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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

五感で歴史ある場所を味わう (私は私? 5/10)

2019-11-13 | 第二章「五感と体感」

 縄文時代に興味を持つようになり、さらに縄文時代の小説まで書くようになったのは、自分の住んでいる土地から縄文土器が出たり、遺構が発見されたりしていることと深く繋がっている。そんな場所で、早朝に近くを散歩し妄想していると、あたかも縄文時代人になったかのように感じる時がある。あやしいが地に足がついた妄想は、ちょっと違うようにも思う(笑)。

 U先生によれば、欧米で心理療法を学ぶ人はギリシャ神話を学ぶそうだが、その中であたかも水仙で有名なナルシスになったり、嫉妬で有名なヘラになったりする勉強をされたそうだ。私も少しは学んだが、今は縄文時代に興味を持っているので、日本神話を楽しんだりする。しかし、それより刺激的なのは、近くの遺跡を訪れ、そこで発掘された土器を観たり、現地の立って何かを味わうほうがいい。さらに、その場所の深い歴史を知れば知るほど、もっとあやしくなる。

 さて、昨日は帝京大学総合博物館の「古代多摩の生きたエミシの謎を追え」に立ち寄った。8~9世紀の坂上田村麻呂や阿弖流為の時代。エミシの敗戦により、全国各地に移配された方々の中にこの多摩の地に来られ住み着き、やがて恐らく武蔵野国の人々の中に溶け込んでゆかれる人達がいたのだ。現在のアイヌは土器を持たないので有名だが、平安時代は擦文土器という土師器の影響を受けた土器があり、当時の土器やこの地で出土したベンガラが付着した赤彩球胴甕(せきさいきゅうどうかめ)を目の当たりに見ることで、リアルな歴史を垣間見ることができた。また、時代がずっと前の4000から5000年前の縄文中期の井戸尻式土器や曽利式土器、加曽利E土器などの発掘された土器も展示されていて、多摩の国際性?にゾクゾクした。最近の斉藤成也先生の遺伝子科学からのヤポネシア人の形成の話を読ませていただいているが、身近な場所に凄い歴史があって驚いた。

 歴史ある場所は、哀しい過去や厳しい現実に人々が直面した場所であるが、不思議なことに立ち直り生き抜く場所とも言える。そうした人智を越えた場所に私たちは深く感動する。

私は私? 5/10

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