flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

よりどころ紀行

2005-11-12 22:49:12 | 天祐語録
 私は仕事以外で外出すると、必ず神仏に触れることにしている。
それぞれの神社仏閣には、それぞれの参拝作法がある。
私は、神道、仏道に身を置いたことがあるため、作法等は習知しているが、他人の目に対する体裁としてあるものだ、としか思えない光景をたくさん見てきた。
各宗職者は、見た目だけにこだわる習慣だけを身に付け、真気を込める習慣が少ない。
よって私は、形にこだわらない参拝をしている。
立ち止まり一礼、感謝を伝えた後、パワーをもらっているのである。

ただそれだけなのである。
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富士見台モアイ

2005-11-12 00:03:49 | まちの違和感
 新興住宅地の入口に、このモアイ像は立っていた。
この日は非常にブルーな一日であったため、それを一掃するかのような出逢いであった。

(2005/05/13)
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「ubiquitous」 ユビキタス

2005-11-11 18:57:01 | 天祐語録
 最近では専らIT用語になってしまっているが、ユビキタスはラテン語で「至る所に偏在する」つまり「時空自在」の意味である。
欧米では 「神は何処にでも偏在する」という神学用語として使われている。
日本では、それぞれに別々の神が宿っているという概念があるが、上記の場合、何処にでも同時に存在するという意味であり、数の次元ではないことを表す。

あの神とこの神は違う。
あの神は嘘で、この神は本当という宗教団体の考えは、ナンセンスであり、自己営利目的に他ならない。
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かいくらぶち

2005-11-11 12:25:14 | 民俗・伝承
 海倉淵…とはいえ、とよがわの淵である。
毎夏、辺りで天王まつりが行われる。

むかし むかし、お碗を貸してください…とお願いすると、淵からお膳やお碗が現れたという伝説の残るこの淵。
また、女に化身する竜の棲む伝説の淵。
今は農業、上水道用水の取水口となっている。

水面を覗くと、何か浮かび上がってくるかも…と思えてくる…。
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能登瀬・豊岡

2005-11-11 00:33:35 | ご近所漫ろ歩き

(愛知県南設楽郡鳳来町)
 という地名にある、開湯千三百年という湯谷温泉を訪れた。
豊川水系宇連川沿いに点在する旅館。比較的近く、何度か訪れている地でありながら、この温泉に入ったことがない。
 今回は、辺りの色づきよりも、身を浸すことを主体としてみた。平地より早く日の暮れるこの地で、山に日が落ちて行くのを見ながら長く浸かっていた。
 心にゆとりは持てたが、湯疲れしてしまい、いつもより早く就寝する体力低下気味の私であった…。

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HPとBLOG

2005-11-11 00:01:32 | kourei-ki-日記-
 私がプロバイダ提供でのHPを作ってから6年、それ以前の練習HPを今は無きガイアックス無料HPで行っていた。
無料HPは、半永久的な存在保証が無く、度々引越しを余儀なくされていた。
世間にウェブログが出回り始めて一年半、ようやく利用するようになり三ヶ月。
未だ試験的利用をしている。
それは、ブログ自体が社会的に発展形掲示板としてしか扱われていないこと。
公共的な施設でのネット利用について、私的利用を避けるため、掲示板等のコミュニケーションサイトはフィルターにかけられ、アクセスができない。
情報を検索するための図書館でも同様である。
HPよりもBLOGのほうが情報量が多くなってきている昨今、利用者のモラルと、ブログの必要性向上が待たれる。

暫くHPとBLOGの併用が続きそうである…。
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北遠 二俣

2005-11-10 12:54:29 | 街道・宿場町

(二俣街道 秋葉街道 浜松市天竜区)
 今夏、浜松市となった旧天竜市。その中心地二俣を訪ねた。遠鉄線西鹿島の駅を降り、国道を北上、天竜川を越える。更に鹿島と二俣を区切る鳥羽山トンネルを越え、二俣本町へと入る。市とはいえ、末期は人口二万四千人となり、“山間のまち”の状況を呈していた。北遠各地への交通要衝であるためか車の往来は激しい。急ぎ、高台にある女性画家の美術館を訪れ、このまちによって育まれた感性を感じ取った。先日テレビ放送された影響もあって、大勢の観覧者が訪れていた。帰路、その高台と二俣川の間にある栄林寺に参り、そこにある岩窟地蔵を見て、地区の信仰に対する捉え方が分かったような気がした。
   
