flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

「5月13日」

2007-05-13 06:00:39 | kourei-ki-日記-
…言わずと知れた母の日。
今では世間一般、商業活動を盛り立てる日になっている。
勿論、母への感謝の気持ちは大切であるが。

お母さんに何を贈りますか?と毎年返答に苦慮する。
私は小学校一年で母を失ってから、白いカーネーションを遺影の前に手向ける。
しかし、目に見えて母の喜ぶ顔を知ることはできない…。
「母代わり」のような人に贈り物をすることはあるが、やはり何かしら心境は複雑。

いずれにせよ「育ててくれてありがとう」と心に思う時節である。
そして、手向ける花もいつの頃からか、赤いカーネーションへと変わっていた。
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欠下城

2007-05-13 00:00:01 | 城郭・城下町

(新城市矢部)
 矢部集落北方、雁峰山から延びる丘陵地を開削して築かれた古式の城郭である。
周辺には豊富な清水が湧き、その形状と出土した五輪塔から、鎌倉時代からの城とみられている。
主郭部分には昭和46年に建設された、豊橋の企業が運営する三河青年道場という法人施設がある。
主郭周囲は三段或いは四段の削平地となっていて、切岸や犬走といった遺構もみられる。また、周辺部にも支郭が存在したとも考えられる。
城主並びに築城者は分かっていないが、後に設楽氏、奥平氏、菅沼氏等が城地に使用したことは間違いないだろう。
 旧新城地域への城跡は、初踏から何度か訪れるところが殆どであるが、欠下城へは昭和53年に訪れて以来、今回が二度目である。
当時、父と共に訪れ、道場の職員の方にお尋ねした覚えがある。その頃は道場に一般の宿泊客も受け入れていたように思うが、現在は使用回数が減り、その土地柄に馴染んだようにひっそりと佇んでいる。
北側背後の樹木にテーピングがみられた。第二東名の経路となっているようである。城跡には直接影響はしないとみられるが、辺りの光景が著しく変わる日は近づいているようであった。
       

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