どうしてだかはわからないが、民主党は人々にとても不評だという。
子どもが東京で見たところでは、民主党の都議候補が街頭で演説していても立ち止まる人などいなかったという。
いま参議院議員選挙の最中である。今回もそうなのであろう。子どもは民主党は近いうちに消えてしまうのではないかと悲観的である。厳しい時代を経ないと民主党は生き返れないだろう。
だが、どの党もそんなに政策としていいことを言っているわけではない。それほどどこも変わっていない。憲法、原発などで少しちがっているが。
現在、学者も政治家もましてや一般の私たちも経済とか政治についてどうもいい見通しをもっていない。
特に政治家はその場をなんとかしのげばいいと考えているらしい。そこがはがゆい。根本的にこれからの日本をどうするかを考えなくてはならない。
先日、民主党の元衆議院議員だった人の話をごく小さなグループで聞いたが、その人も展望を持ち合わせているわけではない。
これは民主党の議員の誰もがそうなのであろう。だが、私は自民党の支持者ではないし、もし支持者であったとしても、有力な反対勢力があることはいいことだと思っている。
自民党に対する反対勢力ということでは都議選でかなりの復活があった、共産党であるが、この党の存在意義は認めているが、それにしても政治を担うことのできる主力の政党とは考えられない。
もし、野党勢力が与党に対して対抗するのに力を合わせることが必要ならば、場合によっては自党の候補者を立てることを止める決断をする必要があろうが、そういう様子は全くない。これではどう考えてもその反対勢力としての意義は限られてしまう。
大所高所に立てるようになってはじめて、主たる政治勢力としての認知が一般の人にされるようになるのであろう。だから、まだまだ共産党は柔軟性に欠けており、その存在意義はとても限定されている。