5月15日(水) 晴 午後からは風の爽やかさが際立つ 過ごしやすい一日
年度初めの慌ただしさが収まり五月を迎えたが、連休が開けると時を同じくして俺の相方PCの具合が悪くなった。DVDを感知しなくなったのは年の初め、何れは直そうと思っていたが、こんどは無線LANのつながりがよろしくない。
ネットで探索するのは兎も角として、メールが飛ばなかったり着信がない不安があった。いろいろ調べた結果、今の機械を交換することが一番よいとして、ツナガリ具合のよろしい時を狙ってネットショップで購入した。また、パソコン本体も若しもの時の交換分として新しいものをタイミングよく格安で手に入れることができた。
そんなことで春から初夏の草むらの中で起きている微妙な動きを監査することもなく過ごしてしまった。朝に庭に出てみると景色は変わり、亜麻の緩やかにな風に揺れる穂の先には、あのブルーの花が開いていた。同じところ、錦木の植え込みのしたにはミヤマホタルカズラが満開になっている。この花たちは完全に春のなごりから決別している花たちだ。
俺に好きな花の色は?と聞けば、即応えるのは白だ。白い花、しかし、白でもハナナスのように一日終わってあとは茶色く変色して長くそこへ留まるのは好まない。この錦木のしたに何時の頃からか姿を見せ始めた「タガソデソウ(誰袖草)」、これが清楚で美しさをに溢れている。花が開く前は全くの草、雑草と云って引っこ抜かれても仕方がないような草。時折横から吹き付ける風に花の向きを変えて堪え忍ぶが、風が治まれば直ぐに元の背筋の伸びた姿勢にもどる。美しい花だ。
清楚と云うともう一つはシロハナヤマブキがある。しかし、これは見た目は確かに清楚ながら、子だくさんで実をたくさん着ける山吹だ。毎年、この花が開くと、“七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに ・ ・ ・ ” の短歌を想い出す。この花は八重でも七重でもない、花びらは四片のものだが、実は4個確実に着けるのが常となっている。