Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

ハナイカダの花と実

2016-07-26 | 実物樹木

ハナイカダ」(花筏)はミズキ科の落葉低木で、日陰と湿気のある林内に自生します。
特徴的な花と実の着き方から、名が付きました。
雌雄異株なので、雌株と雄株を一緒にして、池脇の松とモミジの間に植えてあります。 
 
7月11日、果実がすべて黒く熟しました。 この後数日の内に、ヒヨドリがすべて食べ
尽しました。( 試食では少し甘みがありますが、食べたいほどではありません。) 
 

 
1枚の葉に1個が普通ですが、中には1か所から2個の実が生っている所もあります。 
 

 

  
艶々と黒光りした果実、黄緑の葉に映えて美しい!
 

 
振り返って、
花が咲いたのは5月上旬でした。主脈と花の軸が癒着して、葉の中央に花が咲きます。 
 

 
雌木に咲いた雌花です。 小さくて目立たないので、うっかりすると見落としてしまいます。 
 

 
1か所から3個の雌花が出た葉もありました。 
 

 
次は、雄木に咲いた雄花です。4本のオシベがあります。
雄木には雌花が咲かないので、実は着きません。 
 

 

 
5月末、雌木で緑の実が肥大しました。 
 

 
葉と同色の黄緑色です。 
 

 
6月上旬の実生り姿です。 
 

 
7月初め、まだ緑果もありますが、茶色から黒色へと果実の色が変わってきました。 
 

 

 

 
7月8日、雨風で落果したところもありますが、ほぼ黒熟しました。 
 

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ヒメコウホネの花

2016-07-25 | 水生植物

コウホネは日本と朝鮮半島に分布する水生植物で、浅い池や沼に自生します。
白っぽくゴツゴツした根茎が、骨のように見えることから河骨、川骨の名が付きました。
 
ヒメコウホネ」は小型種で、水上葉が6~7センチの円形です。
睡蓮と同様に根茎を鉢植して、その鉢をプラ容器に入れて水を満たし、日当たり良い
玄関前通路脇に睡蓮鉢などと並べて置きます。
 
6月上旬から7月上旬にかけて、3回花を咲かせました。 
 

 
6月6日、今年最初の開花でした。 
 

 
花径5cmほどで、5枚の厚い花弁に見えるのはガクです。 
 

 
翌日、ガクの内側にある細長い爪のような花びらが開きました。 
 

 
続いて、その内側にあるたくさんのオシベが開いてきました。
真ん中にあるのが、メシベの柱頭です。 開花3日目、その翌日には花茎を倒しました。 
 

 
6月27日、2回目の開花です。 
 

 
雄しべも開いた翌日の花です。 
 

 
7月8日、3回目の開花です。 
 

 
初めに大きなガクを開き、細長い花弁も開きました。
オシベはまだメシベの周りに固まっています。 
 

 
翌日にはオシベもすべて開きました。 
 

 
まだ9月までに開花するかもしれませんが、鉢に植えた根茎が長く伸び出ており、
肥料も与えていないので、今年は終わりかな?

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ヤマアジサイ(6)~白妙

2016-07-24 | 花木

鉢植えの山アジサイ「白妙」(しろたえ)は、山梨と静岡県境で発見された、八重咲の白花種です。
 
5月下旬、淡黄緑から白色に変わってきました。
 
 
 

 
6月上旬、白い花は強い陽射しで傷み易いので、要注意です。 
 

 
6月下旬、装飾花が緑色を帯び、反転してきました。
 

 
7月10日の花姿です。 中心にある両性花が種子を結ぶことは無かったようです。
 

 

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ウチョウランの仲間(2)~アワチドリ と ウチョウラン白紫点花

2016-07-23 | 山野草

地域変異の多いウチョウランの仲間です。 
 
アワチドリ」(安房千鳥)は千葉県の安房地方の低山にのみ自生します。 
 

 
自生種では無く、交配による改良品種なので、次の「ウチョウラン白紫点花」と同じ
ように見えます。 
 

 
本来は、ウチョウランよりも距が短く、葉の枚数が多く、小さな花がたくさん咲くようです。 
 

 
ウチョウランの仲間の中で、一番早く6月中旬から咲き出しました。 
 

 
次はウチョウランの「白紫点花」です。
 

 
白い花弁に紫色の斑紋が明瞭です。 
 

 
6月下旬から咲き出して、現在も一部開花しています。 
 

 
丈夫でたくさんの花を咲かせました。 
 

 
冬季は東側軒下で、雪下越冬しています。 
 

 

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プラム・ビューティの収穫

2016-07-22 | 果樹

プラム」(すもも・李)は、中国原産のバラ科の果樹です。
ビューティ」という品種は、自家結実性があるので1本で実が生り、花も果実も
美しい品種です。

7月1日、まだ緑色の未熟果もありますが、赤く色付いて熟した果実を選んで収穫
します。 右端の果実は、早朝の内にヒヨドリが食べ始めました。
 

 
7月7日の実生り状態です。淡黄色から、淡桃色を経て、赤く熟していきます。 
 

 

 
一斉には熟さないので、毎日見て、ヒヨドリとの競争です。 
 

 
樹全体に防鳥網をかけるよりも、毎日実生りの変化を見て楽しんでいます。
 

 
鳥は熟したものしか食べませんから、 
 

 
この程度の色付きで採って、常温で追熟させてもOKです。 
 

 
下は7月10日の収穫です。 1日置くと、黒味を帯びた完熟果になります。
傷み易いので、大阪には送れず、果汁ほぼ100%の完熟プラムを2人で毎日
いただきました。 
 

 

 
 
振り返ってみると、白花が満開だったのが4月上旬でした。
 
 
 
花後、小さな緑実が大きくなった6月中旬です。 
 

 
6月下旬になると、果実の色が緑から淡黄色へと変わってきました。 
 

 
6月末、ポツポツと赤く熟した果実が出てきました。 収穫の始まりです。 
 

 
7月中旬で収穫が終わりました。 
元が高木で放任すれば10mにもなるそうなので、強剪定して小さく管理します。 

コメント (1)
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