     


 帰りの道も、行きと同様敢えて徒歩で西鹿島の駅まで戻り、二俣の風を体で感じ取りながら漫ろ歩いた。
(関連記事:西鹿島駅 北遠春野

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Fukue Observation point

2005-11-09 02:44:01 | STRUCTURE-構造物残影-

 北緯34度37分21秒,東経137度6分21秒、渥美福江の高台、標高約25mに位置し、南西4kmに位置する小中山観測所(いわゆる六階建て)と同様な役割を担っていたようである。
1901年着工された陸軍技術本部伊良湖試験場に付帯した施設として、1919年に開設され、ここでは試験場で発射された試作兵器や、鹵獲(ろかく)兵器の砲弾弾着観測を、俯角式測遠機を用いて行い、天候、風速の気象も観測していた。
構造は、内部幅2.8m、奥行き4.3m、高さ2.7mの小規模な建物である。
観測窓は南東を向いており、射程10キロ弾が飛んでいった方を向いている。
また、屋上は展望台となっていて、北西方向の試験場を望んでいたようだ。
戦後60年を迎えたが、現在でも防衛施設庁の所有となっている。 
 観測所入口    内部 観測窓
 HP版: http://www.d1.dion.ne.jp/~tenyou/structure/fukue-observation-point.htm

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Nagoya Court

2005-11-08 22:25:06 | STRUCTURE-構造物残影-

(名古屋市東区白壁)
 大正11年(1922)名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設された、煉瓦及び鉄筋コンクリート造三階建て、建物面積は2342㎡(延床面積約7000㎡)で、ネオ・バロック様式を基調としたデザインである。
 戦後は、名古屋高等裁判所及び地方裁判所として使用され、昭和54年(1979)に名古屋高等・地方裁判所が中区三の丸一丁目に完成するまで、この地で司法業務が行われた。移転後、国の重要文化財に指定され、復原修理を行い、平成元年(1989)には名古屋市市政資料館(公文書館))として開館、公開され現在に至っている。

                      

(地域関連記事:Nagoya Court 2009 橦木町 主税町 富士浅間神社 徳川園の牡丹 東区の寺院 旧名古屋陶磁器貿易商工同業組合事務所 カトリック主税町教会聖堂

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Toyohashi City Public hall

2005-11-08 12:47:39 | STRUCTURE-構造物残影-
 豊橋市政施行25周年を迎えた昭和六年(1931)に完成した公会堂である。
大階段、コリント式列柱による玄関ロッジアや、両脇に備えた階段室、半円小窓等ロマネスク様式を基本とするセセッションデザインで、RC造(屋根は鉄骨トラス造)3階建。
設計者は静岡市役所、浜松市公会堂(1986年解体)を手掛けた中村與資平。
戦争末期には市役所の機能が移されたことがある。
戦後、1948年から1952年までは豊橋中央公民館として、1969年から10年間は市民窓口センターに使用された。
1998年9月2日には国登録文化財に指定され、全面修繕が行われた。
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應夢山

2005-11-08 01:52:13 | 漂い紀行
 「定光寺」と言ったほうが有名かもしれない。
愛岐境にある、名古屋の奥座敷と言われる景勝地。
應夢山は、臨済宗定光寺の山号である。
尾張藩祖徳川義直の廟も赤く染まって見える…。
(2002/11/23)
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出馬-いずんま-

2005-11-07 01:36:49 | 水のほとり
(磐田郡佐久間町浦川 1997年11月8日)
 標高190m、奥三河東栄町から流れ大千瀬川へ注ぐ「相川」の斜面に面したこの地区は、典型的な“国境いの村”の様相を呈していた。
天竜川水系のこの川の辺を沿って歩いてみる。
山間に彩りを見せる季節だけに、静の中に華やかさを見せていた。
山の木々が映る水面。
それを透して動く魚を見ていると、川に対しての思いを意識し始めた頃に戻った思いがした。

