始

08時05分 松島救難隊U-125A×1機・UH-60J×1機 牡鹿半島西側において捜索開始(12時03分 松島着陸)

08時50分 北空派遣隊(山田)が巡回診療出発

10時13分 第1輸送航空隊C-130H 救援物資(パン)輸送のため名古屋から松島まで空輸

10時22分 百里救難隊UH-60J×1機 余震の状況偵察のため百里離陸(11時17分 百里着陸)

11時13分 入間ヘリCH-47 救援物資(おにぎり等)を石巻総合グラウンドから清崎運動公園まで空輸

11時42分 第3輸送航空隊C-1 救援物資(カップ麺等)を福岡から松島まで空輸

12時55分 松島救難隊U-125A×1機・UH-60J×1機 牡鹿半島西側及び南側において捜索開始(17時00分 松島着陸)

15時17分 第1輸送航空隊C-130H 救援物資(パン)を名古屋から松島まで空輸

○原子力災害派遣による活動

(4月13日)

08時27分 偵察航空隊RF-4×1機 原発の航空偵察(写真撮影)のため百里を離陸(09時03分 百里着陸)
報道資料
記者会見
お知らせ
参考資料:報告書等
参考資料:人事発令
参考資料:叙勲者等受章者
外国要人往来

■NHK報道
4月13日の情報
4号機“燃料破損も大部分は健全”
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、4号機の使用済み燃料プールの水から、通常の燃料プールの濃度よりも高い放射性物質が検出されました。
東京電力は、「今回の値からみると燃料の一部は破損しているものの、大部分は健全だとみられる」という見方を示しました。
福島第一原発の4号機の使用済み燃料プールについては、12日、特殊車両のアームを使ってプールの水温を調べた結果、およそ90度と、通常より50度以上も高くなっていることが分かりました。
このため東京電力は、燃料を冷却するための放水を行うとともに、プールに保管されている核燃料が損傷していないか調べるため、水の分析を進めていました。
その結果、いずれも1cc当たりで、▽放射性のヨウ素131が220ベクレル、▽放射性のセシウム134が88ベクレル、▽放射性のセシウム137が93ベクレルと、核分裂によって生成される放射性物質が検出されたということです。
これについて東京電力は、「通常の使用済み燃料プールでは、ヨウ素131などはほとんど検出されないため、一部の燃料は破損しているとみられるが、今回の値からみると、大部分の燃料は健全だと思われ、さらに詳細に検討したい」と話しています。
4号機の燃料プールでは、12日に水面の上で測った放射線量が1時間当たり84ミリシーベルトという高い値を計測しており、東京電力は、今回検出されたプールの放射性物質の濃度との関係や、ほかに放射線量を引き上げる要因がないかどうか調べることにしています。

4月13日 20:50更新

▲ページトップへ.2号機 汚染水移送ほぼ終わる
東京電力福島第一原子力発電所では、2号機のトレンチと呼ばれるトンネル内の汚染水およそ700トンを復水器に移送する作業がほぼ終わったほか、海中での放射性物質の拡散を防ぐために金属板や特殊なフェンスなどを設置する作業も行われました。
福島第一原発では、2号機のトレンチにたまった高濃度の放射性物質に汚染された水の移送作業が、相次ぐ地震でたびたび中断を余儀なくされていましたが、12日午後7時半すぎから復水器に移送する作業が始まりました。
東京電力は予定していた700トンの汚染水の移送を13日午後5時ごろまでにほぼ終えたということで、14日、さらに移送を行うかどうか検討しているとしています。
移送を終えた時点でのトレンチの水位は、作業前よりも8センチ低下して、地面より99センチ低い状態になり、タービン建屋の地下にある汚染水の水位もほぼ同じ程度下がったということです。
また、タービン建屋地下の汚染水の移送先となる「集中廃棄物処理施設」では、水漏れが起きないかの確認が続けられ、東京電力は、汚染水を除去することで原子炉の冷却機能の回復に向けた作業を進めたいとしています。
一方、福島第一原発の沖合では、30キロの海域で、11日に行われた文部科学省の調査で、国の基準の2.2倍と、これまでの最高値に当たる放射性のヨウ素131が検出されたほか、15キロの海域でも、11日の東京電力の調査で国の基準の23倍と、やはりこれまでの最高値に当たるヨウ素131が検出され、海中での放射性物質の拡散を食い止めることが課題となっています。
こうしたなか、2号機の取水口付近では、汚染水の流出を防ぐための「止水板」と呼ばれる金属の板を設置する作業が行われたほか、3号機と4号機の取水口の付近では「シルトフェンス」と呼ばれる特殊なフェンスの取り付けが行われました。
止水板、シルトフェンスともに、設置は3か所目となり、東京電力は、止水板については14日以降、さらに4か所で、またシルトフェンスについては、あと3か所に設置することにしています。

4月13日 20:50更新

▲ページトップへ.東電社長 賠償金の仮払い検討
東京電力の清水正孝社長は13日、記者会見を行い、福島第一原子力発電所の事故の評価が最悪の「レベル7」に引き上げられたことについて陳謝するとともに、周辺地域の住民などに対する賠償金の仮払いを検討していることを明らかにしました。
この中で清水社長は、福島第一原子力発電所の事故の評価が、12日に「レベル5」から最悪の「レベル7」に引き上げられたことについて、「国内はもとより、世界各国に対してご心配をおかけし、深くおわび申し上げたい。大変重く受け止めている」と述べ、陳謝しました。
そのうえで、原発の周辺地域の住民などに対する賠償について、清水社長は「国と協議しながら、原子力損害賠償制度に基づいて誠意をもって対応させてもらうよう準備を進めている。賠償金の仮払いも検討している」と述べ、賠償金の仮払いを一日でも早く実施したい考えを明らかにしました。
さらに、原発の事故の収束に向けた工程表の策定について、清水社長は「菅総理大臣の指示は十分に承知し、現在詰めている段階だ。一日も早く対応策を示したい」と述べるとともに、福島第一原発の1号機から4号機については廃炉にせざるをえないという認識を重ねて示しました。
一方で、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所で運転を止めている2号機から4号機のうち、3号機について、清水社長は「運転再開に向けて耐震補強工事を進めている。具体的な時期については明示できないが、3号機はできれば早いうち、年内のうちに了解を頂きたい」と述べ、年内の運転再開を目指したいという考えを示しました。
さらに、東京電力が進めてきた原子力発電所のベトナムなど新興国への海外展開について、清水社長は「経営資源は原発事故の収束など、国内に傾けるべきだ。経営計画のビジョンとして掲げている海外展開は見直さざるをえない」と述べました。
また、清水社長は、今回の原発事故の責任をとって、日本経団連の副会長と電力会社で作る業界団体、電事連=電気事業連合会の会長を辞任する考えを明らかにする一方で、東京電力の社長については、「最大の責務は、原発事故の収束に最大限取り組むことだ」として、当面、社長にとどまる考えを示しました。
そのうえで、清水社長は、今回の原発事故を受けて会社の役員や管理職の報酬を削減する方針を明らかにしました。

4月13日 18:30更新

▲ページトップへ.2号機のトレンチ 水位が低下
東京電力福島第一原子力発電所では、2号機のトレンチと呼ばれるトンネル内の汚染水の移送が始まったことで、13日朝にかけて水位が4センチ下がったことが分かり、東京電力は、タービン建屋の地下にたまっている水についても、移送に向けた作業を進めています。
福島第一原発では、2号機のトレンチにたまった高濃度の放射性物質に汚染された水の移送作業が、相次ぐ地震でたびたび中断を余儀なくされていましたが、12日午後7時半すぎから、復水器に移送する作業が始まりました。
東京電力は、移送はおよそ40時間で700トンに上るという見通しを示していて、13日朝までに、このうち250トン程度の移送を終えたとしています。
移送によって、トレンチの水位は午前7時の時点で作業前よりも4センチ低下して、地面よりも95センチ低い状態になったということです。
一連の作業の目的は、2号機のタービン建屋の地下にたまった汚染水を取り除いて、原子炉の冷却機能の回復に向けた作業を進めることにあり、東京電力は、移送先となる「集中廃棄物処理施設」で防水性の確認を行うなど、移送に向けた作業を進めています。
一方、4号機の使用済み燃料プールでは、12日、特殊なポンプ車のアームを使って調べた結果、水面の上の放射線量が1時間当たり84ミリシーベルトに達し、水温はおよそ90度と通常より高かったことから、東京電力は、燃料を冷却するため、13日午前0時半から7時前にかけて195トンの水を放水したということです。
東京電力は、燃料の一部が損傷しているおそれもあるとして、プールの水に含まれる放射性物質の種類や濃度などの調査を進め、燃料の状況を把握したいとしています。

4月13日 11:40更新

▲ページトップへ.福島第一原発 汚染水の除去急ぐ
東京電力・福島第一原子力発電所で高い濃度の放射性物質に汚染されたまっている大量の水について、東京電力は12日までの地震で難航していた2号機の「トレンチ」と呼ばれるトンネル内の水を移し替える作業を12日夜から始めました。
今後、タービン建屋の地下にたまった水も移し替えるなどして、原子炉の冷却機能回復に向けて水の除去を急ぎたいとしています。
福島第一原発では、1号機から3号機のトレンチやタービン建屋の地下に高い濃度の放射性物質で汚染された大量の水がたまっていて、こうした水の除去が原子炉の冷却機能回復に向けた課題となっています。
除去に向けた作業は11日と12日に相次いだ地震の影響で中断され、難航していましたが、東京電力は、12日午後7時半すぎから2号機のトレンチの水を復水器に移し替える作業を始めました。
東京電力は、6000トンとみられる水のうち700トンをポンプでおよそ40時間かけて移し替えることにしていて、早ければ14日昼ごろには終えたいとしています。
それに続き、2号機のタービン建屋の地下にたまっている水についても復水器のほか濃度が比較的低い汚染水を抜いた「集中廃棄物処理施設」に移し替えるなどして汚染された水の除去を急ぎたいとしています。
また、1号機では水素爆発を避けるため原子炉の格納容器に窒素ガスが注入されていますが、容器内の圧力が上昇しておらず、東京電力は気体が外に漏れているおそれもあるとみて、周辺の放射線量を監視しながら慎重に作業を続けるとともに、2号機と3号機についてもガスの注入に向けた準備を進めることにしています。
一方、東京電力は12日、4号機の使用済み燃料プールから特殊なポンプ車のアームを使って水を採取しましたが、付近の放射線量は1時間当たり84ミリシーベルトで、水温はおよそ90度と通常より高かったということです。
このためポンプ車を使ってプールが満水になるまで放水するとともに、採取した水の分析を進め、使用済み燃料の状態を確かめることにしています。

4月13日 4:40更新

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災害派遣を考えた場合での装軌式装甲車部隊の意義について

2011-04-13 23:28:32 | 防衛・安全保障

■直接ではなく間接的に寄与する戦闘集団の本質

 災害派遣を考えると73式装甲車や89式装甲戦闘車のような装甲車両部隊を広範に配備維持する異議はあるのかな、という一視点。

Img_2946_1  装軌式装甲車は今回の東日本大震災をみていますと、原発での事案に対する出動や、完全に瓦礫に覆われた地域での不整地突破能力などを考えた場合、もっとも73式装甲車は北部方面隊に集中配備されているという実情を差し引いて考える必要もあるのですが、たとえば普通科連隊の一個中隊でも装甲車中隊、施設部隊の一部に装甲車があれば、それなりの能力は発揮できたのだろう、とはあの種の車両の性能を知っている人ならばだれでも考えるはず、そういう状況でした。

Img_6109  しかし、今回の災害派遣のように、10万規模の部隊が集中するとロジスティック、後方支援分野での能力不足が顕著になるわけでして。10万規模の部隊を維持して活動させる基盤だけでも、そもそも海外派遣を大規模に行うことも考えていない陸上自衛隊では相当な苦労があったのではないか、ともおもったりします。海上自衛隊や航空自衛隊は業務トラックからボンネットトラックまで出動させているので、さらに大変なのですけれども。

Img_4820  これを転じて考えてみましょう。96式装輪装甲車について、こちらのコメントで、あれはほとんど戦車並に手間がかかるので、普通科部隊にはちょっと手厳しい装備、という声がありました。また、73式大型トラック、最近は3t半とよんでいるようですが、馴染みある呼称の24名乗りトラックと4名乗りの軽装甲機動車は燃費が同じなので、一個小隊移動させるために必要な燃料が全然違ってくる、という話もコメントでお寄せいただきました。

Img_2893_1  そんな話を踏まえて全国の部隊に装甲車をできるだけ配備してはどうか、なんというと、話聞いていましたか?と書かれてはしまいそうなのですが、視点を変えてみましょう。とにかく装軌式装甲車は長距離を自走すると道路に深刻な損害を与えてしまうので輸送車の支援が必要になります、そして多い整備支援、加えてものすごい燃費。災害派遣に装甲車部隊を集めるとすれば、ものすごい負担になるでしょう、移動から整備まで、ね。

Img_05111  ところが、装甲車部隊が必要とする整備支援能力と燃料備蓄能力を全国に配置していた場合、大災害の際には装甲車部隊も装甲車を置いてトラックで全国から参集した、と考えましょう、トラックが多数集まっても、受け入れる部隊の整備能力が装甲車部隊への整備を念頭にした余裕のあるものであれば、整備支援能力を十分発揮できるのでは無いでしょうか。

Img_9539  そして燃料備蓄も、予算が認められれば、という大前提になるのですが、平時の必要定数であっても、73式や89式といった装甲車14両を支援できる規模であれば、全国からどれだけのトラックを支援できる能力になるか、換算してみると、意外な結果になるかもしれません。

Img_0043  もっとも、全部の師団の普通科連隊に、というと無理は生じるでしょう、機械化部隊はある程度の規模がなければ十分な能力が発揮できません、各普通科連隊の対戦車中隊や第五中隊を装甲化、というのでは非効率になるのならば、師団に一個普通科連隊を装甲化して、ほかの部隊は軽装甲機動車や高機動車で、という方式でも問題はないのでしょうが、それでも管区ごとに大規模な整備支援能力があるかないかでは大きく違ってきます。

Img_0718  また、装軌式装甲車は輸送に専用の車両が必要になっている、とは書きましたが、これら輸送する車両にしても災害時のコンテナ化された物量や施設車両などの輸送、そして各種補給品の輸送に転用すれば、それだけ多くの物資を被災地へ運ぶことができます、なぜなら、輸送能力が必要になり、その必要なものを置き換えただけなのですから。

Img_8003  先にも記載しましたが、今回は自衛隊の輸送能力の限界を超えた任務となっています、業務トラックからボンネットトラックまで動員される災害派遣というのは、自衛隊の自動車化が進展した今日ではあまり聞きません、装甲車とその維持や移動に必要な装備品をそろえることで防衛力を通じた抑止力を高めるとともに災害への対処能力を充実させる、そういう意味からも検討してほしいのが装軌式装甲車の充実。

Img_5392  自衛隊は災害派遣専門の組織ではありません、自活能力と自己完結能力、そして任務遂行能力の高さ、戦闘集団としての能力が災害派遣に転用されているのですから、平時から必要以上のロジスティックス能力を付与させる、というのは本線から逸脱してしまいます。しかし、必要水準の必要性、言い換えれば必然性の水位を上げてみれば、結果的に災害派遣に寄与することとなるように考えます。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文および写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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東北地方太平洋沖地震・福島第一原発事故 防衛省発表・NHK報道 2010年4月13日

2011-04-13 19:48:17 | 防災・災害派遣

■防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年4月13日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請元及び要請日時岩手県知事 3月11日14時52分 宮城県知事 3月11日15時02分
茨城県知事 3月11日16時20分 福島県知事 3月11日16時47分
青森県知事 3月11日16時54分 北海道知事 3月11日18時50分
千葉県知事 3月12日01時00分

2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人 員 : 約106,250名
(陸災部隊:約70,000名、海災部隊:約14,200名、空災部隊:約21,600名、原子力災派部隊:約450名)
航空機 : 496機
(回転翼207機、固定翼289機)
艦 船 : 49隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)
 ・ 総理大臣の現地視察(宮城県石巻市、東北方面総監部、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(4月12日)

