(長野県駒ヶ根市)
8年前、駒ヶ岳に訪れて以来である駒ヶ根。今日は中アもくっきり望められる。
駅を降り、バスで「切石公園」まで行く。中ア、南アを両目に見ながら光前寺へと向かうが、思ったよりも近く、すぐ辿り着いた。
二月に訪れた見付天神社の霊犬、悉平(しっぺい)太郎。この地では早太郎というようだが、この地より出向き、遠州の怪物を退治したという伝説が伝えられている。今年生誕七百年ということであり、参拝者も若干多いようだ。
近隣、高遠の桜が見頃となっているのに比べ、境内の桜はまだ蕾が固い。南東斜面であるための温度差のようである。
仁王門をくぐり、杉並木と光苔の生えた参道を歩くと、本堂がある。横手には「延命水」と呼ばれる清水があった。そして本堂西側には、早太郎の墓があり、五輪塔の下に眠っている。
本坊客殿にはこの寺の安置仏及び弁財天像、早太郎像があり、また名勝ともなっている庭園の傍で茶菓を戴いた。記念にその湯呑みを戴き、隣の高原美術館へと向かった。
美術館をあとにし、そのまた隣りのカフェでランチを摂る。
駒ヶ根はソースかつ丼が名物の土地柄だが、ここにはなかったので、この店の名物ボルシチを食してみた。
ここから市街地方面へと歩く。途中、美術館で見た風景があった。駒ヶ岳を瀬に咲く水仙の花の光景であった。
何やら意味深な「女体入口」停留所を通り、総合文化センター内博物館では、周辺各地で出土した縄文遺物などが展示されていた。そして町中の大きな寺院、安楽寺に参拝。大火復興祭セール中の看板のある駒ヶ根銀座を通り、街並みを歩いてみた。
駅反対側を一回りしてみると、飯田線変電所の古い建物があった。
帰りの時間がまだあったので線路沿いを歩き、市役所へ寄ってみることとした。ここからはすぐ近くにある小町屋駅から、二回目の駒ヶ根の地を離れることとなった。