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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ストレスは分類して楽しみたい (6/10 真善美とストレス)

2021-06-27 | 第一章「意識と知覚」

日々湧きおこる感情の目まぐるしい変化に気づいたのは、まだ若かったころに営業で駆けずり回っていた時だ。朝起きてから寝るまで仕事に生き甲斐を感じて働いていた。午前はお客さんの製品納入で笑顔を見て喜こび、午後になるとお客さんのクレームで怒られて哀しい思いをし、オフィスに戻ると受注の連絡で大喜びと・・そんな風に一日の中で様々な喜怒哀楽をいくつも経験し、自分はおかしいのではないかと先輩に尋ねたことさえあった。

そんな心配をした当時のことを思い出すと、そのころの健康的な日々が見えてくる。知らず知らずのうちに感情を意識し(自分の感情)、何となく感情を分類し感情の理解が深まっていたのかもしれない。対人関係の仕事は心理学を別に学ばなくても、体験の中で感情への理解が深まるようだ。

さて、50歳代になりU先生の「生き甲斐の心理学」というイギリス流の臨床心理学を学ぶ。「感情の曼陀羅」という不思議な言葉を初めてお聴きしたが、得体のしれない感情がより整理され、美しい音楽を奏でるオーケストラのように感情の世界が見えてきたりする。そして感情の奥深い世界により興味をもつようになる。五感と感情の結びつきなどその興味はつきない。

得体のしれないものを分析すると大きな気づきや安心感を得ることが多い。暗い感情も分類してみると、それだけである種の不安感が消える。若いころであれば刻一刻に喜怒哀楽があるということを学んだわけだが、学者先生が研究して定評のある分類で分析するとさらに分かってくる。

自分の不安感を過去の不安感、現在の不安感、将来の不安感と分けてみると、例えば一日の傾向が分かる。このところ将来の不安感にとらわれているけど、それは将来に偏りすぎ、今の心配のが重要ではないかとか。過去への怒りや将来への怒りより、今ここの怒りが何か大事なようだとかだ。これは私の独り言にすぎないが。

人間が身体と心(生育史)と魂(宗教や哲学の領域)からなるという学説で考えると、この不安感は身体から来ている不安かなと思ったりできる。魂の領域を仮定してみると、読書で古典を読んでいて気になるところが自分の生育史というより魂といった領域からくるのかなと感じたりする。

ストレス曲線という学説は、暗い感情を不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つに分類するわけであり。これはいまの新型コロナの警戒レベル1とかレベル2などの段階と見ることもできて、身体症状が出る前に休養を十分とったり、考え方を整理するように心がけることができ便利だ。また、ストレス曲線は反対の明るい感情(平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感)とセットで考えると理解が深まりストレス曲線を楽しむことさえできる。喜怒哀楽を怒哀だけで理解しようとすると結構つらいものがあるが喜楽の理解を深めていくと怒哀(ストレス曲線)の意味も浮き彫りにされることも。

心理学の本を読んだりして、自己分析は苦行のよう辛いものと考えてしまうが、U先生から楽しんで自己分析をするようにといわれる。心は結構デリケートであり、無理はきかないものと考えた方が無難だ。2日、3日と悩むようなことはやめた方が良い。

そのほかろいろな分類があるが、それは今後のお楽しみということに今日はしたい。

写真は2年前に信州に今の時期に行ったときの写真であるが、ながれゆく川を眺めるのは感情の世界を眺めるように思えてくる。どこかで淀んだり速く流れたり、いろいろである。その中には暗い感情もあるかもしれないが明るい感情に変わったり、暗い感情が人生のヒントとして煌めいたりする。夜の暗闇で見えない川は不気味だが、初夏の昼時の美しい川は楽しむことができる。

6/10 真善美とストレス

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