04時30分 第13旅団 新地町役場において給食支援開始

06時00分 第13旅団 相馬市役所において給食支援開始

06時30分 第13旅団 新地町内において輸送支援開始

07時00分 第2施設団 門脇地区南浜町において道路の砂利敷き均し開始

07時10分 第5旅団 石巻地区において偵察開始

07時20分 第10師団 名取市・山元町において輸送支援開始

07時20分 第14旅団 釜谷において捜索開始

07時45分 北部方面施設隊 気仙沼市において捜索支援、瓦礫除去等開始

08時00分 第1特科団 女川町において捜索開始

08時00分 北部方面施設隊 南三陸町において捜索支援、瓦礫除去等開始

08時00分 第6師団 野蒜、牛網、南赤崎、南余景、西余景一帯において捜索開始

08時27分 第13旅団 埒木崎・谷地小屋・中島・小川地区において捜索活動開始

08時30分 第1特科団 石巻市雄勝町地区において捜索開始

08時41分 第1飛行隊(立川)OH-6×1機 余震の状況偵察のため離陸

09時40分 第12旅団 南相馬市において巡回在宅診療開始

17時00分 第6音楽隊 多賀城文化センターにおいて激励演奏実施

○海自

(4月12日)

08時14分 第4航空群固定翼機、余震の状況偵察のため離陸

08時15分 第21航空群回転翼機、余震の状況偵察のため離陸

08時26分 第21航空群回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

08時29分 第4航空群固定翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

08時36分 第21航空群回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

08時46分 第4航空群固定翼機 余震の状況偵察のため離陸

09時30分 「しもきた」、気仙沼大島災害対策本部へ救援物資(水等)を輸送

09時52分 「ちよだ」搭載艇、泊浜生活センターへ救援物資(水及び軽油)を輸送

10時00分 「くらま」搭載回転翼機、寒風沢島の被災者に対し、診療支援24名実施

10時12分 「のと」、函館から大湊へ陸自トラック2台、ガソリンドラム缶96本輸送

10時36分 「しもきた」、気仙沼大島の被災者に対し、入浴支援203名実施

10時58分 第111航空隊回転翼機、伊里前小学校へ救援物資(水)を輸送

11時21分 第4航空群固定翼機、漂流ボート視認(3821N14255E)、海上保安庁に通報

11時40分 第4航空群固定翼機、漂流漁船視認(3844N14322E)、海上保安庁に通報

12時30分 横須賀警備隊、宮城県石巻市中央市営駐車場にて被災者191名に対し、入浴・シャワー支援実施

12時54分 第111航空隊回転翼機、小友中学校へ救援物資(水)を輸送

14時10分 第4航空群固定翼機、余震の状況偵察のため離陸

14時16分 第21航空群回転翼機、余震の状況偵察のため離陸

18時00分 第2航空群、八戸地区被災者に対し、受け入れ支援69名、入浴支援21名、メンタルヘルスケア21名実施

○空自

(4月12日)

07時00分 松島基地が捜索救助活動出発

07時02分 北空派遣隊(山田)が物資輸送活動開始

07時02分 松島基地が給水支援活動出発

07時05分 松島基地が沐浴支援活動出発

07時10分 松島基地が物流管理支援活動出発

07時10分 松島基地が捜索救助活動出発

07時13分 第3輸送航空隊C-1 救援物資輸送のため美保離陸

07時25分 松島基地が流出物回収出発

07時43分 北空派遣隊(山田)が炊出し支援活動開始

07時56分 新潟救難隊(新潟)U-125A×1機 余震の状況偵察のため離陸

07時58分 北空派遣隊(山田)が救護作業活動開始

08時08分 北空派遣隊(山田)が給水支援活動開始

08時10分 北空派遣隊(山田)が捜索救助活動開始

08時10分 松島基地が民生支援(校庭泥撤去)活動開始

08時19分 北空派遣隊(山田)が巡回医療活動出発

08時23分 百里救難隊(百里)UH60-J×1機 余震の状況偵察のため離陸

08時26分 大滝根分屯基地が給食支援活動開始

08時30分 北空派遣隊(山田)が広報活動開始

09時07分 北空派遣隊(山田)が燃料支援活動開始

09時16分 松島基地が東松島市内での瓦礫撤去活動等出発

09時19分 松島基地が医療支援活動出発

10時22分 第3輸送航空隊C-1 救援物資(ソーラー発電システム)輸送のため名古屋から松島まで空輸

10時38分 第3輸送航空隊C-1 救援物資(ソーラー発電システム)輸送のため名古屋から松島まで空輸

10時40分 松島基地が入浴支援活動開始

11時03分 松島基地が給食支援活動開始

13時01分 第3輸送航空隊C-1 救援物資(民生品(食料))輸送のため松島着陸

13時20分 第3輸送航空隊C-1 救援物資(ソーラー発電システム)輸送のため松島着陸

14時25分 百里救難隊UH-60J 余震の状況偵察のため離陸

14時29分 第1輸送航空隊C-130H 救援物資(パン、レトルト食品等)輸送のため松島着陸

14時50分 第1輸送航空隊C-130H 救援物資(パン、おかし、水等)輸送のため松島着陸

○原子力災害派遣による活動

(4月12日)

07時44分 CH-47(サーモグラフィ・放射線測定器搭載)×1機 福島第1原発上空モニタリング開始(08時04分終了)

08時36分 偵察航空隊RF-4×1機 原発の航空偵察(写真撮影)のため百里を離陸(09時09分百里着陸)
報道資料
記者会見
お知らせ
参考資料:報告書等
参考資料:人事発令
参考資料:叙勲者等受章者
外国要人往来
派遣部隊一覧(4月7日現在)
統合任務部隊司令官 東北方面総監

陸 自  東北方面隊
第6師団(第20普通科連隊(神町)、第22普通科連隊(多賀城)、第44普通科連隊(福島)、第6特科連隊(郡山)、第6後方支援連隊(神町)、第6戦車大隊(大和)、第6高射特科大隊(郡山)、第6施設大隊(神町)、第6通信大隊(神町)、第6偵察隊(大和)、第6飛行隊(神町)、第6特殊武器防護隊(神町)、第6師団司令部付隊(神町)、第6音楽隊(神町))
第9師団(第5普通科連隊(青森)、第21普通科連隊(秋田)、第39普通科連隊(弘前)、第9特科連隊(岩手)、第9後方支援連隊(青森)、第9戦車大隊(岩手)、第9高射特科大隊(岩手)、第9施設大隊(八戸)、第9通信大隊(青森)、第9対戦車隊(八戸)、第9偵察隊(弘前)、第9飛行隊(八戸)、第9化学防護隊(青森)、第9師団司令部付隊(青森)、第9音楽隊(青森))
第38普通科連隊(多賀城)、第4地対艦ミサイル連隊(八戸)、第2施設団(船岡)、東北方面特科隊(仙台)、第5高射特科群(八戸)、東北方面通信群(仙台)、東北方面航空隊(霞目)、東北方面後方支援隊(仙台)、東北方面衛生隊(仙台)、東北方面総監部付隊(仙台)

北部方面隊
第2師団(第3普通科連隊(名寄)、第25普通科連隊(遠軽)、第26普通科連隊(留萌)、第2戦車連隊(旭川)、第2特科連隊(上富良野)、第2後方支援連隊(旭川)、第2施設大隊(旭川)、第2通信大隊(旭川)、第2偵察隊(旭川)、第2飛行隊(旭川)、第2化学防護隊(旭川)、第2師団司令部付隊(旭川))
第5旅団(第4普通科連隊(帯広)、第6普通科連隊(美幌)、第5戦車隊(鹿追)第5特科隊(帯広)、第5後方支援連隊(帯広)、第5偵察隊(帯広)、第5飛行隊(鹿追)、第5高射特科中隊(帯広)、第5施設中隊(帯広)、第5通信中隊(帯広)、第5音楽隊(帯広)、第5旅団司令部付隊(帯広))
第7師団(第11普通科連隊(東千歳)、第72戦車連隊(北恵庭)、第73戦車連隊(南恵庭)、第7特科連隊(東千歳)、第7後方支援連隊(東千歳)、第7施設大隊(東千歳)、第7通信大隊(東千歳)、第7飛行隊(丘珠)、第7師団司令部付隊(東千歳))
第11旅団(第18普通科連隊(真駒内)、第28普通科連隊(函館)、第11戦車隊(真駒内)、第11後方支援隊(真駒内)、第11旅団司令部付隊(真駒内))
第1特科団(北千歳)、第1高射特科団(東千歳)、第1戦車群(北恵庭)、北部方面施設隊(南恵庭)、北部方面航空隊(丘珠)、北部方面後方支援隊(島松)、北部方面通信群(札幌)、北部方面会計隊(札幌)、北海道補給処(島松)

東部方面隊
第1師団(第1普通科連隊(練馬)、第31普通科連隊(武山)、第32普通科連隊(大宮)、第34普通科連隊(板妻)、第1特科隊(北富士)、第1後方支援連隊(練馬)、第1戦車大隊(駒門)、第1高射特科大隊(駒門)、第1施設大隊(朝霞)、第1通信大隊(練馬)、第1飛行隊(立川)、第1特殊武器防護隊(練馬)、第1偵察隊(練馬)、第1師団司令部付隊(練馬))
第12旅団(第2普通科連隊(高田)、第13普通科連隊(松本)、第30普通科連隊(新発田)、第48普通科連隊(相馬原)、第12特科隊(宇都宮)、第12後方支援隊(新町)、第12ヘリコプター隊(相馬原)、第12音楽隊(相馬原)、第12通信中隊(相馬原)、第12偵察隊(相馬原)、第12対戦車中隊(新町)、第12高射特科中隊(相馬原)、第12施設中隊(新町)、第12化学防護隊(相馬原)、第12旅団司令部付隊(相馬原))
第1施設団(古河)、東部方面後方支援隊(朝霞)、東部方面航空隊(立川)、第6地対艦ミサイル連隊(宇都宮)、第2高射特科群(松戸)、東部方面通信群(朝霞)、東部方面衛生隊(朝霞)、東部方面会計隊(朝霞)、第1教育団(朝霞)

中部方面隊
第3師団(第7普通科連隊(福知山)、第36普通科連隊(伊丹)、第37普通科連隊(信太山)、第3特科隊(姫路)、第3後方支援連隊(千僧)、第3戦車大隊(今津)、第3高射特科大隊(姫路)、第3通信大隊(千僧)、第3飛行隊(八尾)、第3偵察隊(千僧))
第10師団(第14普通科連隊(金沢)、第33普通科連隊(久居)、第35普通科連隊(守山)、第49普通科連隊(豊川)、第10特科連隊(豊川)、第10後方支援連隊(春日井)、第10戦車大隊(今津)、第10高射特科大隊(豊川)、第10施設大隊(春日井)、第130地区警務隊(豊川)、第10音楽隊(守山)、第10通信大隊(守山)、第10偵察隊(春日井)、第10飛行隊(明野)、第10化学防護隊(守山)、第10師団司令部付隊(守山))
第13旅団(第8普通科連隊(米子)、第17普通科連隊(山口)、第46普通科連隊(海田市)、第13特科隊(日本原)、第13後方支援隊(海田市)、第13偵察隊(出雲)、第13飛行隊(防府)、第13戦車中隊(日本原)、第13高射特科中隊(日本原)、第13施設中隊(海田市)、第13通信中隊(海田市)、第13師団司令部付隊(海田市))
第14旅団(第15普通科連隊(善通寺)、第50普通科連隊(高知)、第14特科隊(松山)、第14後方支援隊(善通寺)、第14偵察隊(善通寺)、第14飛行隊(北徳島)、第14戦車中隊(日本原)、第14施設中隊(高知)、第14通信中隊(善通寺)、第14旅団司令部付隊(善通寺)、第14高射特科中隊(松山)、自衛隊阪神病院(川西))
第4施設団(大久保)、中部方面後方支援隊(桂)、中部方面通信群(伊丹)、中部方面航空隊(八尾)、中部方面衛生隊(伊丹)、中部方面会計隊(伊丹)、第47普通科連隊(海田市)

西部方面隊
第4師団(第16普通科連隊(大村)、第19普通科連隊(福岡)、第40普通科連隊(小倉)、第41普通科連隊(別府)、第4特科連隊(久留米)、第4施設大隊(大村)、第4通信大隊(福岡)、第4偵察隊(福岡)、第4飛行隊(目達原)、第4後方支援連隊(福岡)、第4戦車大隊(玖珠)、第4師団司令部付隊(福岡)、第4対舟?戦車隊(玖珠))
第8師団(第12普通科連隊(国分)、第42普通科連隊(北熊本)、第43普通科連隊(都城)、第8特科連隊(北熊本)、第8後方支援連隊(北熊本)、第8戦車大隊(玖珠)、第8施設大隊(川内)、第8高射特科大隊(北熊本)、第8通信大隊(北熊本)、第8偵察隊(北熊本)、第8化学防護隊(北熊本)、第8師団司令部付隊(北熊本))
第15旅団(第51普通科連隊(那覇)、第15後方支援隊(那覇)、第15通信隊(那覇)、第15旅団司令部付隊(那覇))
第5施設団(小郡)、西部方面特科隊(湯布院)、第2高射特科団(飯塚)、西部方面後方支援隊(目達原)、西部方面通信群(健軍)、西部方面航空隊(目達原)、西部方面衛生隊(健軍)

中央即応集団
第1空挺団(習志野)、第1ヘリコプター団(木更津)、中央即応連隊(宇都宮)、中央器特殊防護隊(大宮)、対特殊武器衛生隊(朝霞)、中央即応集団司令部付隊(朝霞)
通信団(市ヶ谷)、警務隊(市ヶ谷)、中央情報隊(市ヶ谷)、中央業務支援隊(市ヶ谷)、中央会計隊(市ヶ谷)中央輸送業務隊(朝霞)、幹部学校(目黒)、富士学校(富士)、高射学校(下志津)、航空学校(明野)、施設学校(勝田)、通信学校(久里浜)、武器学校(土浦)、需品学校(松戸)、輸送学校(朝霞)、小平学校(小平)、衛生学校(三宿)、化学学校(大宮)、高等工科学校(武山)、研究本部(朝霞)、補給統制本部(十条)自衛隊中央病院(三宿)


海 自 自衛艦隊(横須賀)、護衛艦隊(横須賀)、航空集団(厚木)、横須賀地方総監部(横須賀)、大湊地方総監部(大湊)、教育航空集団(下総)、第1護衛隊群(横須賀)、第2護衛隊群(佐世保)、掃海隊群(横須賀)、第2潜水隊群(横須賀)、第1航空群(鹿屋)、第2航空群(八戸)、第4航空群(厚木)、第5航空群(那覇)、第21航空群(館山)、第22航空群(大村)、第31航空群(岩国)、下総教育航空群(下総)、第1護衛隊(横須賀)、第2護衛隊(佐世保)、第3護衛隊(舞鶴)、第5護衛隊(横須賀)、第11護衛隊(横須賀)、第12護衛隊(呉)、第1海上訓練支援隊(呉)、第1掃海隊(呉)、第2掃海隊(佐世保)、第41掃海隊(横須賀)、第42掃海隊(呉)、第43掃海隊(佐世保)、第44掃海隊(舞鶴)、第45掃海隊(大湊)、第46掃海隊(佐世保)、第51掃海隊(横須賀)、第101掃海隊(呉)、第1輸送隊(呉)、横須賀警備隊(横須賀)、第203教育航空隊(下総)、第211教育航空隊(鹿屋)、自衛隊横須賀病院(横須賀)、自衛隊呉病院(呉)、自衛隊大湊病院(大湊)、潜水医学実験隊(横須賀)、呉衛生隊(呉)、大湊衛生隊(大湊)、護衛艦「はるさめ」、護衛艦「あけぼの」、護衛艦「たかなみ」、護衛艦「おおなみ」、護衛艦「さわゆき」、護衛艦「やまゆき」、護衛艦「せとゆき」、護衛艦「くらま」、護衛艦「あまぎり」、護衛艦「せとぎり」、護衛艦「あたご」、護衛艦「あぶくま」、護衛艦「おおよど」、護衛艦「とね」、掃海艦「やえやま」、掃海艦「はちじょう」、掃海母艦「ぶんご」、輸送艦「しもきた」、輸送艦「くにさき」、輸送艦「ゆら」、輸送艦「のと」、訓練支援艦「くろべ」、訓練支援艦「てんりゅう」、多用途支援艦「ひうち」、多用途支援艦「すおう」、多用途支援艦「あまくさ」、海洋観測艦「すま」、海洋観測艦「わかさ」、海洋観測艦「にちなん」、潜水艦救難母艦「ちよだ」、試験艦「あすか」、補給艦「ときわ」、補給艦「おうみ」、補給艦「ましゅう」、掃海艇「つきしま」、掃海艇「くめじま」、掃海艇「まきしま」、掃海艇「とびしま」、掃海艇「ゆげしま」、掃海艇「ながしま」、掃海艇「つのしま」、掃海艇「とよしま」、掃海艇「あいしま」、掃海艇「みやじま」、掃海艇「ひらしま」、掃海管制艇「さくしま」、横須賀港務隊


