イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

買い物

2006-03-21 | 2006年度(1/13まで)
 ぶらっと、一人でコンビニに入って好きな食べものなどを購入する。こんなパターンが最近増えた。大型の本屋や古本屋、レンタルビデオ店、ファミレスでぶらっとすることも多い。昔都会の孤独感とか、疎外感とかもてはやされた時代があったが、それと比べると様変わりである。

 一つには、サービス業が欧米並みに育ってきたこともあろう。にこやかな店員、マニュアル的とはいえ優しい言葉遣いなど。それと共に、時代は汚いもの、死、そういったものを背後に隠してきているように思える。華やかな都会のビルの地下の死体置き場、大病院の霊安室、華やかで優しそうだけど鍵で管理された老人施設など。

 私たちは、本当は孤独で、かけがいの無い存在であり、ひとりひとり固有のあたたかい使命をもった存在である。しかし、本当の生きがいを追求せず、惰性で生きるようになってきているようにも思える。

 私たちという言葉で濁してきたが、この私が最たる惰性人間であろう。たまにはこころを丸腰にして、あたたかい使命を探してみよう。

受験必勝の食事

2006-03-18 | 2006年度(1/13まで)
 高校、大学と私もいろいろな受験をしてきた。そして、一昨年会社を辞めた年に、福祉住環境コーディネータ2級の試験を受けた。その時の食事は、バナナとオニオンスープだった。
 私が大学受験をしたとき、ある朝、母が縁起を担ぎ、トンカツをつくってくれた。しかし、ストレスで胃腸が弱かったことと、風邪が重なり、受験のときに腹が痛くよわった経験があった。そんな経験もあり、自分の娘の受験のときは、オニオンスープをつくりバナナも添えた。どちらも消化が良く、パワーがでるように思える。ラグビーの選手が試合の前にバナナを食べて好成績をあげたと聞いたこともあった。私の受験も一応成功し、バナナとオニオンスープは我が家では受験必勝の食事となりつつある。

 こうしたことは、フロイトの防衛機制では摂取にあたると思う。しかし、この摂取はとても前向きな、生きるための知恵だと思う。
 調子にのって、今日は、オニオンとイタリアのホールトマトの缶詰を入れてトマトとオニオンのスープを作った。結構おいしいので、第二のオニオンスープとして何かの時に縁起を担ぎたい。

不思議な癖

2006-03-17 | 2006年度(1/13まで)
 無くて七癖ということわざがある。私にも沢山ヘンな癖があると思う。その中で、防衛機制の摂取ということに関係する癖を考察してみる。小学校にあがったころ、私はクラスで一番小さく、チビとよく言われた。そのせいか、反発してかお相撲の技を練習し、よく友達を投げた。その後アラスカに行ったときは、おもちゃの二丁拳銃をしょっちゅう振り回していた。中学校一年ころまでは、おもちゃの刀や木刀で遊んでいた。中学校以降は本を持つことが癖になった。読みかけの本を数冊かばんに突っ込んで出かけた。その癖は今でも続いている。
 本が私を守ってくれるわけでもないのに、ヘンな癖である。

移送の仕事

2006-03-17 | 2006年度(1/13まで)
 6歳の時、近所の2人の友達と小学校に向かう時、一人の友達が通りに飛び出した瞬間にオートバイに轢かれた。スローモーションのように走りだす友達がオートバイに轢かれ頭をうち倒れた。その後、本当に残念ながらその友達は亡くなった。それ以来、自動車関係は、乗ることはのったが、本当に好きになれなかった。仕事で使わなくなってからは、十数年ペーパードライバーであった。防衛機制の置き換えの事例であった。
 その後、ひょんなことから、その拘りが解け、マイカーを持つようになり今日に至っている。また、この2年間、障害者・高齢者の移送サービスに関わっている。防衛機制が置き換えから補償に変わった例なのかもしれない。そんな私を6歳で亡くなった友達はなんと思っているであろうか?

風光る

2006-03-12 | 2006年度(1/13まで)
 春一番なのか、春二番なのか春の強い風が吹いている。昨晩はユースフルライフ研究所にカウンセリングのワークショップのレポートを投函した。そして、久しぶりに平安感の中で、静かな日曜日の午前中を過ごしている。
 数日前に、すばらしいイメージを伴った感情に触れることができた。きらめく水面に浮かぶ、桜か桃の花びらのイメージである。それが、どのような記憶に基づくのか定かではないが、暖かい、しっかりした幸福な感情である。風と水が融合し、天国のような感情である。
 今の課題を考える。心理学、宗教心理学の勉強は従来と同様に続けて生きたいが、社会との関わりの哲学が必要だなと感じている。そして、現在興味をもって読んでいる本は、シモーヌ・ヴェイユの「ヴェーユの哲学講義」(ちくま学芸文庫、渡辺一民・川村孝則訳)と、神谷美恵子の「本、そして人」である。まだ、読みたい本がたくさんあるが、遅読のため、思い通りにならない。