こちらに来てから知り合いになった方の一人に林心平さんという方がいます。
彼は最近「札幌はなぜ、日本人が住みたい街№1なのか」という本を発刊しました。
その中で彼は、大学の構内に巨木が茂っていると母校の北海道大学を描写しています。
そんな巨木が繁る北大構内を散策しようと27日(日)例によっておにぎりを抱えて出かけました。
なるほど北大構内にはたくさんの巨木が生い茂り、札幌の都心に近いにもかかわらず静かな環境が醸し出されていました。
日曜日だったこともあって、学生より観光客が目立ちましたが、その人たちに混じりながら クラーク会館 → クラーク像 → 交流プラザ「エルムの森」 →総合博物館 → ポプラ並木 → 札幌農学校第2農場 (モデルバーン) → 平成ポプラ並木 と巡り歩きました。
方向的には、構内の南端から北に向って横断した後、西に向って縦断し、西門(と明示されてはいませんでしたが…) から抜けて帰路につきました。
ちょっと余談です。
途中、獣医学部の側のベンチでおにぎりを頬張ろうとしたときです。
それを目ざとく見つけたハシブクガラスが舞い降りてきました。追い払おうとしたのですが、敵はなかなかしぶとく簡単には引き下がらないどころか、隙あらばおにぎりを奪おうとさえ見える態度です。隣ではカラスの攻撃を受けた女性が悲鳴をあげています。
よく見ると黒光りした太い嘴と鋭い眼光は不気味に思え、これではゆっくり休めないとおにぎりを味わうのをあきらめました。
北大構内観光ツァーの感想の一部を・・・。
「ポプラ並木」はご存知のように、半数近くのポプラが倒壊してしまっているため、往時の面影はなくなっています(写真)。それに代わる「平成ポプラ並木」が造成されていますが、並木と呼べるようになるにはあとどれくらいの年月が必要なのでしょうか?
「札幌農学校第2農場」は、札幌時計台(農学校演舞場)などと共に、農学校開設当時の建物を集めて修復し、現物保存・展示しているところです。
私はそれらを見たとき既視感のようなものを覚えました。建物の内部が、小さい頃よく訪ねた祖父の家の倉庫や馬小屋によく似た造りだったからです。ということは、北海道の農業においてはつい最近(?)まで明治時代にアメリカからもたらされた農業の形態が引き継がれていたということなのかもしれません。
お勧めは「北大博物館」です。
時間がある方はぜひゆっくりご覧になると良いでしょう。一級品がたくさん展示されています。
特に地球物理学、動植物に関する展示が充実しています。
南北約2km、東西約1kmに広がる北大構内は、広いことは広いのですが、なんとなく手狭な感じもしました。というのも、各学部の建物や研究施設があまり間をとることもなく整然と並んでいるように思われたからでした。
総合大学としてあらゆる学部・学科と大学院を備え、さらには附属の各種研究機関が次々と増設されることによって、開設当時は本当に広々としていたのでしょうが、現在ではもう目一杯といったところでしょうか・・・。
とは言いつつ、
北海道大学の構内には巨木が生い茂り、札幌の都心近くに豊かな自然を現出し、学生たちに、市民になんともいえない癒しの空間を提供してくれている。
と感じました。そして私たちは広い構内を歩き巡り、すっかり疲れ果てて自宅に帰りついたのでした。
彼は最近「札幌はなぜ、日本人が住みたい街№1なのか」という本を発刊しました。
その中で彼は、大学の構内に巨木が茂っていると母校の北海道大学を描写しています。
そんな巨木が繁る北大構内を散策しようと27日(日)例によっておにぎりを抱えて出かけました。
なるほど北大構内にはたくさんの巨木が生い茂り、札幌の都心に近いにもかかわらず静かな環境が醸し出されていました。
日曜日だったこともあって、学生より観光客が目立ちましたが、その人たちに混じりながら クラーク会館 → クラーク像 → 交流プラザ「エルムの森」 →総合博物館 → ポプラ並木 → 札幌農学校第2農場 (モデルバーン) → 平成ポプラ並木 と巡り歩きました。
方向的には、構内の南端から北に向って横断した後、西に向って縦断し、西門(と明示されてはいませんでしたが…) から抜けて帰路につきました。
ちょっと余談です。
途中、獣医学部の側のベンチでおにぎりを頬張ろうとしたときです。
それを目ざとく見つけたハシブクガラスが舞い降りてきました。追い払おうとしたのですが、敵はなかなかしぶとく簡単には引き下がらないどころか、隙あらばおにぎりを奪おうとさえ見える態度です。隣ではカラスの攻撃を受けた女性が悲鳴をあげています。
よく見ると黒光りした太い嘴と鋭い眼光は不気味に思え、これではゆっくり休めないとおにぎりを味わうのをあきらめました。
北大構内観光ツァーの感想の一部を・・・。
「ポプラ並木」はご存知のように、半数近くのポプラが倒壊してしまっているため、往時の面影はなくなっています(写真)。それに代わる「平成ポプラ並木」が造成されていますが、並木と呼べるようになるにはあとどれくらいの年月が必要なのでしょうか?
「札幌農学校第2農場」は、札幌時計台(農学校演舞場)などと共に、農学校開設当時の建物を集めて修復し、現物保存・展示しているところです。
私はそれらを見たとき既視感のようなものを覚えました。建物の内部が、小さい頃よく訪ねた祖父の家の倉庫や馬小屋によく似た造りだったからです。ということは、北海道の農業においてはつい最近(?)まで明治時代にアメリカからもたらされた農業の形態が引き継がれていたということなのかもしれません。
お勧めは「北大博物館」です。
時間がある方はぜひゆっくりご覧になると良いでしょう。一級品がたくさん展示されています。
特に地球物理学、動植物に関する展示が充実しています。
南北約2km、東西約1kmに広がる北大構内は、広いことは広いのですが、なんとなく手狭な感じもしました。というのも、各学部の建物や研究施設があまり間をとることもなく整然と並んでいるように思われたからでした。
総合大学としてあらゆる学部・学科と大学院を備え、さらには附属の各種研究機関が次々と増設されることによって、開設当時は本当に広々としていたのでしょうが、現在ではもう目一杯といったところでしょうか・・・。
とは言いつつ、
北海道大学の構内には巨木が生い茂り、札幌の都心近くに豊かな自然を現出し、学生たちに、市民になんともいえない癒しの空間を提供してくれている。
と感じました。そして私たちは広い構内を歩き巡り、すっかり疲れ果てて自宅に帰りついたのでした。