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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

あなたは富士山タイプ、二上山タイプ?(富士山を想う 6/10)

2015-05-19 | 第五章「和解と平和」

 8世紀に日本の根幹となる法律・律令が完成していくが、調べてみるとオリジナルの中国と違い、大宝律令や養老律令は実に不思議な構造をもっているようだ。上皇と天皇の二つの建前上の主権が想定されていようだし、実質の権限は上皇・天皇ではなく太政官に集中していて、天皇はそれを単に承認するだけなのだ。

 それは、制定当時の持統上皇(女帝)ー文武天皇ー藤原不比等、元明上皇(女帝)ー聖武天皇ー藤原不比等といった政権中枢の構造をうまく投射しているようである。

 ところで、関西に行って、眼につく山で印象的なのは奈良の二上山なのだが(アベノハルカスから見晴したりすると・・・)、御岳と雌岳のある優雅な二上山は、大津皇子の墳墓と大来皇女の歌で有名だが、当時の天武天皇ー持統天皇(女帝)ともどこかで繋がるようで、夫婦とか兄弟、親子といった濃密な関係を彷彿させる。

 関西はそうなのだが、東の富士山は有名な独立峰である。日本でこれほど愛されるのも、その美しい独立峰ゆえかもしれない。「私は私」と宣言し美しいカーブの裾野を持つ。

 さて、心の世界では、自分と他者の葛藤で悩む方が多い。独立峰は理論的には判るが、やはり何となく二上山タイプになったり、連峰タイプになったりする。これを、フロイトの防衛機制で考えると、自分のこころを安定させるために、無意識に感情転移をしたり、置き換えをしたり、摂取をしたり・・・まあいろいろあるわけだ。生き甲斐の心理学を学ぶことで、こうした不思議な心の機制が自分を捉える事例などを知ったりする。

 そうした科学的な心理学の知識も大事だが、表裏の問題として哲学的な部分も大事だと思う。愛とは何か、自分は何のために生きているのか・・・

 こんな思索を含めて、今日の私は富士山タイプが良いかなと思うのだが。皆さんは如何でしょう?

富士山を想う 6/10

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