『なるほどベクトル解析』をはじめから最後まで余すことなくようやく読んだ。
数学の本で端から端まで読んだ本は始めてである。自分の書いた本は別だが。
私の一番よく読んだことのあるのは矢野健太郎『微分積分学』(裳華房)である。この本は教養部時代の大学の数学のテクストで問題は大分解いたとは思うが、本文はあまり詳しくは読んではいない。というか読んだところも十分にはわからなかった。
他の本で割と詳しく読んだことがあるのは高橋健人『物理数学』(培風館)である。これも学部時代の物理数学のテクストである。他の本であまり数学の本を読んだことがない気がする。
『なるほどベクトル解析』では11,12,13章はいわゆる狭い意味のベクトル解析ではない。それでこれらを読まないでもベクトル解析の学習としては十分だったのであろうが、1冊の本を読んだ経験を持っておいた方がよかろうと考えてこれらの章を読んだのである。
さて、つぎに何を読んで見ようかと考えている。
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