標題のようなテーマでエッセイを書き終わったのだが、まだ悩んでいる。それもちょっぴり体調まで悪くしながらです。
A4で約9ページの文章を書き上げてやれやれと思って、I 先生に閲読をお願いしようかと思った矢先のことです。
このエッセイを書き始める前に導出法がわからなかった公式があったのだが、それには触れないつもりで文章を書き上げていた。しかし、今朝やはりその公式が気になったので、見直しをしてやっと午後にはなんとか証明できた。
ところがその後に新しく、意味が私には不明の公式を高橋康先生の公式集(講談社)に見つけたというわけです。
やはり徹底して考えなさいということだろうか。エッセイが一応完成し、満足していい気になっていたので、そんなことではまだ不徹底だよと神様に言われたような気がする。
(2010年11月20日付記)
「Levi-Civitaの記号でベクトル解析の初歩を I」を「数学・物理通信」1巻2号(2010年3月)に発表している。これは以前のエッセイよりもわかり易く書いてあるので、インターネットで「数学・物理通信」で検索してみてください。
「数学・物理通信」は名古屋大学の谷村氏のご好意によって谷村氏のサイトにリンクして載せられたものである。このエッセイの続きはまだ書いていない。
(2018.1.12付記)
「Levi-Civita記号でベクトル解析を」は内容にまちがいはないし、その有用性はちゃんとあるが、ベクトル代数にかぎるとLevi-Civita記号を使わなくてもいい。これは「数学・物理通信」4巻1号(2014年3月)の「べクトル代数再考」に詳しく書いた。関心のある読者はインターネットで「数学・物理通信」で検索してみてください。
このことをマルゲナウとマーフィの「物理学と化学のための数学」(共立全書)を読んで知った。こういうことをベクトル解析の本の著者はきちんと書くべきであろう。基本は2つのベクトルの3重積である。すなわち、ベクトルのスカラー3重積とベクトル3重積である。