5月1日(水) 晴れ 午後になると 青空が濃くなっている
年度初めの1ヶ月があっという間に終わった。思い返すと“言い訳”ばかりで通り過ぎたように思える。もっとも俺、個人の問題では無いが、背負い込んでしまう性分なのだろ。田舎暮に移り住んだ歳が遅いため、この才になっても地域の役を担うのも致し方ないことだ。
年度末の始末や新年度の総会など一連のことを終えたから、今日は休息日としていたが、作業机の周辺に置きっ放しされていた諸々を片付けはじめると、あっという間に夕方になっていた。昼飯のときは、朝の霧に包まれた景色は変わり青空が五月晴れを連想させたが、午後は北の窓に西日が射し込むのをブラインドで押さえ、外の景色は眼に入らなかった。作業机の下もスッキリして足を伸ばすことができるようになったことで作業を終えた。
東の窓からの景色は、俺がここに移り住んだときの景色と変わらない、残照に薄く浅間山が浮かぶなか里の家々には明かりが灯る。この景色は俺が田舎暮らしに憧れた原点だろう。