空 自 第2航空団(千歳)、第3航空団(三沢)、北部航空警戒管制団(三沢)、第3高射群(千歳)、第6高射群(三沢)、北部航空施設隊(三沢)、第4航空団(松島)、第6航空団(小松)、第7航空団(百里)、中部航空警戒管制団(入間)、第1高射群(入間)、第4高射群(岐阜)、中部航空施設隊(入間)、西部航空方面隊司令部支援飛行隊(春日)、第5航空団(新田原)、第8航空団(築城)、西部航空警戒管制団(春日)、第2高射群(春日)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空混成団司令部(那覇)、第83航空隊(那覇)、南西航空警戒管制隊(那覇)、第5高射群(那覇)、南西航空施設隊(那覇)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、入間ヘリコプター空輸隊(入間)、千歳救難隊(千歳)、秋田救難隊(秋田)、新潟救難隊(新潟)、百里救難隊(百里)、浜松救難隊(浜松)、航空総隊司令部飛行隊(入間)、偵察航空隊(百里)、警戒航空隊(浜松)、警戒航空隊(三沢)、高射教導隊(浜松)、航空システム通信隊(市ヶ谷)、第1航空団(浜松)、第1術科学校、第2術科学校、北部航空音楽隊(三沢)、第4補給処東北支処長(東北町)、防空指揮群(府中)、プログラム管理隊(入間)、中部航空音楽隊(浜松)、教材整備隊(浜松)、第11飛行教育団(静浜)、幹部候補生学校(奈良)、第4術科学校(熊谷)、電子開発実験群(入間)、航空中央業務隊(市ヶ谷)、第1補給処(木更津)、第1補給処東京支処長(十条)、第2補給処(岐阜)、第3補給処(入間)、第4補給処(入間)、西部航空音楽隊(春日)、第12飛行教育団(防府北)、航空教育隊(防府南)、第3術科学校(芦屋)、南西航空音楽隊(那覇)、作戦情報隊(府中)、航空保安管制群(入間)、航空気象群(府中)、飛行点検隊(入間)、航空開発実験集団司令部(入間)、航空安全管理隊(立川)、航空警務隊(市ヶ谷)、航空機動衛生隊(小牧)、補給本部(十条)、基地防空教導隊(千歳)、航空教育隊第2教育群(熊谷)、航空中央音楽隊(立川)、第1補給処立川支所(立川)、飛行開発実験団(岐阜)、第4補給処高蔵寺支処(高蔵寺)、飛行教導隊(新田原)、飛行教育航空隊(新田原)、第13飛行教育団(芦屋)、第5術科学校(小牧)、航空医学実験隊(入間)、幹部学校(目黒)、航空支援集団司令部(府中)、航空救難団(入間)、航空教育集団司令部(浜松)、三沢病院(三沢)、岐阜病院(岐阜)、那覇病院(那覇)
防衛省の取り組み
防衛省の政策
武力攻撃事態等への対応
新たな脅威や多様な事態への対応(弾道ミサイル・テロ・災害等)
日米安全保障体制
在日米軍に関する諸施策
国際平和協力活動への取り組み
各国との安全保障対話・防衛協力・交流
軍備管理・軍縮・不拡散への取り組み
防衛施設と周辺地域との調和・環境保全
政策評価・統計・調査結果
その他の取り組み

福島県浜通りを震源とする地震に係る防衛省・自衛隊の対応について(最終報)
平成23年4月12日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。

1.経緯 4月12日(火)14時07分頃、福島県浜通りで地震(マグニチュード6.3)が発生し、福島県いわき市、茨城県北茨木市において震度6弱を観測した。

2.防衛省・自衛隊の対応(1)派遣部隊
陸自 東北方面航空隊(霞目)
東部方面航空隊(立川)
中部方面航空隊(八尾)
第1飛行隊(立川)

海自 第4航空群(厚木)
第21航空群(館山)

空自 百里救難隊(百里)

(2)派遣規模 
航空機10機

(3)主な対応状況
 既に設置済みの防衛省災害対策本部で対応。
14時07分 飛行中の陸自東北方面航空隊(霞目)UH-1映像伝達機×1機、及びUH-1映像中継機×1を任務転用。
14時13分 飛行中の海自第4航空群(厚木)P-3C×1機を任務転用。
14時16分 海自第21航空群(館山)UH-60×1機が離陸。
14時25分 空自百里救難隊(百里)UH-60×1機が離陸。
14時26分 空自百里救難隊(百里)UH-60×1機が離陸。
14時34分 陸自東部方面航空隊(立川)UH-1映像伝達機×1機が離陸。
14時35分 陸自東部方面航空隊(立川)UH-1映像中継機×1機が離陸。
14時38分 陸自第1飛行隊(立川)UH-1×1機が離陸。
15時04分 霞目駐屯地に前進中の陸自中部方面航空隊(八尾)UH-1映像伝達機×1機が離陸。
16時46分 航空機による情報収集活動終了。

福島県浜通り及び茨城県北部を震源とする地震に係る防衛省・自衛隊の対応について(最終報)
平成23年4月11日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。

1.経緯 4月11日(月)17時16分頃、福島県浜通りで地震(マグニチュード7.1)が発生し、福島県中通り、浜通り及び茨城県南部において震度6弱を観測した。また、同日20時42分頃、茨城県北部で地震(マグニチュード5.9)が発生し、福島県中通りにおいて震度5弱を観測した。

2.防衛省・自衛隊の対応(1)派遣部隊
陸自 東北方面航空隊(霞目)
北部方面航空隊(丘珠)
東部方面航空隊(立川)
第1飛行隊(立川)
第6飛行隊(神町)

海自 第21航空群(館山)
第25航空隊(大湊)
第2航空群(八戸)
第4航空群(厚木)

空自 第7航空団(百里)
百里救難隊(百里)
松島救難隊(松島)

(2)派遣規模 
航空機  20機

(3)主な対応状況
【福島県中通り、浜通り及び茨城県南部(震度6弱)】
 既に設置済みの防衛省災害対策本部で対応。
17時25分 海自第21航空群(館山)SH-60×1機が離陸。
空自第7航空団(百里)F-4×4機を任務転用。
17時29分 陸自東北方面航空隊(霞目)UH-1映像伝送機×1機が離陸。
17時29分 空自百里救難隊(百里)UH-60×1機が離陸。
17時32分 八戸駐屯地に前進中の陸自北部方面航空隊(丘珠)UH-1映像伝送機×1機が離陸。
17時33分 海自第25航空隊(大湊)SH-60×1機が離陸。
17時35分 大和駐屯地に前進中の陸自第6飛行隊(神町)OH-6×1機が離陸。
17時36分 空自松島救難隊(松島)UH-60×1機が離陸。
17時38分 陸自東部方面航空隊(立川)UH-1映像伝送機×1機が離陸。
17時40分 陸自東部方面航空隊(立川)UH-1映像中継機×1機が離陸。
17時40分 大和駐屯地に前進中の陸自第6飛行隊(神町)UH-1×1機が離陸。
17時51分 海自第2航空群(八戸)P-3C×1機が離陸。
17時53分 海自第4航空群(厚木)P-3C×1機が離陸。
17時54分 陸自第1飛行隊(立川)UH-1映像伝送機×1機が離陸。
【茨城県北部(震度5弱)】
17時51分及び53分に離陸したP-3C×2機が引き続き情報収集活動継続。
20時54分 飛行中の海自第21航空群(館山)UH-60×1機を任務転用。
21時04分 東部方面航空隊(霞目)UH-1映像伝送機×1機が離陸。
21時13分 東部方面航空隊(霞目)UH-1映像中継機×1機が離陸。
22時44分 航空機による情報収集活動終了。
■NHK報道

4月12日の情報
汚染水 復水器への移送始まる
東京電力福島第一原子力発電所では、11日と12日に相次いだ地震の影響で放射性物質に汚染された水の移送に向けた作業がたびたび中断され、難航していましたが、当面の課題となっていた2号機の「トレンチ」と呼ばれるトンネルにたまっている汚染水を復水器に移す作業が12日午後7時半すぎから始まりました。
12日午後2時7分ごろ福島県で震度6弱の激しい揺れを観測した地震で、福島第一原発では外部電源に異常はなく、1号機から3号機の原子炉を冷やすために行われていた水の注入にも影響はありませんでした。
一方、原発の敷地内で行われている放射性物質に汚染された水の移送に向けた作業は相次いだ地震の影響でたびたび中断され、難航していましたが、12日午後7時半すぎから当面の課題となっていた2号機のトレンチと呼ばれるトンネルにたまっている汚染水を復水器に移す作業が始まりました。
また、1号機で水素爆発の危険性をあらかじめ避けるために行われていた格納容器への窒素ガスの注入作業は12日の地震の影響はなく、継続して行われています。
ただ窒素ガスの注入作業が行われているここ数日、格納容器の圧力がほとんど上昇しないことから、東京電力は格納容器から気体が外部に漏れ出ている可能性もあるとみて調べていますが、今のところ、周辺での放射線量の数値に変化はなく、慎重に監視をしながら注入を続けることにしています。
一方、12日午前6時半すぎには1号機から4号機の放水口の近くにある「サンプリング建屋」と呼ばれる施設の内部にあるバッテリーから火が出て、作業員が7分後に消火器で消し止めました。
東京電力はバッテリーの漏電が原因とみて、ほかの施設でもバッテリーの漏電や火災のおそれがないか点検を行っています。

4月12日 23:05更新

▲ページトップへ.福島第一原発 最も深刻なレベル7
東京電力、福島第一原子力発電所の事故は、事態の深刻さを表す国際的な基準に基づく評価で、これまでの「レベル5」から最も深刻な「レベル7」に引き上げられました。「レベル7」は、世界的にみても25年前のチェルノブイリ原発事故しかなく、世界の原子力史上、最悪レベルの事故となりました。
福島第一原発の事故を巡っては、1号機や3号機の原子炉が入っている建屋で水素爆発が起きるなどして、外部に大量の放射性物質が放出され、半径30キロ以内の住民が1か月以上たった今も避難や屋内退避を強いられる深刻な事態が続いています。
この事故のレベルについて、経済産業省の原子力安全・保安院は、IAEA=国際原子力機関などが策定した「INES」と呼ばれる事態の深刻さを表す国際的な基準に基づいて評価した結果、これまでの「レベル5」から、最も深刻な「レベル7」に引き上げることを決め、12日に発表しました。
評価は、これまでに外部に放出された放射性物質の推定量で行われ、放射性のヨウ素131と、セシウム137を併せた放射性物質の量は、原子力安全・保安院の試算で37京ベクレル、原子力安全委員会の試算では63京ベクレルと推定され、いずれも『レベル7』の基準に相当するとしています。
「京」は「1兆」の「1万倍」です。
INESの評価は、これまで個別の原子炉ごとに行われ、先月18日の評価では、1号機から3号機まで、いずれも32年前にアメリカで起きたスリーマイル島原発事故と同じ「レベル5」としていました。今回、原子力安全・保安院は、事故としては一体だとして、1号機から3号機までの全体の規模で評価した結果、「レベル7」と決めたとしています。
「レベル7」は、世界的にみても25年前の1986年に旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故しかなく、世界の原子力史上、最悪レベルの事故となりました。
ただ、福島第一原発の事故で放出された放射性物質の量は、現時点では、520京ベクレルを放出したとされるチェルノブイリ事故の1割前後と評価されるとしています。
また、原子力安全委員会によりますと、これらの放射性物質は、周辺の放射線量の推移から、2号機の格納容器につながる圧力抑制室=サプレッションプールで爆発があった先月15日朝から翌日にかけての2日間にほとんどが放出されたとみているということです。放射性物質の放出は今も続いていますが、現段階では、かなり少なくなっているとしています。
「レベル7」の評価について、原子力安全・保安院の西山英彦審議官は「安全を守れるよう努力してきたつもりだったが、予測不可能な事態に見舞われ、規制が不十分だったところもあったと思う。迷惑かけて申し訳なく思っている」と謝罪したうえで、「まずは収束させることが最も重要で、規制の在り方も振り返って必要な手を打っていく必要がある」と述べました。

4月12日 18:55更新

▲ページトップへ.福島第一原発 地震相次ぎ作業難航
東京電力福島第一原子力発電所では、11日と12日に相次いだ地震の影響で、放射性物質に汚染された水の移送に向けた作業がたびたび中断され、2号機のトレンチと呼ばれるトンネルにたまっている汚染水を復水器に移す作業にいまだに入れないなど、作業が難航しています。
12日午後2時7分ごろ、福島県で震度6弱の激しい揺れを観測した地震で、福島第一原発では外部電源に異常はなく、1号機から3号機の原子炉を冷やすために行われていた水の注入にも影響はありませんでした。しかし、11日と12日に相次いだ地震の影響で、原発の敷地内で行われている作業がたびたび中断されました。
このため、高濃度の放射性物質に汚染された水の回収に向けて、2号機のトレンチにたまっている汚染水を復水器に移す作業は、移送に使うホースの水漏れがないかを確認するのに手間取り、11日に始める予定だった移送作業にいまだに入れないなど作業が難航しています。
東京電力は確認作業を急ぎ、準備が整いしだい、汚染水を復水器に移す作業を始めたいとしています。
一方、1号機で水素爆発の危険性をあらかじめ避けるために行われていた、格納容器への窒素ガスの注入作業は、12日の地震の影響はなく継続して行われています。
ただ、窒素ガスの注入作業が行われているここ数日、格納容器の圧力がほとんど上昇しないことから、東京電力は、格納容器から気体が外部に漏れ出ている可能性もあるとみて調べていますが、今のところ、周辺での放射線量の数値に変化はなく、慎重に監視をしながら注入を続けることにしています。
また、12日午前6時半すぎには、1号機から4号機の放水口の近くにある「サンプリング建屋」と呼ばれる施設の内部にあるバッテリーから火が出て、作業員が7分後に消火器で消し止めました。
東京電力は、バッテリーの漏電が原因とみて、ほかの施設でもバッテリーの漏電や火災のおそれがないか点検を行っています。

4月12日 18:55更新

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Weblog北大路機関 第2000号記事 達成!(2011.04.12)

2011-04-12 23:28:09 | 北大路機関特別企画

■2000の記事

 おかげさまでWeblog北大路機関は、今回の記事をもって2005年7月29日の運用開始から第2000号記事を迎えることができました。

Img_6703  第2000号記事には横須賀基地とサクラ、この写真を選びました。サクラの背景には横須賀基地の象徴となった護衛艦ひゅうが、が停泊しています。サクラ前線は首都圏から更に北へと歩んでいまして、世界が非日常となった中で貴重な日常を私たちに示してくれているようにも思います。

Img_6592  この写真は本日朝に撮影したのですが、横須賀基地へは護衛艦ひゅうが、きりしま、たかなみ、おおなみ。舞鶴基地から補給艦ましゅう、呉基地から輸送艦くにさき、等が吉倉地区だけで入港していまして、東日本大震災から順次適宜補給を行い、任務体制を維持しているのだな、と思いました。災害派遣任務は現在も継続中。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文および写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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東北地方太平洋沖地震・福島第一原発事故 防衛省発表・NHK報道 2010年4月12日

2011-04-12 22:22:58 | 防災・災害派遣

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年4月12日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請元及び要請日時岩手県知事 3月11日14時52分 宮城県知事 3月11日15時02分
茨城県知事 3月11日16時20分 福島県知事 3月11日16時47分
青森県知事 3月11日16時54分 北海道知事 3月11日18時50分
千葉県知事 3月12日01時00分

2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人 員 : 約106,250名
(陸災部隊:約70,000名、海災部隊:約14,200名、空災部隊:約21,600名、原子力災派部隊:約450名)
航空機 : 497機
(回転翼208機、固定翼289機)
艦 船 : 49隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)
 ・ 総理大臣の現地視察(宮城県石巻市、東北方面総監部、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(4月11日)