(関連記事:三輪吉沢

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たからものの川

2005-11-06 17:14:21 | 水のほとり
(普通・砂防河川 豊川支流宝川 宝飯郡一宮町)
 この川も、とよがわ同様、ほの川が訛って転化した呼び名という説がある。
しかし、一般的な説としてよくいわれているのが、「宝物」からきているという説。
 ほの山(本宮山)の中腹で、荒沢川と呼ばれる急な沢のほとりに、中世の頃まで正眼院(後の松源院)という寺院があった。
当時の住職が、お寺をもっと里に近い所に移そうと考え、その移転先を寺の宝物と衣を荒沢に流して流れ着いた所に決めようということになり、衣が流れ着いた所が川の中流、現在の松源院だといわれている。 
 また宝物は、そのまま豊川まで流れて行ってしまったので、現在の松源院より上流を「衣川」下流を「宝川」と呼ぶようになったということだ。

(関連記事:一宮の大堀
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止所(とが)の台地から

2005-11-06 00:21:53 | ご近所漫ろ歩き
 我が家に近い、砥鹿神社というお宮の横にある崖から、南東の方角を眺めてみる。
向こうの山並みは、赤石山系。
その手前には「ほの川」がある。
左手の欠けた山は「アンパンマン山」といわれたことのある、照山という山。
それらの手前に広がる沖積地にある田畑。
沖積地はいわば、川の跡。
つまり砂地である。
洪水の心配もさることながら、地震の際の地盤沈下や液状化の恐れのある地盤でもある。
ちなみに私が立っているところは、洪積台地。
地面が隆起したところに、川が地面を削ってできた台地、河岸段丘といわれるものである。
ここは地盤が固く、東海地震の際の震度段階もやや低い。
然し、水が浸透し易く、川や池が殆ど無い。
よって洪水の心配も無く、段丘の崖面からは良質の清水を湧出させる。

住みよいところと言えるであろう…が私はもっと住みよいところに移り住みたいと考えている。
それを日々、探し続けている…。
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信楽

2005-11-05 02:14:05 | 街道・宿場町

(滋賀県甲賀市信楽町)
 日本六古窯の一つ、信楽へと向かった。列車で名古屋迄はよいが、以降はスローモードとなる。約50分の待ち時間のあとワンマン普通列車で亀山まで70分。更に待ってローカル関西線ワンマンディーゼルカーで柘植へ。そして草津線に乗り換えての滋賀県入りとなった。先月、近隣五町が合併し甲賀市となり、今月誕生した伊賀市と共に忍の時代からの好敵手心が伺える。草津線貴生川での下車となったが、そこまでの4両編成の車内はガラガラ。然し草津・京都方面に向かうにつれ乗客も増えつつあった。  
 貴生川から信楽高原線に乗る。2両のディーゼルカーは約10粁の間、次第に標高を上げ、紅葉のトンネルを次の紫香楽宮跡駅迄続ける。美しい区間であるが13年前の列車衝突区間でもある…。華やかな自然の中に突然の巨大な構築物。第二名神の橋脚である。何故、自動車道建設はこんなにも活気があるのだろう。最もそんな情勢も、永永無窮ではないだろうが…。車内の気温は明らかに下がってきているのが分かった。
 そして標高285mの終点信楽に到着。 ホームに降り立つと、沢山の狸が出迎えてくれ、駅舎を出るとまた巨大な狸がこちらを向いていた。駅前は、陶器販売業が多く、狸が大量に並べられ、人口を超えているのでは?と思う程であった。町の南方、土と炎の神を祠る愛宕山に登り、秋の色を感じとりながら生い茂る木々見て、新羅から伝わったシダラという言葉が「生い茂る」意を持ち、後にシゲルキがシガラキに転訛したという伝説に思い出した。そして未来へ大いなる夢を抱く“紫香楽”の郷を眺めながら、私自身の進路も重ね合わせていたのであった。
       

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