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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

環境の激変でも健全でいる秘訣は?(愛ある問いかけ ③2/10)

2014-01-20 | 第十章「今ここでの恩寵」

 昨晩は久しぶりに映画館にゆき「永遠のゼロ」を観た。日曜日だったこともあるが、久しぶりに大勢の観客もいてワクワクしつつ最後まで観賞した。

 この映画を見つつ、「自分の身体、こころ、魂を大切にしていますか?」いう「生き甲斐の心理学」の自己実現の問いかけの一つについて沢山考えさせられたが、もう一つ環境の激変の中での生き甲斐の問題も深く考えさせられた。

 私自身を振り返っても、1980年後半の冷戦の終結のころから、仕事や家庭で激変する環境を人並みに味わったように思うが・・・。映画の主人公の人生も第二次世界大戦前夜から終盤の特攻作戦まで、同じ戦闘機パイロットではあるが、環境は激変したようだ。それは、私の経験では推し量ることもできない大変化だったようだ。

 環境の変化は、人を変える。ロジャースの命題9にもあるが、人は環境との相互作用で自分自身が形成されるところがあるからだ。そして、価値観や身近な行動規範も変わっていく。

 私個人の拙い経験でも、外国生活、外資系コンピュータ企業、福祉の世界、社会教育NPO、日本の組織、コミュニティでは同じことをやっても周りの評価は違うし(同じことをしてもA組織では高く評価され、B組織ではけなされる)、常識も違う。

 特に新しい環境に慣れるまでは随分辛いものだ。

 そんな中で、生き残りつつ健全な判断力を保持し自己実現をしていくためには何が大切なのだろうか?

 「生き甲斐の心理学」では、さまざまな状況に応じた知恵を提供してくれるが、この映画でも主題のようになっている、自己実現の領域は特に大切なのだと思う。

 環境の変化の中で、目先にとらわれ必死になるのはわかるが、それだけでは激変の場合、何かが足りない。

 自分を俯瞰するような、生き甲斐の心理学の自己実現の3つの問いかけが意外にも大切になり、それが生き残る知恵につながってくるようだ。

 ①何の為に生きているのか?(哲学・宗教の領域)

 ②日々の生活の生きがいは何か?(五感、体感を大切にしたり・・・)

 ③自分の身体(基礎医学の対象)、こころ(臨床心理学の対象)、魂(宗教・哲学の領域)を大切にしているか?

 「永遠のゼロ」では、①については殆ど直接的には触れていなかったが、主人公の最後まで続く統御感の基調を考えると、宗教や哲学に関しても深い思索があったのではと推察してしまう。

愛ある問いかけ ③ 2/10      

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