04時30分 第13旅団 新地町役場において給食支援開始

05時30分 第4師団 気仙沼市から南三陸町一帯で捜索、給水・給食支援、道路啓開作業開始

06時00分 第13旅団 相馬市役所において給食支援開始

06時00分 第5施設団 新地町において瓦礫除去作業開始、相馬市において捜索開始

06時15分 第14普通科連隊 山元町において活動開始

06時30分 第10施設大隊 名取市・岩沼市・亘理町・山元町において活動開始

07時30分 13旅団 給食支援開始

08時00分 13旅団 輸送支援(物資)開始・輸送支援(備品)前進開始

08時05分 13旅団 埒木崎、谷地小屋、中島、小川において捜索開始

08時06分 第2地対艦ミサイル連隊 女川町石浜地区において捜索開始

08時08分 第3地対艦ミサイル連隊 女川町石浜地区において捜索開始

08時08分 6特連 野蒜、牛網、南赤崎、南余景一帯において捜索開始

08時11分 第1特科団 気仙沼において瓦礫除去作業開始

08時30分 第1地対艦ミサイル連隊 捜索開始

09時30分 13旅団 相馬市原釜地区において捜索開始

○海自

(4月11日)

07時27分 「せとぎり」搭載回転翼機、平成の森キャンプ場へ食糧輸送を実施

07時59分 「せとぎり」、平成の森キャンプ場において被災者等の巡回診察を実施

08時05分 「ぶんご」、小友小学校の清掃支援を実施

08時11分 「くらま」搭載回転翼機、寒風沢島の被災者に対し、救援物資(水)を輸送

08時21分 「くらま」搭載回転翼機、柱島の被災者に対し、救援物資(水)を輸送

08時35分 第4航空群固定翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

08時51分 「くらま」搭載回転翼機、柱島の被災者に対し、救援物資(水)を輸送

08時54分 「くらま」搭載回転翼機、柱島の被災者に対し、救援物資(水)を輸送

10時20分 「くらま」搭載回転翼機、野々島の被災者に対し、救援物資(水)を輸送

10時38分 「しもきた」、気仙沼、大島の被災者に対し、入浴支援208名実施

10時45分 「くらま」回転翼機、被災地へ支援物資一式物資輸送実施

12時30分 横須賀警備隊、宮城県石巻市中央市営駐車場にて被災者231名に対し、入浴・シャワー支援実施

12時25分 「ちよだ」、志津川湾の被災者に対し、入浴支援20名実施

12時30分 「しもきた」、大島の被災者に対し、救援物資(水)を輸送

13時30分 「せとぎり」、大島の被災者に対し、入浴支援実施

17時15分 「てんりゅう」搭載回転翼機、被災地へ緊急用袋式担架等輸送実施

18時00分 第2航空群、八戸地区被災者に対し、受け入れ支援70名、入浴支援30名、メンタルヘルスケア14名実施

○空自

(4月11日)

06時25分 松島基地が沐浴支援活動開始

06時58分 北空派遣隊(山田)が炊出し活動開始

07時00分 松島基地が給水支援活動開始

07時07分 松島基地が物流管理支援活動開始

07時37分 松島基地が捜索救助活動開始

08時00分 松島基地が民生支援(校庭泥撤去)活動開始

08時01分 北空派遣隊(山田)が巡回診療活動開始

08時03分 北空派遣隊(山田)が物資輸送活動開始

08時05分 北空派遣隊(山田)が道路啓開、捜索救助活動開始

08時16分 北空派遣隊(山田)が給水支援活動開始

08時42分 北空派遣隊(山田)が燃料輸送活動開始

09時02分 航空救難団U-125A×1機 捜索救助のため秋田離陸(13時31分松島着陸)

09時10分 第1輸送航空隊C-130×1機 救援物資(パン)を名古屋から松島まで空輸

09時14分 松島基地が巡回診療活動開始

09時17分 松島基地が瓦礫撤去等活動開始

09時33分 航空救難団UH-60J×1機 捜索救助のため松島離陸(13時35分松島着陸)

09時45分 航空救難団CH-47×1機 救援物資輸送のため石巻総合グランド離陸(09時55分牡鹿清崎運動公園着陸)

10時03分 第1輸送航空隊C-130×1機 救援物資(民生救援物資)を福岡から松島まで空輸

10時53分 松島基地が入浴支援活動開始(基地内隊員浴場)

11時34分 松島基地が炊出支援開始

14時16分 第1輸送航空隊C-130×1機 救援物資(パン)を名古屋から松島まで空輸

15時28分 航空救難団UH-60J×1機 捜索救助のため松島離陸(17時08分松島着陸)

15時28分 航空救難団U-125A×1機 捜索救助のため松島離陸(17時41分秋田着陸)

○原子力災害派遣による活動

(4月11日)

08時33分 偵察航空隊RF-4E×1機が福島第1原発の航空偵察のため百里を離陸(08時57分百里着陸)
報道資料
記者会見
お知らせ
参考資料:報告書等
参考資料:人事発令
参考資料:叙勲者等受章者
外国要人往来

■NHK

汚染水 復水器への移送始まる
東京電力福島第一原子力発電所では、11日と12日に相次いだ地震の影響で放射性物質に汚染された水の移送に向けた作業がたびたび中断され、難航していましたが、当面の課題となっていた2号機の「トレンチ」と呼ばれるトンネルにたまっている汚染水を復水器に移す作業が12日午後7時半すぎから始まりました。
12日午後2時7分ごろ福島県で震度6弱の激しい揺れを観測した地震で、福島第一原発では外部電源に異常はなく、1号機から3号機の原子炉を冷やすために行われていた水の注入にも影響はありませんでした。
一方、原発の敷地内で行われている放射性物質に汚染された水の移送に向けた作業は相次いだ地震の影響でたびたび中断され、難航していましたが、12日午後7時半すぎから当面の課題となっていた2号機のトレンチと呼ばれるトンネルにたまっている汚染水を復水器に移す作業が始まりました。
また、1号機で水素爆発の危険性をあらかじめ避けるために行われていた格納容器への窒素ガスの注入作業は12日の地震の影響はなく、継続して行われています。
ただ窒素ガスの注入作業が行われているここ数日、格納容器の圧力がほとんど上昇しないことから、東京電力は格納容器から気体が外部に漏れ出ている可能性もあるとみて調べていますが、今のところ、周辺での放射線量の数値に変化はなく、慎重に監視をしながら注入を続けることにしています。
一方、12日午前6時半すぎには1号機から4号機の放水口の近くにある「サンプリング建屋」と呼ばれる施設の内部にあるバッテリーから火が出て、作業員が7分後に消火器で消し止めました。
東京電力はバッテリーの漏電が原因とみて、ほかの施設でもバッテリーの漏電や火災のおそれがないか点検を行っています。

4月12日 23:05更新

▲ページトップへ福島第一原発 最も深刻なレベル7
東京電力、福島第一原子力発電所の事故は、事態の深刻さを表す国際的な基準に基づく評価で、これまでの「レベル5」から最も深刻な「レベル7」に引き上げられました。「レベル7」は、世界的にみても25年前のチェルノブイリ原発事故しかなく、世界の原子力史上、最悪レベルの事故となりました。
福島第一原発の事故を巡っては、1号機や3号機の原子炉が入っている建屋で水素爆発が起きるなどして、外部に大量の放射性物質が放出され、半径30キロ以内の住民が1か月以上たった今も避難や屋内退避を強いられる深刻な事態が続いています。
この事故のレベルについて、経済産業省の原子力安全・保安院は、IAEA=国際原子力機関などが策定した「INES」と呼ばれる事態の深刻さを表す国際的な基準に基づいて評価した結果、これまでの「レベル5」から、最も深刻な「レベル7」に引き上げることを決め、12日に発表しました。
評価は、これまでに外部に放出された放射性物質の推定量で行われ、放射性のヨウ素131と、セシウム137を併せた放射性物質の量は、原子力安全・保安院の試算で37京ベクレル、原子力安全委員会の試算では63京ベクレルと推定され、いずれも『レベル7』の基準に相当するとしています。
「京」は「1兆」の「1万倍」です。
INESの評価は、これまで個別の原子炉ごとに行われ、先月18日の評価では、1号機から3号機まで、いずれも32年前にアメリカで起きたスリーマイル島原発事故と同じ「レベル5」としていました。今回、原子力安全・保安院は、事故としては一体だとして、1号機から3号機までの全体の規模で評価した結果、「レベル7」と決めたとしています。
「レベル7」は、世界的にみても25年前の1986年に旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故しかなく、世界の原子力史上、最悪レベルの事故となりました。
ただ、福島第一原発の事故で放出された放射性物質の量は、現時点では、520京ベクレルを放出したとされるチェルノブイリ事故の1割前後と評価されるとしています。
また、原子力安全委員会によりますと、これらの放射性物質は、周辺の放射線量の推移から、2号機の格納容器につながる圧力抑制室=サプレッションプールで爆発があった先月15日朝から翌日にかけての2日間にほとんどが放出されたとみているということです。放射性物質の放出は今も続いていますが、現段階では、かなり少なくなっているとしています。
「レベル7」の評価について、原子力安全・保安院の西山英彦審議官は「安全を守れるよう努力してきたつもりだったが、予測不可能な事態に見舞われ、規制が不十分だったところもあったと思う。迷惑かけて申し訳なく思っている」と謝罪したうえで、「まずは収束させることが最も重要で、規制の在り方も振り返って必要な手を打っていく必要がある」と述べました。

4月12日 18:55更新

▲ページトップへ福島第一原発 地震相次ぎ作業難航
東京電力福島第一原子力発電所では、11日と12日に相次いだ地震の影響で、放射性物質に汚染された水の移送に向けた作業がたびたび中断され、2号機のトレンチと呼ばれるトンネルにたまっている汚染水を復水器に移す作業にいまだに入れないなど、作業が難航しています。
12日午後2時7分ごろ、福島県で震度6弱の激しい揺れを観測した地震で、福島第一原発では外部電源に異常はなく、1号機から3号機の原子炉を冷やすために行われていた水の注入にも影響はありませんでした。しかし、11日と12日に相次いだ地震の影響で、原発の敷地内で行われている作業がたびたび中断されました。
このため、高濃度の放射性物質に汚染された水の回収に向けて、2号機のトレンチにたまっている汚染水を復水器に移す作業は、移送に使うホースの水漏れがないかを確認するのに手間取り、11日に始める予定だった移送作業にいまだに入れないなど作業が難航しています。
東京電力は確認作業を急ぎ、準備が整いしだい、汚染水を復水器に移す作業を始めたいとしています。
一方、1号機で水素爆発の危険性をあらかじめ避けるために行われていた、格納容器への窒素ガスの注入作業は、12日の地震の影響はなく継続して行われています。
ただ、窒素ガスの注入作業が行われているここ数日、格納容器の圧力がほとんど上昇しないことから、東京電力は、格納容器から気体が外部に漏れ出ている可能性もあるとみて調べていますが、今のところ、周辺での放射線量の数値に変化はなく、慎重に監視をしながら注入を続けることにしています。
また、12日午前6時半すぎには、1号機から4号機の放水口の近くにある「サンプリング建屋」と呼ばれる施設の内部にあるバッテリーから火が出て、作業員が7分後に消火器で消し止めました。
東京電力は、バッテリーの漏電が原因とみて、ほかの施設でもバッテリーの漏電や火災のおそれがないか点検を行っています。

4月12日 18:55更新

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東北地方太平洋沖地震-東日本大震災から本日で一ヶ月

2011-04-11 22:48:29 | インポート
被害に遭われた方へ心からのお見舞いと犠牲になられた方への心からのご冥福をお祈りします。

災厄の全容は未だ掴めず、大戦敗戦と並ぶ未曾有の被害となり、収束の目処も立ちませんが、一丸となり復興しましょう。

共に進めば来るべき未来は明るいと信じて。

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東北地方太平洋沖地震・福島第一原発事故 防衛省発表・NHK報道 2010年4月11日

2011-04-11 18:54:21 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年4月11日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請元及び要請日時岩手県知事 3月11日14時52分 宮城県知事 3月11日15時02分
茨城県知事 3月11日16時20分 福島県知事 3月11日16時47分
青森県知事 3月11日16時54分 北海道知事 3月11日18時50分
千葉県知事 3月12日01時00分
2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人 員 : 約106,450名
(陸災部隊:約70,000名、海災部隊:約14,400名、空災部隊:約21,600名、原子力災派部隊:約450名)
航空機 : 488機
(回転翼201機、固定翼287機)
艦 船 : 49隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)
 ・ 総理大臣の現地視察(宮城県石巻市、東北方面総監部、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(4月10日)

06時00分 第5後方支援連隊 石巻地区にて輸送支援活動開始

06時40分 第3旅団 新地町内及び相馬市において輸送支援活動開始

06時40分 第10音楽隊 名取市イオンモールにおける慰問演奏に出発

08時00分以降 岩手県・宮城県・福島県において集中捜索を米軍等と共同で開始

08時06分 第1特科群 気仙沼市の瓦礫撤去活動開始

08時05分 第1特科群 釜石地区で捜索活動開始

08時07分 第13旅団 埒木沢・谷地小屋・中島にて捜索活動開始

08時30分 第13旅団 原釜潮干狩場において給水支援開始

12時20分 北部方面隊ヘリ隊 久慈~宮古~平田~大船渡、山田~釜石~平田~陸前高田の各方面の集中捜索を開始

12時26分 東部方面隊ヘリ隊 石巻~女川、石巻~牡鹿半島、松島~石巻~黒崎の各方面の集中捜索を開始

12時26分 中部方面隊ヘリ隊 石巻~追波湾の集中捜索開始

13時43分 東北方面ヘリ隊 鷹来の森~松島の集中捜索開始

○海自

(4月10日)

06時59分 第25航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

07時55分 第73航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

08時00分以降 岩手県・宮城県・福島県において集中捜索を米軍等と共同で開始

08時54分 第4航空群固定翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

10時23分 「ゆら」、函館から大湊へ陸自トラック2台、軽油ドラム缶96本、ベアリンググリス36L輸送

10時52分 第4航空群固定翼機、漂流船舶視認(3925N14339E)、海上保安庁に通報

12時31分 第4航空群固定翼機、漂流漁船視認(3913N14218E)、海上保安庁に通報

15時11分 「くらま」搭載回転翼機、桂島の被災者に対し、救援物資(水)を搬送

16時08分 「くらま」搭載回転翼機、寒風沢島の被災者に対し、救援物資(水)を搬送

17時00分 横須賀警備隊、宮城県石巻市中央市営駐車場にて被災者281名に対し、入浴・シャワー支援実施

17時40分 「くらま」搭載回転翼機、野々島の被災者に対し、救援物資(水)を搬送

18時00分 第2航空群、八戸地区被災者に対し、受け入れ支援、入浴支援、メンタルヘルスケア実施

○空自

(4月10日)

06時28分 松島基地が沐浴支援、給水支援、炊出し、民生支援活動等開始

06時39分 北空派遣隊(山田)が燃料輸送、炊出し、物資輸送、巡回医療等の活動開始

08時00分以降 岩手県・宮城県・福島県において集中捜索を米軍等と共同で開始

08時28分 大滝根山分屯基地が給食支援活動開始

10時11分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(パン)を名古屋から松島まで空輸

10時30分 中部航空音楽隊(浜松)がビッグパレットふくしまで慰問演奏開始(聴衆約200名)

12時27分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(パン)を名古屋から松島まで空輸

15時00分 中部航空音楽隊(浜松)が田村市役所(福島県)大越行政局で慰問演奏開始(聴衆約450名)

○原子力災害派遣による活動

(4月10日)

07時19分 CH-47(サーモグラフィ・放射線測定機搭載)×1機による福島第1原発上空モニタリング開始(07時43分終了)

08時27分 偵察航空隊RF-4E×1機が福島第1原発の航空偵察のため百里を離陸(09時00分百里着陸)
陸上自衛隊の活動
(4月10日)

06時00分 第5後方支援連隊 石巻地区にて輸送支援活動開始

06時40分 第3旅団 新地町内及び相馬市において輸送支援活動開始

06時40分 第10音楽隊 名取市イオンモールにおける慰問演奏に出発

08時00分以降 岩手県・宮城県・福島県において集中捜索を米軍等と共同で開始

08時06分 第1特科群 気仙沼市の瓦礫撤去活動開始

08時05分 第1特科群 釜石地区で捜索活動開始

08時07分 第13旅団 埒木沢・谷地小屋・中島にて捜索活動開始

08時30分 第13旅団 原釜潮干狩場において給水支援開始

12時20分 北部方面隊ヘリ隊 久慈~宮古~平田~大船渡、山田~釜石~平田~陸前高田の各方面の集中捜索を開始

12時26分 東部方面隊ヘリ隊 石巻~女川、石巻~牡鹿半島、松島~石巻~黒崎の各方面の集中捜索を開始

12時26分 中部方面隊ヘリ隊 石巻~追波湾の集中捜索開始

13時43分 東北方面ヘリ隊 鷹来の森~松島の集中捜索開始

(4月9日)

