今、奈良時代をある本にしたがって、いろいろ思索している。飛鳥時代から奈良時代、そして平安京まで奈良をベースにいろいろなことが起こり、さまざまな才知ある人が成功したり失敗したり、あるいは栄達を極め、あるいは惨めに亡くなったりする。
特に興味があるのは、なぜある人は生き抜き大成し、その反対にある人は生き抜くことができず惨めな最期を迎えるかだ(もちろん、最終的にその判断は個人に委ねられると思うが)。
私は、人それぞれには本来的に備わった何かがあり、その本性(傾向と渇望)に従っていけば花開く(どんな花かは知らぬが)と考えている。しかし、世の中はそれを妨害することがいろいろあり、本性とは違う脇道に行きがちだ。
例えば、持統天皇や元明天皇は立派に生き抜き天性を活かした方だと秘かに思っているが、孝謙天皇や光明皇太后はどうだろうか?
藤原不比等は歴史の蔭に隠れた政治の天才だが、その孫の有能だった藤原仲麻呂はどうだろうか?高市皇子は壬申の乱で勝利に導いた立役者であったが、その子供の長屋王はどうか?
私も、愚かなことをやりつつ今に至っているが、日々の生活の中で何を選び、何をそいでいくかはとても大事だと思うようになってきた。この年になり、思いがけない縄文小説を上梓したが、これからどのように、その芽を育てていくか。先日庭の剪定の大切さを教えてもらったが、やはり、自分の道も何を削いでいくかが鍵だ。そして、そのためには自分の本性を日々熟慮する必要があるのだろう。生き甲斐の心理学は、剪定のためのガイドブックの役割もしてくれそうである。
古代史の錯乱からの統合 4/10
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森 裕行 | |
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