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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

疑惑感からの解放③最終 (女帝の心中を想いつつ 3/10)

2017-06-09 | 旅・雑記帳

  写真は、多摩堀之内に近い愛宕神社である。息を切らして長い坂を登っていくと神社がある。神社に到達すると不思議に心が安らぐ。長い坂の右手は沖ノ谷戸公園があり縄文中期の環状集落の遺跡、横穴式の墳墓、第二次世界大戦の防空壕までがあるという。数千年以上の長い祖先歴史が詰まっている。そして、大栗川の源流の清水にはトウキョウ山椒魚が生息し、今も昔も変わらないのだろう。

 古来からの神社仏閣に行くと、心を洗われるように感じることがある。こうしたことは世界共通の現象だそうで、やはり日本人の私はカトリック信徒なのだが、感じることがあるのだ。

 7世紀、8世紀を生き抜いた持統天皇も、当時の血なまぐさい政争の中で、薬師寺、法興寺、山田寺などを大切にしたり、歴史のあるパワースポットである天香久山、畝傍山、そして吉野を訪ねたのだろう。そして、不信感、疑惑・恥辱、罪悪感、劣等感、自己混乱感、孤立感、停滞感、絶望感が渦巻く心を清めたのだろう。

 さて、疑惑感の場合、エリクソンの理論によると、その解消には意志力と自律性が重要な働きをするという。今日は、この中で自律性についてU先生のブログ「生き甲斐の心理学」第十四章の「自律性とは何だろう?」を思索している。何に対して律するか、倫理道徳か、・・・ルールかいろいろあるが、心の問題としては自己実現への道が有効だという。もちろんこの自己実現への道は、自分の傾向や渇望、自他肯定的な道・・・まあ、いろいろあるかもしれないが生涯をかけて考えるべき道である。

 そして、腹をくくり自分の道を進みだす。そうすると変な疑惑感、恥辱感は不思議に消えていくものだ。

 持統天皇の生涯を考えると、壬申の乱で、父の天智天皇の後継側に付くか、夫の天武天皇側に付くかという時に、不思議に天武天皇側に付き、壬申の乱を生き抜く。さらに、天武天皇後の後継者争いでは、息子を庇い、草壁皇子を天皇につけるよう尽力する。そして、多分当時はどこの馬の骨かと思われるような不比等を重用し、律令国家を完成させる。幼いころの先日ブログで述べたような祖父の死などなかったかのようである。

 急がば回れということわざがある。人生の選択で悩むとき、「私は何のために生きているか?」という自己実現の自問自答を思い出し、自分の聖地に行ってみる。

  因みに、最近京都の愛宕山の愛宕神社を知ったが、一度行きたくなった。

女帝の心中を想いつつ 3/10

 

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