08時30分 第10後方支援連隊 宮城県山下小学校において診療開始

09時15分 第1戦車群 長面浦において捜索開始

11時00分 第5旅団 石巻市において内海橋工事終了

19時00分 大和駐屯地に前進中の陸自第6飛行隊(神町)OH-6×1機、離陸

19時02分 東北方面航空隊(霞目)UH-1映像伝達機×1機、離陸

19時07分 大和駐屯地に前進中の陸自第6飛行隊(神町)UH-1×1機、離陸

(4月8日)

04時00分 第9師団 岩手県内各地域において給食支援開始

05時01分 東北方面特科隊 仙台市において捜索開始

07時00分 第9師団 岩手県内各地域において給水・輸送支援・瓦礫運搬開始

07時00分 第4施設団 陸前高田市及び大船渡市において道路啓開作業開始、宮古市及び山田町において瓦礫運搬・捜索開始

08時00分 第9師団 岩手県内各地域において入浴支援開始

08時00分 第4施設団 釜石市及び大槌町において道路啓開作業開始

08時15分 第13旅団 新地町において給水支援開始

08時23分 第6師団 仙台市において捜索開始

08時50分 第13旅団 いわき市において捜索開始

08時59分 第13旅団 ホテル夕鶴において給水支援開始

09時10分 第12施設群 捜索支援・瓦礫撤去作業を開始

09時15分 第13旅団 岩子地区において捜索開始

09時27分 第13旅団 磯辺地区において捜索開始

09時30分 第13旅団 原釜地区において捜索開始

(4月7日)

04時00分  9師団 陸前高田、大船渡、釜石、大槌、山田、宮古、野田村において給食支援活動開始

04時30分  13旅団 新地町役場において給食支援活動開始

06時05分  北部航空方面隊 UH-1×1機が山田町において情報収集活動開始

07時00分  第1ヘリ団 CH-47×3機が山田町において空中消火活動開始

07時00分  9師団 陸前高田、大船渡、釜石、大槌、山田、宮古において給水支援活動開始

07時30分  13旅団 給食、給水支援活動開始

08時00分  9師団 陸前高田において洗濯支援活動開始

08時00分  9師団 陸前高田、大船渡、釜石、大槌、山田、宮古において入浴支援活動開始

08時05分  第9飛行隊 OH-6×1機が山田町において情報収集活動開始

08時10分  13旅団 捜索支援活動開始

08時20分  13旅団 捜索支援活動開始

08時55分  13旅団 給水支援(ホテル 夕鶴)活動開始

09時35分  第7飛行隊 OH-6×1機が山田町において情報収集活動開始

13時30分  第9音楽隊 グリーンピア田老において慰問演奏を実施

17時00分  13旅団 サテライトかしまにおいて巡回診療開始

(4月6日)

04時30分  13旅団 新地町役場において給食支援活動

08時00分  14旅団 女川町清水、大原、浦宿及び出島において捜索活動開始

08時00分  14旅団 女川町において人員・物資輸送、捜索支援(瓦礫除去、道路啓開)活動開始

08時00分  14旅団 河北町長面浦、雄勝町及び女川町において捜索支援開始

08時30分  10師団 山元町への食品輸送

09時55分  北部方面航空隊 OH-1×1機が山田町において情報収集活動開始

10時20分  第6音楽隊 いわき市文化センターにおいて激励演奏を実施

10時50分  第1ヘリ団 CH-47×1機が山田町において空中消火活動開始

11時30分  第9飛行隊 OH-6×1機が山田町において情報収集活動開始

13時10分  東北方面航空隊 沿岸部航空偵察及び石巻グランドへの食品輸送

14時00分  10師団 山元町(坂元体育文化センター)への食品輸送

14時55分  第1ヘリ団 CH-47×1機が山田町において空中消火活動開始

15時50分  第9飛行隊 OH-6×1機が山田町において情報収集活動開始

(4月5日)

04時30分  13旅団 新地町役場において給食支援活動

06時20分  13旅団 新地町役場から新地小において食事運搬支援開始

07時30分  14旅団 追波川運動公園及び大須地区において給水支援開始

07時55分  14旅団 追分温泉において入浴支援開始

08時00分  12旅団 いわき市中央台北小学校において給水支援開始

08時05分  12旅団 いわき市江名中学校において給水支援開始

09時00分  13旅団 いわき市スーパーマルト、塩屋崎ホテル及び卸売市場において給水支援開始

09時00分  13旅団 尾浜地区において給水支援開始

10時00分  第10音楽隊 坂元中学校(山元町)において慰問演奏を実施

12時00分  13旅団 相馬市向陽中学校において入浴支援

14時00分  第10音楽隊 山下中学校(山元町)において慰問演奏を実施

(4月4日)

04時30分  13旅団 新地町役場において給食支援開始

06時00分  13旅団 相馬市において給食支援開始

06時30分  13旅団 熊野神社及び薬師堂において給水支援開始

07時55分  13旅団 いわき支援隊活動開始

07時57分  12旅団 中央台北中学校、江名中学校において給水支援開始

09時00分  13旅団 尾浜地区において給水支援活動開始

10時00分  第10音楽隊 山元町において慰問演奏を実施

12時00分  13旅団 相馬市向陽中学校における入浴支援開始

13時00分  第10音楽隊 山下第1小学校において慰問演奏を実施

(4月3日)

06時00分  13旅団 相馬市において給食支援開始

06時24分  5施設団 相馬市及び新地町において道路啓開開始

07時00分  13旅団 須賀川市において給食支援開始

07時52分  14旅団 北上町及び河北町へ救援物資輸送開始

08時00分  12旅団 いわき市中央北中学校において給水支援開始

08時00分  10師団 山下小学校において救護活動開始

08時00分  2施設団 門脇地区南浜町、県道41号において道路啓開開始

08時38分  13旅団 熊野神社及び薬師堂において給水支援開始

09時00時  13旅団 いわき市、尾浜地区において給水支援開始

09時00分  2施設団 三本塚地区、岡田地区、蒲生地区において道路啓開開始

09時38分  第10音楽隊 山元町において慰問演奏を実施

11時00分  13旅団 相馬市向陽中学校において巡回診療を開始

13時30分  第6音楽隊 中央台南小学校において慰問演奏を実施

15時30分  第6音楽隊 平工業高校において慰問演奏を実施

(4月2日)

06時41分  13旅団 相馬市において給食支援開始

07時00分  13旅団 いわき市において給水支援開始

09時00分  13旅団 熊野神社及び薬師堂において給水支援開始

09時50分  東北方面後方支援隊 宮城野区及び若林区において燃料巡回配布開始

16時43分  12旅団 布引において巡回診療を実施

16時45分  13旅団 新地町における物資輸送支援を実施

21時15分  東北方面音楽隊 福島大学(聴衆約100名)、会津高校(聴衆約50名)において慰問演奏を実施

(4月1日)

05時00分  13旅団 岩沼市市民会館における給食支援開始

06時00分  13旅団 相馬市役所における給食支援開始

06時30分  14旅団 女川町において物資輸送(食品・日用品)及び入浴支援を開始

08時00分以降 岩手県・宮城県・福島県の沿岸部集中捜索を米軍等と共同して開始

08時00分  13旅団 中央台南小学校において給食支援開始。中央台南中学校において給水支援開始

08時20分  10師団 救援物資(食品・日用品)を山元町へ輸送

08時25分  10師団 救援物資(食料)を横山地区へ輸送

09時00分  13旅団 尾花地区において給水支援開始

09時04分  10師団 救援物資(食料)を山元町浅生原公会堂へ輸送

09時05分  10師団 救援物資(食料)を山元町山寺生活センターへ輸送

09時06分  10師団 救援物資(食料)を山元町山下生活センターへ輸送

10時30分  10師団 救援物資(食料)を山元町真庭区民会館へ輸送

10時55分  10師団 救援物資(食料)を山元町坂元中学校へ輸送

11時49分  10音楽隊 岩沼市民会館において慰問演奏実施(11時49分~15時30分)

12時00分  2施設団 東松島市、女川町、多賀城市、仙台市岡田地区・蒲生地区にて道路啓開、瓦礫除去を実施

12時00分  13旅団 相馬市向陽中学校において入浴支援開始

14時30分  10師団 救援物資(日用品)を山元町山下中学校へ輸送

15時25分  東北方面後方支援隊 宮城野区及び若林区において燃料巡回配布終了

15時30分  13旅団 救援物資(食料)を相馬市卸売市場へ輸送

(31日)

06時00分  13旅団 相馬市役所における給食支援開始

06時15分  13旅団 新地小、尚英中において給食支援開始

08時00分  13旅団 中央台南小学校において給食準備開始、中央台南中学校において給水支援開始

08時50分  13旅団 熊野神社、薬師堂において給水支援開始

09時00分  13旅団 いわき市において給水支援開始

12時00分  13旅団 相馬市立向陽中学校において入浴支援開始

14時40分  第1ヘリ団 CH-47×1機が山田町において空中消火活動開始

15時45分  東北方面後方支援隊 宮城野区及び若林区において燃料巡回配布終了

(30日)

04時30分  13旅団 新地町において給食支援開始

06時00分  13旅団 相馬市役所において給食支援開始

06時40分  14旅団 追波河総合運動公園及び二股地区において給水支援開始

07時00分  13旅団 須賀川市役所において給食支援開始

07時00分  14旅団 雄勝町船越小学校において入浴支援開始

08時00分  9師団 陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町、山田町に物資輸送開始

08時00分  13旅団 新地町(運動公園)へ物資輸送(薬品)

08時44分  13旅団 新地町において給水支援開始

08時45分  14旅団 道路啓開開始

09時20分  13旅団 いわき市において給水支援開始

10時00分  東北方面後方支援隊 宮城野区及び若林区において燃料巡回配布支援開始

13時00分  13旅団 相馬市向陽中学校において入浴支援開始

14時00分  第10音楽隊 丸森町筆甫中学校において慰問演奏実施

17時00分  東北方面音楽隊 多賀城中学校において慰問演奏実施(聴衆者約300名)

19時00分  東北方面音楽隊 東豊中学校において慰問演奏実施(聴衆者約200名)

(29日)

04時30分  13旅団 新地町において給食支援開始

05時00分  10師団 岩沼市(市民会館)において給食支援開始

06時00分  13旅団 相馬市役所において給食支援開始

08時00分  13旅団 いわき市内において給水支援開始

08時55分  12旅団 須賀川市において給水支援開始

12時00分  13旅団 相馬市向陽高校において入浴支援開始

12時00分  13旅団 中央台南小学校において給食支援開始

16時30分  東北方面後方支援隊 宮城野区20カ所、若林区16ケ所において燃料巡回配布支援終了

18時30分  東北方面音楽隊 多賀城文化センターにおいて慰問演奏実施(18時30分~19時35分、聴衆者約500名)

(28日)

