田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

圧倒的な歌唱力 松山千春考 Ⅰ

2006-08-14 21:50:05 | ステージ & エンターテイメント
 「30年間歌い続けさせてくれてありがとう!」
という言葉と共に、生ギター一本で『君のために作った歌』を歌い始めた。
 それまでざわついていた1万2千人余の観衆(聴衆)は、一瞬のうちに彼の歌声に惹きこまれていった。

 8月13日(日)いわみざわ公園野外音楽堂キタオンで開催された「松山千春デビュー30周年コンサート・ツアー2006」に妻と共に参加してきました。
 私にとって彼のコンサートに参加するのは初めてのことでした。今回、なぜ参加しようと思ったかというと、三つくらい理由があります。

 一つには、ホールコンサートと野外コンサートの違いを体験してみたかったこと。
 二つ目は、多くの観衆(聴衆)が集まるコンサートに自分の身を置いてみたかったこと。
 そして最も大きな理由である三つ目は、松山千春という歌い手がなぜ30年間も一流のシンガーとして多くの人たちから支持され続けてきたのか、その理由を知りたかったこと。

 などの理由からでした。
 そこで今日の投稿では、最も大きな理由であった三番目のことについて記すことにします。
 彼が30年間も一流の歌い手であり続けたのは、紛れもなく「圧倒的な歌唱力」であったことを改めて思い知らされたコンサートでした。50才とはとても思えない豊かな声量、透き通るような高音の響き、説得力のある歌い方…、それは1万2千人余の観衆(聴衆)の心を鷲掴みにするに十分なものでした。
 当たり前と言ってしまえば当たり前かも知れません。一人6,800円ものチケット(これは芝生席の料金、前方の椅子席はもっと高額でしよう)を購入して全道各地(全国各地?)から馳せ参じているわけですから、彼が発する歌声を聴き逃すまいと誰もが固唾を呑みながら聴き入ったということなのでしよう。
 しかし、それにしても1万2千人余の人が一人の歌声に聞き入るという図は、松山千春という歌い手の力そのものだと感じました。

 松山千春考を何回かに分けて記してみたいと思います。