5月16日(木) 晴 太陽はでているが風が冷たい 心地よい作業日より
朝、定刻9時から今年はじめてとなる庭の草刈を始めた。定刻といっても草刈の前に庭を一巡し、5月も中半を過ぎた今年の状況を見た。驚いたのは畑や花木の天敵とも云われるカラスノエンドウが花を幾つも広げて我が物顔をしている。この草は花から種になるまでが早く、エンドウ豆の仲間なのか繁殖力が強くて困る。草刈機のエンジンを掛ける前に先ずはコイツの根を抜くことから始めた。もう一つの点検は昨年、草刈機で振り向きざまに芽をだしたばかりのチョウジソウ(丁字草)をちょん切ってしまった。同じことは繰り返さないと、白樺レストランの入口へ行くと既に花が一つだけだが開いていた。確かに、俺が草刈をするのをこれほど遅らしたことはない。薄蒼いこの色の花が俺は好きで、毎年のように咲くのまっていたくらいだ。ところが俺が一番だと思っていると花の下の葉には既に、ベニヒラタムシ(紅扁虫)が来ていた。後れを取った俺、ピントが甘いのも致し方ないようだ。
草刈を始めるとエンジンの唸りとロッドを140°~160° 左右に振りながら刈って行くのだが途中に木や残したい草が生えているとそうはいかない。細かいところを軸を動かさずに前に進むのは難しい。誰でも経験はあるだろうが、少しでも硬いモノに触れると回転刃がはじき飛ばされて瞬間的に植えてある木や草は飛んでいく。初夏を通り過ぎたような気候だと既にオダマキが花を開いていた。しかし、この花は種をどのように飛ばすのか、意外なところに芽をだしているので要注意だ。
草刈を午前中に片付け、昼飯のあとは果樹の枯れた枝をチェンソーで落としたり蔓延りすぎたムラサキシキブも思い切って風通しを良くした。この手の作業は時間を取られる。中でもラベンダーは全く手入れをしなかったため、古木のようになていた。枯れた枝を落とし、今年の花芽を残すと姿は盆栽のようになった。夏には新芽をとって世代交代の挿し芽をしたい。