04時30分  13旅団 新地町において給食支援開始

06時00分  13旅団 相馬市役所及び須賀川市役所における給食支援開始

08時00分  13旅団 郷ヶ岡小学校及び中央台南中における給水支援開始

09時00分  13旅団 磯部小学校において給水支援開始

09時00分  13旅団 矢吹町松倉公民館において給水支援開始

09時08分  13旅団 新地町において給水支援開始

09時13分  14旅団 雄勝町大須小学校で入浴支援開始

09時50分  東北方面後方支援隊 宮城野区、若林区において燃料巡回配布支援開始

10時00分  13旅団 いわき市中央卸売市場において給水支援開始

10時00分  13旅団 相馬市向陽中学校において入浴支援開始

12時00分  第2施設団 宮戸島(鳴瀬地区)において給水支援実施

16時15分  第10師団 救援物資(民生品)を山元町中央公民会館、山下中学校等へ輸送

18時39分  第10師団 岩沼市(市民会館)において給食支援実施

(27日)
04時30分 13旅団 新地町において給食支援開始
06時00分 13旅団 相馬市で給食支援開始
07時30分 14旅団 女川総合運動公園で給食支援、入浴支援及び救護支援開始
07時30分 14旅団 女川町内で物資輸送開始
09時10分 13旅団 磯部小学校で給水支援開始
10時00分 14旅団 雄勝町で入浴支援開始
15時00分 東北方面後方支援隊 宮城野区20ヵ所で燃料巡回配布支援
16時00分 東北方面後方支援隊 若林区13ヵ所で燃料巡回配布支援
(26日)
04時30分 第13旅団 新地町役場において給食支援開始
06時00分 第13旅団 相馬市において給食支援開始
06時00分 第13旅団 須賀川市役所及び相馬市役所において給食支援開始
06時42分 第9師団 陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町、山田町、宮古市、久慈市において給食支援開始
06時47分 第9師団 陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町、山田町、宮古市において入浴支援開始
06時48分 第9師団 山田町、陸前高田市において燃料支援開始
07時00分 第13旅団 矢吹町において巡回給水支援開始
07時30分 第10師団 給水支援開始(1930終了)
08時00分 第13旅団 郷ヶ丘小及び中央台南中で給水支援開始
09時00分 第13旅団 磯部小学校における給水支援開始
09時04分 新地町、熊野神社、薬師堂において給水支援開始
10時27分 東北方面後方支援隊 宮城野地区、若林区において燃料巡回配布支援
16時18分 第14旅団 山野小学校へ物資輸送(シャンプー)
20時06分 第10師団 岩沼市、山元町における給水支援終了
(25日)
05時00分 第9師団 陸前高田市・大船渡市・釜石等で救護・給水・給食・物資輸送・入浴支援等を開始
06時00分 第13旅団 相馬市役所において給食支援開始
06時30分 第13旅団 須賀川市役所において給食支援開始
06時30分 第13旅団 いわき市内において給水支援開始
07時38分 第13旅団 新地町で給食支援開始
08時00分 第13旅団 郷ヶ丘小及び中央台南中で給水支援開始
08時01分 第14旅団 雄勝町において入浴支援開始
08時29分 東北方ヘリ隊 石巻市へ救援物資(食料・日用品)空輸
08時58分 第13旅団 新地町で給水支援開始
09時00分 第13旅団 大迎公会堂において給水支援開始
11時00分 第5旅団 鹿妻小学校において入浴支援開始
11時25分 東北方面後方支援隊 宮城野区及び若林区に救援物資輸送
11時57分 東北方面後方支援隊 若林区及び宮城野区に燃料巡回配布開始
13時00分 第5旅団 湊小学校において給食支援開始
13時00分 第13旅団 湯本高校及び藤原小学校において給水支援開始
(24日)
06時00分 第13旅団 相馬市役所及び塙町役場で給食支援開始
06時30分 第13旅団 須賀川市役所で給食支援開始
07時00分 第14旅団 雄勝町で入浴支援開始
08時00分 第5旅団 万石浦で入浴支援開始
08時00分 第13旅団 郷ヶ丘小及び中央台南中で給水支援開始
08時27分 第13旅団 新地町で給水支援開始
09時07分 東北ヘリ隊 青葉中学校へ救援物資(食料・衣類)空輸
09時19分 第5旅団 万石浦入浴支援開始
09時22分 第13旅団 大迎公会堂で給水支援開始
09時26分 東北ヘリ隊 好文館高校へ救援物資(食料・衣類)空輸
09時50分 渡波地区物資輸送出発
10時00分 東北方面後方支援隊 宮城野区及び若林地区に燃料巡回配布
10時10分 牡鹿総合支所物資輸送出発
10時45分 第5旅団 入浴支援開始
10時52分 第6飛行隊 玉川中学校、桂島及び寒風沢島へ救援物資(燃料)空輸
13時55分 東北方面後方支援隊 宮城野区3ヵ所に燃料巡回配布
14時00分 東北方面後方支援隊 宮城野区2ヵ所に燃料巡回配布
14時18分 東北方面後方支援隊 若林区2ヵ所に燃料巡回配布
(23日)
06時00分 第13旅団 相馬市役所で給食支援開始
08時00分 第13旅団 郷ヶ丘小及び中央台南中で給水支援開始
08時42分 等北方ヘリ隊 石巻市内3ヵ所に食料を空輸
12時00分 第13旅団 相馬市日向中学校で入浴支援開始
12時31分 東北ヘリ隊 石巻赤十字病院及び栗原総合病院へ患者空輸
14時28分 東北方面後方支援隊 宮城野地区14ヵ所に燃料巡回配布
15時00分 東北方面後方支援隊 若林地区7ヵ所に燃料巡回配布
(22日)
08時39分 第6飛行隊 衛生隊及び赤十字による巡回診療に伴う人員・物資輸送のため宮戸小学校、鷹来の森へ空輸
12時46分 第13旅団救助支援隊 炊き出し4000食を提供
13時00分 第2師団 山田高校等において入浴支援を開始
15時00分 第13旅団 新地町の8避難所に水、米等を輸送
15時27分 東北方面隊後方支援隊 若林区7ヵ所に燃料巡回配付
15時30分 東北方面隊後方支援隊 宮城野区6ヵ所に燃料巡回配付
15時37分 第14普通科連隊 山下第一小学校に物資輸送(タオル40箱)
15時37分 第14普通科連隊 知楽荘に物資輸送(タオル30箱)
15時37分 東北方面隊後方支援隊 若林区4ヵ所に燃料巡回配付
(21日)
11時36分 第108全般支援大隊 14ヶ所に燃料巡回配布
11時00分 第9特科連隊 岩手県山田町各地区で物資輸送及び給水支援
11時45分 第13後方支援隊 福島県矢吹町で給水支援
12時41分 東北ヘリ隊 石巻市網地島に避難者ニーズによる物資空輸(日用品)
15時00分 東北ヘリ隊 石巻市鮎川中学校に避難者ニーズによる物資空輸(日用品)
16時11分 第108全般支援大隊 37ヶ所に燃料巡回配布
16時59分 北方航空隊 UH730 山形から花巻まで物資空輸
17時02分 東方ヘリ隊 石巻市荻浜小学校に物資空輸(日用品、水、衣類)
17時30分 西方ヘリ隊 気仙沼市階上中学校に避難者ニーズによる物資空輸(日用品)
17時55分 中方ヘリ隊 南川陸町の各所に避難者ニーズによる物資空輸(食料、衣類)
(20日)
07時50分 第1ヘリ団 CH-47×1機が大槌町において空中消火活動開始
11時00分 中央即応集団司令部 内閣府副大臣空輸 霞目着陸
11時10分 東北方面航空隊 石巻市各所に避難者ニーズによる物資空輸(非常用糧食×25箱等)
12時20分 第9飛行隊 物資輸送(食糧品・生活用品等600Kg)終了 花巻空港
13時08分 第6飛行隊 宮戸小学校に物資(医薬品、日用品)空輸
13時12分 東北方面航空隊 石巻市・女川町各所に避難者ニーズによる物資空輸(灯油×10缶等)
16時04分 第108全般支援大隊 15ヶ所に燃料輸送
16時40分 第108全般支援大隊 6ヶ所に燃料巡回配布
18時27分 東北方面航空隊 石巻市各所に避難者ニーズによる物資空輸(灯油20L×10缶)
(19日)
00時19分 第40普通科連隊が志津川町で救援・捜索活動、物資輸送・瓦礫除去
14時50分 第1ヘリ団 CH-47×1機が大槌町において空中消火活動開始
17時15分 第2戦車連隊が田老地区で瓦礫の除去
(18日)
12時35分 第1ヘリ団 CH-47×1機が山田町において空中消火活動開始
16時59分 第9飛行隊 UH915 青森空港、大船渡東高校へ食料品計600Kg空輸
17時57分 第1大隊が給水作業終了(給水量6.8t)
(17日)
16時00分 第10師団司令部付隊 蔵王向山地区の給水支援(3t)、丸森町筆甫(ひっぽ)避難所での給食支援(460食)
16時05分 第9飛行隊 UH915 新浜町へ食料毛布等650kg空輸、UH718 唐丹中学校へ食料毛布等650kg空輸
17時30分 第26普通科連隊 給水支援3.4t、炊き出し(1220食)
(16日)
17時09分 第4地対艦ミサイル連隊 物資輸送(米、毛布、りんご)
20時21分 第25普通科連隊 給水支援1t
23時32分 後方支援連隊 給水支援6t、物資輸送(ガソリンドラム缶×18樽)
(15日)
07時10分 第5旅団司令部及び第5旅団司令部付部隊 苫小牧東港に到着
11時30分 第1ヘリ団 CH-47×1機が大船渡において空中消火活動開始
12時30分 第1ヘリ団 CH-47×1機が大槌町において空中消火活動開始
(14日)
06時00分 第1ヘリ団 CH-47×1機が山田町において空中消火活動開始
09時45分 第9師団第4地対艦ミサイル連隊が炊き出し800食作成完了
13時00分 札幌病院2コ医療チーム巡回診療のため宮古市避難所へ前進中
13時15分 英国レスキューチーム46名を三沢から大船渡に搬送
13時25分 第6師団が石巻で36名救助
15時43分 石巻駅北側の住宅地の2階における要救助者については、現在6師団の隊員がボートで救出を実施中
17時40分 第2施設大隊 老木公園集結完了 同地にて展開
(13日)
00時20分 第6後方支援連隊(東根)がDMAT64名を東北大学病院まで輸送。
06時46分 第9特科連隊第2中隊が野田村でがれきの除去を実施
07時40分 第1ヘリ団 CH-47×1機が大槌町において空中消火活動開始
07時51分 第20普通科連隊がヘリで志津川小学校から要救助者6名を救出
08時00分 第6師団が気仙沼等で捜索活動を実施
08時57分 第130大隊が26名を救出
14時50分 第1ヘリ団 CH-47×1機が大船渡において空中消火活動開始
18時30分 第6師団が石巻で125人を救助するとともに糧食及び毛布を配布
22時20分 第9特科連隊(滝沢村)が岩手県下閉伊郡山田町で消火活動を実施
(12日)
05時15分 第1空挺団(習志野)の人員約40名、車両6両(水トレーラー4両含む)により、給水支援及び輸送支援を実施
11時30分 第1ヘリ団 CH-47×1機が大船渡において空中消火活動開始
12時05分 第1ヘリ団 CH-47×1機が大船渡において空中消火活動開始
20時00分頃、21時00分頃 第6師団が被災民に対する約5万食のパンの輸送を実施
(11日)
18時25分 東北方面特科隊(仙台)27名人員をもって保育所への救出のため出発し、救援活動を実施
18時45分 第2施設団、名取市(宮城県南部)家屋に取り残された10数名救助のため、初動小隊30名派遣
22時17分 仙台病院に患者20名を収容
23時48分 東北方面特科隊が仙台市内の避難所にストーブ約260台を搬送

海上自衛隊の活動
(4月10日)

06時59分 第25航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

07時55分 第73航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

08時00分以降 岩手県・宮城県・福島県において集中捜索を米軍等と共同で開始

08時54分 第4航空群固定翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

10時23分 「ゆら」、函館から大湊へ陸自トラック2台、軽油ドラム缶96本、ベアリンググリス36L輸送

10時52分 第4航空群固定翼機、漂流船舶視認(3925N14339E)、海上保安庁に通報

12時31分 第4航空群固定翼機、漂流漁船視認(3913N14218E)、海上保安庁に通報

15時11分 「くらま」搭載回転翼機、桂島の被災者に対し、救援物資(水)を搬送

16時08分 「くらま」搭載回転翼機、寒風沢島の被災者に対し、救援物資(水)を搬送

17時00分 横須賀警備隊、宮城県石巻市中央市営駐車場にて被災者281名に対し、入浴・シャワー支援実施

17時40分 「くらま」搭載回転翼機、野々島の被災者に対し、救援物資(水)を搬送

18時00分 第2航空群、八戸地区被災者に対し、受け入れ支援、入浴支援、メンタルヘルスケア実施

(4月9日)

08時13分 「せとぎり」搭載回転翼機、県立自然の家へ生活支援物資搬送

08時26分 第2航空群固定翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

09時00分 第72航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

09時00分 「くらま」、移動衛生班により桂島の被災者に対し、第1回定期巡回診療実施

10時11分 「くにさき」、渡波漁港地区の被災者74名に対し、第1回入浴支援実施

10時11分 「くにさき」、渡波漁港地区の被災者17名に対し、診療等支援実施

10時11分 「くにさき」、渡波漁港地区の被災者164名に対し、艦内にて入浴・シャワー支援、生活援助物資提供

10時35分 「やえやま」、志津川湾泊浜地区の被災者に対し、救援物資搬送

10時35分 「はちじょう」、志津川湾歌津地区の被災者に対し、救援物資提供

10時45分 「つきしま」、気仙沼東湾にて水没車両捜索実施

12時05分 第72航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

12時15分 「くめじま」、追波湾船越地区の被災者に対し、救援物資提供

13時00分 「くらま」、移動衛生班により桂島の被災者に対し、第2回定期巡回診療実施

13時00分 「横須賀警備所」、宮城県石巻市中央市営駐車場にて被災者166名に対し、入浴・シャワー支援実施

13時00分 「とびしま」、田老漁港南側の捜索救難実施

13時34分 「くにさき」、渡波漁港地区の被災者90名に対し、第2回入浴支援、救援物資等提供

13時35分 「ゆげしま」、宮古湾(日出島)北側の捜索救難実施

16時08分 「くらま」搭載回転翼機、野々島の被災者に対し、救援物資(水)を搬送

17時29分 「くらま」搭載回転翼機、桂島の被災者に対し、救援物資(水)を搬送

18時00分 第2航空群、八戸地区被災者に対し、受け入れ支援、入浴支援、メンタルヘルスケア実施

18時57分 第25航空隊回転翼機×1機、余震の状況偵察実施

19時10分 「くらま」搭載回転翼機×1機、余震の状況偵察実施

19時25分 第4航群固定翼機×1機、余震の状況偵察実施

19時45分 「はるさめ」搭載回転翼機×1機、余震の状況偵察実施

(4月8日)

01時56分 「くらま」搭載回転翼機、牡鹿半島から相馬港沿岸における地震被害調査実施

02時24分 「あけぼの」搭載回転翼機、宮城県沿岸部地震被害調査実施

08時05分 第25航空隊回転翼機、津軽海峡から岩手沿岸における地震被害調査実施

09時25分 「まきしま」搭載艇、前浜地区の被災者に対し、救援物資を搬送

13時11分 「はるさめ」搭載回転翼機、大島被災者に対し救援物資を搬送

13時15分 「せとゆき」、大島被災者に対し入浴支援、救援物資提供を実施

13時17分 「せとぎり」搭載回転翼機、大島被災者に対し救援物資を搬送

13時38分 第72航空隊固定翼機、被災地周辺における捜索・救難飛行実施

16時43分 第72航空隊固定翼機、被災地周辺における人員・物品輸送実施

18時00分 第2航空群、八戸地区被災者に対し、入浴支援、診療支援、メンタルヘルスケア、住民輸送支援を実施

15時01分 「くにさき」、渡波漁港、佐須地区の被災者に対し、入浴支援及び救援物資を提供

15時50分 「くめじま」、相川地区の被災者に対し、救援物資を提供

16時30分 「ちよだ」、泊浜地区、志津川地区の被災者に対し、入浴支援及び救援物資を提供

16時43分 第25航空隊回転翼機、被災地沿岸地域における行方不明者捜索実施

16時45分 横須賀警備隊、石巻市街地において、被災民に対し入浴支援を実施

17時03分 「くらま」、野々島浦戸開発総合センター及び付近の清掃等の生活支援を実施

(4月7日)

10時56分  「くらま」搭載回転翼機が桂島の被災者に対し、ガソリン200L、米40KG、水120L、カレー42KG、ストーブ5個、日用品2KG、菓子8KG等を搬送

11時00分  「あまぎり」搭載回転翼機が寒風沢島の被災者に対し、ガソリン200L、米24KG、水360L、カレー24KG、ストーブ2個、日用品2KG、菓子7KG、テント3個、発電機1個等を搬送

11時21分  「あまぎり」搭載回転翼機が野々島の被災者に対し、軽油200L、米16KG、水240L、カレー18KG、ストーブ5個、日用品1KG、菓子6KG等を搬送

11時28分  「くらま」搭載回転翼機が朴島の被災者に対し、米6KG、水120L、日用品2KG、菓子1KG等を搬送

12時15分  「くめじま」搭載艇が高白浜地区の被災者に対し、米180KG、レトルト食品115個、缶詰488個、カップ麺864個、その他生活物資を搬送

13時31分  第72航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索・救助飛行実施

14時00分  「つきしま」搭載艇が神止地区の被災者に対し、水438本、清涼飲料水157本、ウェットティッシュ108個、その他生活物資を搬送

14時30分  「ちよだ」搭載艇が泊浜地区の被災者に対し、軽油980L、主食缶詰2400個、副食缶詰2400個、水1500L、その他生活物資を搬送

15時10分  「せとゆき」、「あすか」、気仙沼大島地区にて102名に対し、入浴支援を実施

15時16分  「くにさき」、鮎川漁港地区にて男性59名、女性109名に対し、入浴支援を実施し、灯油25L、タオル164枚、ボディーソープ3本、シャンプー4本、石鹸7個、洗濯洗剤4箱、バスタオル7枚、女性衣服1箱、ポタージュスープ168食を提供

15時19分  第73航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索・救助飛行実施

15時50分  「ちよだ」、泊浜地区にて36名に対し、入浴支援を実施

16時00分  機動施設隊13名が八戸市新湊において瓦礫の撤去、搬出作業を実施

16時15分  「まきしま」搭載艇が気仙沼地区の被災者に対し、慰問品(菓子)10個を搬送

16時25分  「さくしま」搭載艇が大原湾付近の被災者に対し、乾電池4箱、菓子10箱、紙おむつ108枚、ポリタンク11個を搬送

16時40分  「くめじま」搭載艇が野々浜地区の被災者に対し、水476L、缶詰312個を搬送

16時50分  「横須賀警備隊」、宮城県石巻市街地にて男性97名、女性90名に対し、入浴支援を実施

17時43分  「ゆら」、函館から大湊へ陸自トラック2台、灯油ドラム缶96本輸送

18時00分  2空群、八戸地区被災者19名に対し、入浴支援を実施

18時00分  2空群、八戸地区被災者25名に対し、メンタルヘルスケア実施

(4月6日)

07時03分  「ぶんご」、石巻市桃浦地区で漁船7隻の推進器開索作業を実施

07時34分  22空、回転翼機が三陸海岸で行方不明者の捜索・救助を実施

09時40分  「ぶんご」、石巻市桃浦地区でトイレットペーパー104個、生理用

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東北地方太平洋沖地震・福島第一原発事故 防衛省発表・NHK報道 2010年4月10日

2011-04-10 23:53:15 | 防災・災害派遣

■防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年4月10日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請元及び要請日時岩手県知事 3月11日14時52分 宮城県知事 3月11日15時02分
茨城県知事 3月11日16時20分 福島県知事 3月11日16時47分
青森県知事 3月11日16時54分 北海道知事 3月11日18時50分
千葉県知事 3月12日01時00分

2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人 員 : 約106,350名
(陸災部隊:約70,000名、海災部隊:約14,300名、空災部隊:約21,600名、原子力災派部隊:約450名)
航空機 : 499機
(回転翼209機、固定翼290機)
艦 船 : 49隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(4月9日)

08時30分 第10後方支援連隊 宮城県山下小学校において診療開始

09時15分 第1戦車群 長面浦において捜索開始

11時00分 第5旅団 石巻市において内海橋工事終了

19時00分 大和駐屯地に前進中の陸自第6飛行隊(神町)OH-6×1機、離陸

19時02分 東北方面航空隊(霞目)UH-1映像伝達機×1機、離陸

19時07分 大和駐屯地に前進中の陸自第6飛行隊(神町)UH-1×1機、離陸

○海自

(4月9日)

08時13分 「せとぎり」搭載回転翼機、県立自然の家へ生活支援物資搬送

08時26分 第2航空群固定翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

09時00分 第72航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

09時00分 「くらま」、移動衛生班により桂島の被災者に対し、第1回定期巡回診療実施

10時11分 「くにさき」、渡波漁港地区の被災者74名に対し、第1回入浴支援実施

10時11分 「くにさき」、渡波漁港地区の被災者17名に対し、診療等支援実施

10時11分 「くにさき」、渡波漁港地区の被災者164名に対し、艦内にて入浴・シャワー支援、生活援助物資提供

10時35分 「やえやま」、志津川湾泊浜地区の被災者に対し、救援物資搬送

10時35分 「はちじょう」、志津川湾歌津地区の被災者に対し、救援物資提供

10時45分 「つきしま」、気仙沼東湾にて水没車両捜索実施

12時05分 第72航空隊回転翼機、被災地周辺における捜索救難飛行実施

12時15分 「くめじま」、追波湾船越地区の被災者に対し、救援物資提供

13時00分 「くらま」、移動衛生班により桂島の被災者に対し、第2回定期巡回診療実施

13時00分 「横須賀警備所」、宮城県石巻市中央市営駐車場にて被災者166名に対し、入浴・シャワー支援実施

13時00分 「とびしま」、田老漁港南側の捜索救難実施

13時34分 「くにさき」、渡波漁港地区の被災者90名に対し、第2回入浴支援、救援物資等提供

13時35分 「ゆげしま」、宮古湾(日出島)北側の捜索救難実施

16時08分 「くらま」搭載回転翼機、野々島の被災者に対し、救援物資(水)を搬送

17時29分 「くらま」搭載回転翼機、桂島の被災者に対し、救援物資(水)を搬送

18時00分 第2航空群、八戸地区被災者に対し、受け入れ支援、入浴支援、メンタルヘルスケア実施

18時57分 第25航空隊回転翼機×1機、余震の状況偵察実施

19時10分 「くらま」搭載回転翼機×1機、余震の状況偵察実施

19時25分 第4航群固定翼機×1機、余震の状況偵察実施

19時45分 「はるさめ」搭載回転翼機×1機、余震の状況偵察実施

○空自

(4月9日)

