flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

西島神社

2006-04-22 00:00:29 | かみのやしろ
 墓参りのあと、通りすがりのお宮へ立ち寄った。
いつもはこの辺りを通っても、通り過ぎるだけだが、歩きであったためか引き寄せられるように参った。
暫くすると、隣家からおばあさんが出てきた。
「どちらからいらっしゃった?、このお宮は霊験あらたかで…明和年間の灯篭が残っておって…」
「私は87歳だが、子供のときからここにおって、それまでいろんなことがあった、社殿が燃えたり、三河地震で灯篭が倒れたりした」「この前、灯篭に車をぶつけて壊したままの近所の者がおったが、病んでしまった、今の人たちは何を考えているかわからん…でも神様はちゃんと見ておられる…」
「私は毎日、この神様にお参りさせて頂いている、昔は地区の月参りとして、貴方のお近くの砥鹿神社へ交代でお参りに行った、あとはビルマで亡くなった主人の霊を弔うために、靖国神社へ参拝したい、貴方はこうやってお参りされて、そこの何かを知ろうとされている、それは徳を積むことにつながるので、是非続けてください」
「ようこそお参りくださいました」と…。
宗教論者が語ることより、純粋な信心をされる人の言葉のほうが深く感銘を受け、我が振りを改めて見つめ直す機会となった。
コメント (2)
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