flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

蒲原宿

2006-04-03 00:00:30 | 街道・宿場町

 東海道十五番目の宿場町である、かんばら。
山と海に挟まれたこの地は、交通の要所であり、日本の幾つもの大動脈が通る。
蒲原駅から東進してみる。
東海道でもある旧国道を歩くと、文化センターや役場が見えてくる。
蒲原町の文字が消されていた。
あと一日で静岡市清水区蒲原町になるからである。
117年続いた町制も幕を閉じる。
途中の由比町は合併せず、静岡市の中の飛び地となる。
慌ただしく片付けをする町の施設をあとに、和歌宮神社へと参る。
この頃になると、雲が取れ青空が現れ始めた。
そしてバードウォッチングする一行に出会った。
地元のご婦人に呼び止められた。「あちらのお寺さんに三本の古い枝垂れ桜があります…」と言って案内された。
時期的にそろそろ終わりであるが、京都から持って来られたという桜の古木は、青空に映え、若々しさを見せてくれた。
旧東海道に入り、幾つかの古い建物、そして富士が見え始めた。
そして新蒲原駅から更に東へ向かってみることにした。
         
(関連記事:吉原宿 由比宿

コメント (2)
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