06時30分 松島基地が沐浴支援活動開始

06時50分 北空派遣隊(山田)が物資配送活動開始

06時55分 北空派遣隊(山田)が給食支援活動開始

08時08分 航空救難団UH-60×1機が牡鹿半島東側で捜索救助活動開始(第1陣11時54分、第2陣16時44分活動終了)

08時10分 北空派遣隊(山田)が捜索救助、道路啓開、巡回診療活動開始

08時35分 松島基地が捜索救助、民生支援(瓦礫撤去等)活動開始

09時20分 大滝根山分屯基地が給水給食活動開始

10時16分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(パン)を名古屋から松島まで空輸

12時08分 第2輸送航空隊C-1×1機が救援物資(胴長等)を千歳から松島まで空輸

12時30分 中部航空音楽隊(浜松)が旧春山小学校で慰問演奏開始(聴衆約90名)

13時13分 第3輸送航空隊C-1×1機が救援物資(胴長等)を福岡から松島まで空輸

15時00分 中部航空音楽隊(浜松)が三春町体育館で慰問演奏開始(聴衆約110名)

15時17分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(パン)を名古屋から松島まで空輸

19時23分 航空救難団UH-60×1機が被害情報収集のため松島離陸(20時28分松島着陸)

○原子力災害派遣による活動

(4月9日)

報道資料
記者会見
お知らせ
参考資料:報告書等
参考資料:人事発令
参考資料:叙勲者等受章者
外国要人往来

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年4月9日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請元及び要請日時岩手県知事 3月11日14時52分 宮城県知事 3月11日15時02分
茨城県知事 3月11日16時20分 福島県知事 3月11日16時47分
青森県知事 3月11日16時54分 北海道知事 3月11日18時50分
千葉県知事 3月12日01時00分

2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人 員 : 約106,450名
(陸災部隊:約70,000名、海災部隊:約14,400名、空災部隊:約21,600名、原子力災派部隊:約450名)
航空機 : 499機
(回転翼210機、固定翼289機)
艦 船 : 49隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(4月8日)

04時00分 第9師団 岩手県内各地域において給食支援開始

05時01分 東北方面特科隊 仙台市において捜索開始

07時00分 第9師団 岩手県内各地域において給水・輸送支援・瓦礫運搬開始

07時00分 第4施設団 陸前高田市及び大船渡市において道路啓開作業開始、宮古市及び山田町において瓦礫運搬・捜索開始

08時00分 第9師団 岩手県内各地域において入浴支援開始

08時00分 第4施設団 釜石市及び大槌町において道路啓開作業開始

08時15分 第13旅団 新地町において給水支援開始

08時23分 第6師団 仙台市において捜索開始

08時50分 第13旅団 いわき市において捜索開始

08時59分 第13旅団 ホテル夕鶴において給水支援開始

09時10分 第12施設群 捜索支援・瓦礫撤去作業を開始

09時15分 第13旅団 岩子地区において捜索開始

09時27分 第13旅団 磯辺地区において捜索開始

09時30分 第13旅団 原釜地区において捜索開始

○海自

(4月8日)

01時56分 「くらま」搭載回転翼機、牡鹿半島から相馬港沿岸における地震被害調査実施

02時24分 「あけぼの」搭載回転翼機、宮城県沿岸部地震被害調査実施

08時05分 第25航空隊回転翼機、津軽海峡から岩手沿岸における地震被害調査実施

09時25分 「まきしま」搭載艇、前浜地区の被災者に対し、救援物資を搬送

13時11分 「はるさめ」搭載回転翼機、大島被災者に対し救援物資を搬送

13時15分 「せとゆき」、大島被災者に対し入浴支援、救援物資提供を実施

13時17分 「せとぎり」搭載回転翼機、大島被災者に対し救援物資を搬送

13時38分 第72航空隊固定翼機、被災地周辺における捜索・救難飛行実施

16時43分 第72航空隊固定翼機、被災地周辺における人員・物品輸送実施

18時00分 第2航空群、八戸地区被災者に対し、入浴支援、診療支援、メンタルヘルスケア、住民輸送支援を実施

15時01分 「くにさき」、渡波漁港、佐須地区の被災者に対し、入浴支援及び救援物資を提供

15時50分 「くめじま」、相川地区の被災者に対し、救援物資を提供

16時30分 「ちよだ」、泊浜地区、志津川地区の被災者に対し、入浴支援及び救援物資を提供

16時43分 第25航空隊回転翼機、被災地沿岸地域における行方不明者捜索実施

16時45分 横須賀警備隊、石巻市街地において、被災民に対し入浴支援を実施

17時03分 「くらま」、野々島浦戸開発総合センター及び付近の清掃等の生活支援を実施

○空自

(4月8日)

00時10分 航空救難団UH-60×6機が被害情報収集活動開始(第1陣03時42分、第2陣07時26分活動終了)

07時04分 北空派遣隊(山田)が物資輸送活動開始

07時44分 北空派遣隊(山田)が給食支援活動開始

08時04分 北空派遣隊(山田)が給水支援活動開始

08時10分 北空派遣隊(山田)が捜索救助活動及び巡回診療開始

08時26分 大滝根山分屯基地が給水給食活動開始

08時30分 偵察航空隊RF-4E×3機が被災地の航空偵察のため百里を離陸(11時30分百里着陸)

08時35分 松島基地が民生支援活動(入浴支援を除く)開始

08時49分 北空派遣隊(山田)が道路啓開活動開始

09時10分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(パン)を名古屋から松島まで空輸

09時21分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(食料品)を名古屋から松島まで空輸

09時46分 航空救難団U-125×2機、UH-60×2機が牡鹿半島西側で捜索救助活動開始(第1陣12時59分、第2陣17時30分活動終了)

10時30分 中部航空音楽隊(浜松)が三春の里で慰問演奏開始(聴衆約50名)

14時12分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(食料、日用品)を名古屋から松島まで空輸

14時19分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(パン)を名古屋から松島まで空輸

14時30分 中部航空音楽隊(浜松)が田村市総合体育館で慰問演奏開始(聴衆約50名)

18時55分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(食料品)を千歳から花巻まで空輸

○原子力災害派遣による活動

(4月8日)

07時27分 CH-47(サーモグラフィ・放射線測定機搭載)×1機による福島第1原発上空モニタリング開始(07時46分終了)

08時29分 偵察航空隊RF-4E×1機が福島第1原発の航空偵察のため百里を離陸(09時06分百里着陸)
報道資料
記者会見
お知らせ
参考資料:報告書等
参考資料:人事発令
参考資料:叙勲者等受章者
外国要人往来ページTOPへ戻
派遣部隊一覧(4月7日現在)
統合任務部隊司令官 東北方面総監

陸 自  東北方面隊
第6師団(第20普通科連隊(神町)、第22普通科連隊(多賀城)、第44普通科連隊(福島)、第6特科連隊(郡山)、第6後方支援連隊(神町)、第6戦車大隊(大和)、第6高射特科大隊(郡山)、第6施設大隊(神町)、第6通信大隊(神町)、第6偵察隊(大和)、第6飛行隊(神町)、第6特殊武器防護隊(神町)、第6師団司令部付隊(神町)、第6音楽隊(神町))
第9師団(第5普通科連隊(青森)、第21普通科連隊(秋田)、第39普通科連隊(弘前)、第9特科連隊(岩手)、第9後方支援連隊(青森)、第9戦車大隊(岩手)、第9高射特科大隊(岩手)、第9施設大隊(八戸)、第9通信大隊(青森)、第9対戦車隊(八戸)、第9偵察隊(弘前)、第9飛行隊(八戸)、第9化学防護隊(青森)、第9師団司令部付隊(青森)、第9音楽隊(青森))
第38普通科連隊(多賀城)、第4地対艦ミサイル連隊(八戸)、第2施設団(船岡)、東北方面特科隊(仙台)、第5高射特科群(八戸)、東北方面通信群(仙台)、東北方面航空隊(霞目)、東北方面後方支援隊(仙台)、東北方面衛生隊(仙台)、東北方面総監部付隊(仙台)

北部方面隊
第2師団(第3普通科連隊(名寄)、第25普通科連隊(遠軽)、第26普通科連隊(留萌)、第2戦車連隊(旭川)、第2特科連隊(上富良野)、第2後方支援連隊(旭川)、第2施設大隊(旭川)、第2通信大隊(旭川)、第2偵察隊(旭川)、第2飛行隊(旭川)、第2化学防護隊(旭川)、第2師団司令部付隊(旭川))
第5旅団(第4普通科連隊(帯広)、第6普通科連隊(美幌)、第5戦車隊(鹿追)第5特科隊(帯広)、第5後方支援連隊(帯広)、第5偵察隊(帯広)、第5飛行隊(鹿追)、第5高射特科中隊(帯広)、第5施設中隊(帯広)、第5通信中隊(帯広)、第5音楽隊(帯広)、第5旅団司令部付隊(帯広))
第7師団(第11普通科連隊(東千歳)、第72戦車連隊(北恵庭)、第73戦車連隊(南恵庭)、第7特科連隊(東千歳)、第7後方支援連隊(東千歳)、第7施設大隊(東千歳)、第7通信大隊(東千歳)、第7飛行隊(丘珠)、第7師団司令部付隊(東千歳))
第11旅団(第18普通科連隊(真駒内)、第28普通科連隊(函館)、第11戦車隊(真駒内)、第11後方支援隊(真駒内)、第11旅団司令部付隊(真駒内))
第1特科団(北千歳)、第1高射特科団(東千歳)、第1戦車群(北恵庭)、北部方面施設隊(南恵庭)、北部方面航空隊(丘珠)、北部方面後方支援隊(島松)、北部方面通信群(札幌)、北部方面会計隊(札幌)、北海道補給処(島松)

東部方面隊
第1師団(第1普通科連隊(練馬)、第31普通科連隊(武山)、第32普通科連隊(大宮)、第34普通科連隊(板妻)、第1特科隊(北富士)、第1後方支援連隊(練馬)、第1戦車大隊(駒門)、第1高射特科大隊(駒門)、第1施設大隊(朝霞)、第1通信大隊(練馬)、第1飛行隊(立川)、第1特殊武器防護隊(練馬)、第1偵察隊(練馬)、第1師団司令部付隊(練馬))
第12旅団(第2普通科連隊(高田)、第13普通科連隊(松本)、第30普通科連隊(新発田)、第48普通科連隊(相馬原)、第12特科隊(宇都宮)、第12後方支援隊(新町)、第12ヘリコプター隊(相馬原)、第12音楽隊(相馬原)、第12通信中隊(相馬原)、第12偵察隊(相馬原)、第12対戦車中隊(新町)、第12高射特科中隊(相馬原)、第12施設中隊(新町)、第12化学防護隊(相馬原)、第12旅団司令部付隊(相馬原))
第1施設団(古河)、東部方面後方支援隊(朝霞)、東部方面航空隊(立川)、第6地対艦ミサイル連隊(宇都宮)、第2高射特科群(松戸)、東部方面通信群(朝霞)、東部方面衛生隊(朝霞)、東部方面会計隊(朝霞)、第1教育団(朝霞)

中部方面隊
第3師団(第7普通科連隊(福知山)、第36普通科連隊(伊丹)、第37普通科連隊(信太山)、第3特科隊(姫路)、第3後方支援連隊(千僧)、第3戦車大隊(今津)、第3高射特科大隊(姫路)、第3通信大隊(千僧)、第3飛行隊(八尾)、第3偵察隊(千僧))
第10師団(第14普通科連隊(金沢)、第33普通科連隊(久居)、第35普通科連隊(守山)、第49普通科連隊(豊川)、第10特科連隊(豊川)、第10後方支援連隊(春日井)、第10戦車大隊(今津)、第10高射特科大隊(豊川)、第10施設大隊(春日井)、第130地区警務隊(豊川)、第10音楽隊(守山)、第10通信大隊(守山)、第10偵察隊(春日井)、第10飛行隊(明野)、第10化学防護隊(守山)、第10師団司令部付隊(守山))
第13旅団(第8普通科連隊(米子)、第17普通科連隊(山口)、第46普通科連隊(海田市)、第13特科隊(日本原)、第13後方支援隊(海田市)、第13偵察隊(出雲)、第13飛行隊(防府)、第13戦車中隊(日本原)、第13高射特科中隊(日本原)、第13施設中隊(海田市)、第13通信中隊(海田市)、第13師団司令部付隊(海田市))
第14旅団(第15普通科連隊(善通寺)、第50普通科連隊(高知)、第14特科隊(松山)、第14後方支援隊(善通寺)、第14偵察隊(善通寺)、第14飛行隊(北徳島)、第14戦車中隊(日本原)、第14施設中隊(高知)、第14通信中隊(善通寺)、第14旅団司令部付隊(善通寺)、第14高射特科中隊(松山)、自衛隊阪神病院(川西))
第4施設団(大久保)、中部方面後方支援隊(桂)、中部方面通信群(伊丹)、中部方面航空隊(八尾)、中部方面衛生隊(伊丹)、中部方面会計隊(伊丹)、第47普通科連隊(海田市)

西部方面隊
第4師団(第16普通科連隊(大村)、第19普通科連隊(福岡)、第40普通科連隊(小倉)、第41普通科連隊(別府)、第4特科連隊(久留米)、第4施設大隊(大村)、第4通信大隊(福岡)、第4偵察隊(福岡)、第4飛行隊(目達原)、第4後方支援連隊(福岡)、第4戦車大隊(玖珠)、第4師団司令部付隊(福岡)、第4対舟?戦車隊(玖珠))
第8師団(第12普通科連隊(国分)、第42普通科連隊(北熊本)、第43普通科連隊(都城)、第8特科連隊(北熊本)、第8後方支援連隊(北熊本)、第8戦車大隊(玖珠)、第8施設大隊(川内)、第8高射特科大隊(北熊本)、第8通信大隊(北熊本)、第8偵察隊(北熊本)、第8化学防護隊(北熊本)、第8師団司令部付隊(北熊本))
第15旅団(第51普通科連隊(那覇)、第15後方支援隊(那覇)、第15通信隊(那覇)、第15旅団司令部付隊(那覇))
第5施設団(小郡)、西部方面特科隊(湯布院)、第2高射特科団(飯塚)、西部方面後方支援隊(目達原)、西部方面通信群(健軍)、西部方面航空隊(目達原)、西部方面衛生隊(健軍)

中央即応集団
第1空挺団(習志野)、第1ヘリコプター団(木更津)、中央即応連隊(宇都宮)、中央器特殊防護隊(大宮)、対特殊武器衛生隊(朝霞)、中央即応集団司令部付隊(朝霞)
通信団(市ヶ谷)、警務隊(市ヶ谷)、中央情報隊(市ヶ谷)、中央業務支援隊(市ヶ谷)、中央会計隊(市ヶ谷)中央輸送業務隊(朝霞)、幹部学校(目黒)、富士学校(富士)、高射学校(下志津)、航空学校(明野)、施設学校(勝田)、通信学校(久里浜)、武器学校(土浦)、需品学校(松戸)、輸送学校(朝霞)、小平学校(小平)、衛生学校(三宿)、化学学校(大宮)、高等工科学校(武山)、研究本部(朝霞)、補給統制本部(十条)自衛隊中央病院(三宿)


