人生いろいろな転機があるが、その中で「役割」に関係することは結構多い。入学、就職、結婚、・・・振り返ってみると、確かに入学や専門の選択は職業に関係し、結婚などは家庭を築くので夫や父と言った役割。趣味・特技も、仲間との関係があり、宗教や哲学の選択も深い部分の「役割」と大いに関係する。
今はコロナ禍で社会の激動の時。私自身もいろいろな変化を感じるし役割もそれなりに変わらざるを得ない。
そして、「役割」を担うためには、身体の面もあるが必要な技能を身に着けたり、人間力?も付ける必要もある。「役割」なので他者との関係も実に大きいからである。今であれば、デジタル技術の動向も一般市民ですら気にしなければいけないようでソフトへの目配りもしないといけない。年をとるとつらいところもある。
さて、二十歳すこし前から三十五歳くらいの青年期、成人期の時期のことを思い出す。かつてのように親や社会から保護される立場から独り立ちの時期。この時期にいろいろ経験し一人前になっていく。もちろん、私の年になっても環境が激変したり、身体的状態が変わったり(老化など)で、役割も変化していくので、「役割」は生涯考え続けなければならないテーマなのかもしれない。
そして、周りを見ても自分自身のことを考えても、「役割」の変化はいろいろなストレス(理想と現実のギャップ)を産み、怒りや哀しみをもたらす。
ただ、ストレス曲線という感情(不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱)はどうしようもないネガティブなものでは本来なく、幸福曲線(平安、友好的感情、健康観、幸福感、統御感)への道しるべという学説を大事にしたい。中年を過ぎて青春時代を振り返ってみれば、ストレス曲線(理想と現実のギャップ・感情)で理想を見直したり、現実の把握の仕方を変えたり、あるいはギャップを縮める努力により、ストレス曲線が変化し楽しく美味しいビールを飲むことができたり、予想もしなかった出会いで一挙に幸福曲線に移行する経験を積む。
この数日、自分の青春時代の五感や喜怒哀楽のことを思い出していた。辛い経験は無理に思い出す必要はないと思うが、楽しい記憶、至福の記憶は、それに至った労苦に打ち勝ったことでもあり元気を呼び起こしてくれるようだ。
それからもう一つ、嫌なことはどうしてもあるものだ。ただ、それをどう受け入れていくかはいろいろ。人生を楽しくすることは結構できるものだ。おいしいものを食べる(味覚)などは一つだが、自分にご褒美を上げるようにしたり、つまらないと思うことでも将来役にたつことと考えることができれば、希望を見出すこともできる。まあ、いろいろだ。
さらに、英語や簿記などという実用的な技能も大事だが、伝統的な思想や宗教を馬鹿にせず関心を持つことも大事だと思う。長い時代を生きてきたものは何かあるものだ。何のために生きているのかという自問自答は一見何の役にも立たないようで、実は大いに役立つ。「役割」を考えるうえで、もっとも重要な「役割」の本質が見えてきたりもする。
写真はハンノキの実。先日ハンノキを触ったが、犬や猫を撫でるのとは違うが生命体の癒しというのだろうか。何かほっとした。私もほっとしたが、きっと明治の人も縄文時代の人も同じように癒されたのかなと思うと胸が熱くなった。
9/10 五感と喜怒哀楽
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