海 自 自衛艦隊(横須賀)、護衛艦隊(横須賀)、航空集団(厚木)、横須賀地方総監部(横須賀)、大湊地方総監部(大湊)、教育航空集団(下総)、第1護衛隊群(横須賀)、第2護衛隊群(佐世保)、掃海隊群(横須賀)、第2潜水隊群(横須賀)、第1航空群(鹿屋)、第2航空群(八戸)、第4航空群(厚木)、第5航空群(那覇)、第21航空群(館山)、第22航空群(大村)、第31航空群(岩国)、下総教育航空群(下総)、第1護衛隊(横須賀)、第2護衛隊(佐世保)、第3護衛隊(舞鶴)、第5護衛隊(横須賀)、第11護衛隊(横須賀)、第12護衛隊(呉)、第1海上訓練支援隊(呉)、第1掃海隊(呉)、第2掃海隊(佐世保)、第41掃海隊(横須賀)、第42掃海隊(呉)、第43掃海隊(佐世保)、第44掃海隊(舞鶴)、第45掃海隊(大湊)、第46掃海隊(佐世保)、第51掃海隊(横須賀)、第101掃海隊(呉)、第1輸送隊(呉)、横須賀警備隊(横須賀)、第203教育航空隊(下総)、第211教育航空隊(鹿屋)、自衛隊横須賀病院(横須賀)、自衛隊呉病院(呉)、自衛隊大湊病院(大湊)、潜水医学実験隊(横須賀)、呉衛生隊(呉)、大湊衛生隊(大湊)、護衛艦「はるさめ」、護衛艦「あけぼの」、護衛艦「たかなみ」、護衛艦「おおなみ」、護衛艦「さわゆき」、護衛艦「やまゆき」、護衛艦「せとゆき」、護衛艦「くらま」、護衛艦「あまぎり」、護衛艦「せとぎり」、護衛艦「あたご」、護衛艦「あぶくま」、護衛艦「おおよど」、護衛艦「とね」、掃海艦「やえやま」、掃海艦「はちじょう」、掃海母艦「ぶんご」、輸送艦「しもきた」、輸送艦「くにさき」、輸送艦「ゆら」、輸送艦「のと」、訓練支援艦「くろべ」、訓練支援艦「てんりゅう」、多用途支援艦「ひうち」、多用途支援艦「すおう」、多用途支援艦「あまくさ」、海洋観測艦「すま」、海洋観測艦「わかさ」、海洋観測艦「にちなん」、潜水艦救難母艦「ちよだ」、試験艦「あすか」、補給艦「ときわ」、補給艦「おうみ」、補給艦「ましゅう」、掃海艇「つきしま」、掃海艇「くめじま」、掃海艇「まきしま」、掃海艇「とびしま」、掃海艇「ゆげしま」、掃海艇「ながしま」、掃海艇「つのしま」、掃海艇「とよしま」、掃海艇「あいしま」、掃海艇「みやじま」、掃海艇「ひらしま」、掃海管制艇「さくしま」、横須賀港務隊


空 自 第2航空団(千歳)、第3航空団(三沢)、北部航空警戒管制団(三沢)、第3高射群(千歳)、第6高射群(三沢)、北部航空施設隊(三沢)、第4航空団(松島)、第6航空団(小松)、第7航空団(百里)、中部航空警戒管制団(入間)、第1高射群(入間)、第4高射群(岐阜)、中部航空施設隊(入間)、西部航空方面隊司令部支援飛行隊(春日)、第5航空団(新田原)、第8航空団(築城)、西部航空警戒管制団(春日)、第2高射群(春日)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空混成団司令部(那覇)、第83航空隊(那覇)、南西航空警戒管制隊(那覇)、第5高射群(那覇)、南西航空施設隊(那覇)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、入間ヘリコプター空輸隊(入間)、千歳救難隊(千歳)、秋田救難隊(秋田)、新潟救難隊(新潟)、百里救難隊(百里)、浜松救難隊(浜松)、航空総隊司令部飛行隊(入間)、偵察航空隊(百里)、警戒航空隊(浜松)、警戒航空隊(三沢)、高射教導隊(浜松)、航空システム通信隊(市ヶ谷)、第1航空団(浜松)、第1術科学校、第2術科学校、北部航空音楽隊(三沢)、第4補給処東北支処長(東北町)、防空指揮群(府中)、プログラム管理隊(入間)、中部航空音楽隊(浜松)、教材整備隊(浜松)、第11飛行教育団(静浜)、幹部候補生学校(奈良)、第4術科学校(熊谷)、電子開発実験群(入間)、航空中央業務隊(市ヶ谷)、第1補給処(木更津)、第1補給処東京支処長(十条)、第2補給処(岐阜)、第3補給処(入間)、第4補給処(入間)、西部航空音楽隊(春日)、第12飛行教育団(防府北)、航空教育隊(防府南)、第3術科学校(芦屋)、南西航空音楽隊(那覇)、作戦情報隊(府中)、航空保安管制群(入間)、航空気象群(府中)、飛行点検隊(入間)、航空開発実験集団司令部(入間)、航空安全管理隊(立川)、航空警務隊(市ヶ谷)、航空機動衛生隊(小牧)、補給本部(十条)、基地防空教導隊(千歳)、航空教育隊第2教育群(熊谷)、航空中央音楽隊(立川)、第1補給処立川支所(立川)、飛行開発実験団(岐阜)、第4補給処高蔵寺支処(高蔵寺)、飛行教導隊(新田原)、飛行教育航空隊(新田原)、第13飛行教育団(芦屋)、第5術科学校(小牧)、航空医学実験隊(入間)、幹部学校(目黒)、航空支援集団司令部(府中)、航空救難団(入間)、航空教育集団司令部(浜松)、三沢病院(三沢)、岐阜病院(岐阜)、那覇病院(那覇)

■NHK報道

4月9日の情報
2号機の汚染水 排水作業へ
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、高濃度の放射性物質に汚染された水を別の貯蔵先に移すのに必要なホースをつなぐ作業が行われ、東京電力は、準備が整いしだい、まず2号機の汚染水から排水作業を始めることにしています。
福島第一原発では、タービン建屋やトレンチと呼ばれるトンネルから高濃度の放射性物質に汚染された水が大量に見つかっていて、高い放射線量を出す原因ともなり、作業の妨げとなっています。
この汚染水の処理を急ぐため、東京電力は、貯蔵先となる「復水器」や、「廃棄物集中処理施設」を空にする作業を続けてきた結果、9日午後1時10分、2号機の復水器から水をすべて別のタンクに移し替える作業が終わりました。
東京電力によりますと、2号機のトレンチと水を移す先の復水器との間をホースでつなぐ作業を行い、準備が整いしだい、汚染水を復水器に移すということです。
また、「廃棄物集中処理施設」とタービン建屋とをつなぐホースの設置のための準備も行われたということです。
一方、2号機の「トレンチ」にたまった高濃度の汚染水の水位が、8日夜から9日朝にかけてさらに1センチ上昇し、海への流出が止まって以降、上昇した水位は10センチとなりました。
トレンチの水の水面から地上までの高さは、9日午前7時の時点で94センチあるということで、すぐにあふれるような状況ではありませんが、東京電力は水位の監視を強めています。
9日はこのほかにも、これまでに海に流れ出た高濃度の汚染水をこれ以上拡散させないよう、2号機の取水口を鉄の板で塞ぐ作業も行われました。
さらに、9日は悪天候のため中止された、赤外線カメラなどを搭載した無人の小型ヘリコプターを使っての上空からの撮影は、10日以降行うということです。

4月9日 22:25更新

▲ページトップへ.福島第一原発 北側で放射性物質上昇傾向
東京電力福島第一原子力発電所では、2号機のピットと呼ばれる施設から流れていた高い濃度の放射性物質に汚染された水が止まったあとも、海水の放射性物質の濃度は、汚染水が流れ込んでいた地点で依然として国の基準を大幅に上回り、発電所の北にある放水口周辺でも引き続き上昇傾向にあります。
福島第一原発2号機では、ピットと呼ばれる施設から高濃度の放射性物質に汚染された水の流出が続いていましたが、水がしみ出している地下に特殊な薬剤を注入した結果、今月6日の午前5時半すぎに流出が止まりました。
汚染水が流れ込んでいた2号機の取水口付近で、東京電力が8日午前9時に海水を採取して調べたところ、法律で定められた基準値の2万3000倍に当たる、1cc当たり930ベクレルのヨウ素131が検出されました。
この場所で採取された海水のヨウ素131の濃度は、今月2日に基準値の750万倍だったのが、今月6日には基準値の14万倍、7日には基準値の6万3000倍と、数値が下がる傾向にありますが、極めて高い濃度が続いています。
一方、福島第一原発では、今月4日の夜から、比較的低い濃度の放射性物質に汚染された水の放出が続いています。
5号機と6号機の放水口の北およそ30メートルの地点では、8日午前9時15分に採取した海水から、基準値の1300倍に当たる、1cc当たり50ベクレルのヨウ素131が検出されました。
この地点のヨウ素131の濃度は、今月6日には基準値の1000倍、7日午前には基準値の2800倍と上昇していて、今回の数値は前の日より下がりましたが、東京電力は引き続き上昇傾向にあるとみています。
また、沖合15キロの海域での調査は、8日は悪天候のためできなかったということです。
経済産業省の原子力安全・保安院は、「放射性物質が北側の海域に流れ込んでいることも考えられる。海に放出された放射性物質は、どのように流れていくか分からないことも多く、濃度の高い場所でより細かなモニタリングをするなど、監視を強化していきたい」という見方を示しています。

4月9日 22:25更新

▲ページトップへ.汚染水の水位上昇 監視強める
東京電力福島第一原子力発電所では、作業の妨げになっている高濃度の放射性物質に汚染された水を取り除く作業を急いでいます。
このうち、2号機では「トレンチ」と呼ばれるトンネルにたまった高濃度の汚染水の水位が海への流出が止まって以降、これまでに10センチ上昇しており、東京電力は監視を強めています。
東京電力の福島第一原発では、7日夜の地震で設備などに異常はなく、引き続き冷却機能の回復に向けた作業が進められています。
東京電力によりますと、作業の妨げになっている汚染水の処理を巡っては、まず2号機のタービン建屋地下にたまっている高濃度の汚染水を最初に排出するということで、「復水器」の水を取り除く作業が終わりしだい「復水器」や「廃棄物集中処理施設」に移す作業を始めるということです。
また、2号機の「トレンチ」と呼ばれるトンネルにたまった高濃度の汚染水の水位が8日夜から9日朝にかけて、さらに1センチ上昇し、海への流出が止まって以降、上昇した水位は10センチとなりました。
トレンチの水の水面から地上までの高さは、9日午前7時の時点で94センチあるということで、すぐにあふれるような状況ではありませんが、東京電力は水位の監視を強めるとともに、汚染水がどこから漏れ出ているのか漏えい経路の特定を急いでいます。
また、「廃棄物集中処理施設」から比較的濃度の低い汚染水を海に放出する作業は9日も継続して行われており、これまでに7700トン分が放出され、残る800トン分について、順調にいけば9日中に放出を終えるとしています。
一方、水素爆発の危険をあらかじめ避けるため、1号機の格納容器に窒素ガスを注入する作業では、ガスの純度をこれまでの98%から99.98%に高めて、窒素ガスを通じて水素や酸素が入るのを抑え、爆発のリスクを下げるとしています。
1号機では、地震の前の7日午後7時に223.3度だった原子炉の表面温度が、地震直後に一時、40度近く上昇しましたが、9日午前6時の時点では240.5度まで下がっています。
温度が上がった原因は、今のところよく分かっておらず、東京電力は注意深く監視しながら窒素ガスの注入を続けることにしています。
さらに10日以降、赤外線カメラなどを搭載した無人の小型ヘリコプターを使って、これまで確認できなかった設備などの状況を撮影し、今後の作業工程の検討に役立てたいとしています。

4月9日 12:00更新

▲ページトップへ.汚染水除去 窒素注入作業続く
東京電力福島第一原子力発電所では、復旧作業の妨げになっている高濃度の放射線物質に汚染された水を取り除く作業を急ぐとともに、水素爆発の危険をあらかじめ避けるための窒素の注入作業を続けています。
東京電力の福島第一原発では、7日夜の地震で設備などに異常はなく、引き続き復旧作業が進められています。
このうち2号機のタービン建屋などにたまった高濃度の放射性物質に汚染された水を取り除く作業では高濃度の汚染水を移す予定の「廃棄物集中処理施設」から比較的濃度の低い汚染水をこれまでに7400トン分、海に放出し残る1100トン分を順調にいけば10日までに放出することにしています。
一方、汚染水のもう1つの移送先となる「復水器」と呼ばれる設備にたまっている水を取り除く作業は1号機と3号機では、まだしばらくかかる見通しですが、2号機は早ければ9日中に終わる予定です。
2号機では「トレンチ」と呼ばれるトンネルにたまった高濃度の汚染水の水位が今月6日に「ピット」と呼ばれる設備から海への流出が止まって以降、これまでに9センチ上昇しています。
このため東京電力はまず2号機の「トレンチ」の汚染水を「廃棄物集中処理施設」か「復水器」のどちらかに移すことにしており、作業の進み具合を見極めながら判断することにしています。
一方、1号機では、水素爆発の危険をあらかじめ避けるため原子炉格納容器に窒素ガスを注入する作業が行われています。
1号機では、地震の前の7日午後7時に223.3度だった原子炉の表面温度が地震直後に40度近く上昇し、8日午後1時の時点では246.6度になっています。
温度が上がった原因は今のところ、よく分かっておらず、東京電力は注意深く監視しながら窒素ガスの注入を続けることにしています。

4月9日 4:45更新

▲ページ

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横田基地桜の日一般公開 2011年4月10日1200~1500

2011-04-10 11:39:41 | 北大路機関 広報

■本日開催!お急ぎを!!

 本日1200時から1500時まで横田基地東地区の桜並木が一般公開されます。

Img_9552_1  桜の日一般公開は、航空機地区の公開は行われず、第374空輸航空団司令官オットーフェザー大佐とともに桜並木を散策する、というもので開放は1500時まで、限られた時間ではあるのですが、大震災というときこそ、日常を大切にしよう、ということなのでしょうか。

Img_9431_1  入場に際しては身分証明が必要ですので、免許証か旅券が必要になります。ベビーカーやリュックサック、ハンドバックや少量の飲料水などは持ち込めますが、レジャーシートや酒類は持ち込み禁止で、基地内ではソフトドリンクのみ販売するとのこと。トイレや駐車場などはありません。

Img_9491_1  こういう時こそ、横田基地での日米友好を確かめることに意義があるのでしょう。無料シャトルバスがJR青梅線昭島駅から30分間隔で運行されるとのこと。運が良ければ横田基地を任務で発着する航空機などを見ることができるかもしれませんね。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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サクラ前線北上中! 三分咲き桜花が見上げる岐阜基地飛行開発実験団

2011-04-09 23:00:05 | 航空自衛隊 装備名鑑

■桜の上をファントムが舞う

 PCメイン回線ですが、1800~0400時あたりがエラー619によるダイヤルアップ接続失敗で完全に不通、メールのやり取りが思うようにできず、この記事も予備PCで作成です。

Img_5813  岐阜基地飛行開発実験団所属のF-4戦闘機が眼下に見下ろすのはこの桜花、満開ではなく五分咲きか三分咲きのあたりですが、撮影した今週は快晴に恵まれ、桜色が最も引き立つ蒼穹の青空が広がっています、叩けば音がしそうな青空にJ-79エンジンの轟音とともにF-4が頭上を飛んで行きました。

Img_5776  小牧基地のC-130H輸送機、岐阜基地は全国に50箇所ある東日本大震災救援物資集積地のひとつでもあるので、被災地への物資輸送という重責を担ったC-130H輸送機がここから被災地へピストン輸送を行います、飛行開発実験団のC-1輸送機も今回の輸送任務には参加、文字通り総力戦です。

Img_5827  F-2B支援戦闘機。今回松島基地第4航空団第21飛行隊のF-2Bが一挙に18機、津波の被害に遭いました。第21飛行隊は練習機を経て第一線部隊へ向かう搭乗員に戦闘機戦闘訓練を叩き込む飛行隊で、防衛省では修理できるのか、他の飛行隊からF-2Bを抽出するのか、別の機体を導入するのか、な難題とのこと。生産ラインが残っている時期ならば損耗分を合わせ、F-4飛行隊一部の後継に充てて50機程度を量産しつつF-35等の本命機完成を待つこともできたのでしょうがね。

Img_5848  T-4練習機、そろそろこのT-4練習機の後継機も考えなければならない頃。まあ、あの機体を転用、とか来年の初飛行と絡めて思うんですが、T-4は操縦特性は良好とのことですから、コックピット部分を新世代機に当たる程度に近代化して再生産、というのもありというように見えますが、個人的にはイタリアのM-346練習機のような多用途性のある機体がいいのかな、と。韓国のT-50なんかも候補に挙がるかもしれませんが、中等練習機に超音速性能は不要ですから、やはりM-346でしょう。そんな事を思いつつ、桜花と航空機のコントラストを楽しんで撮影を終えました。

HARUNA

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