田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

アンダーグランドシティ?札幌

2008-02-28 16:33:10 | 札幌(圏)探訪
     ※JR札幌駅からエルプラザに通ずる地下コンコースです。

 24日は雪の混じった風が吹き荒れ、全道各地で被害が相次いだと報道されています。
 札幌でも一日中強い風が吹き荒れていたようです。

 「吹き荒れていたようです」と表現しましたが、実は私はそのことを十分には認識していなかったのです。
 私は24日、朝10時に家を出て、午後4時過ぎに帰宅しました。
 その間、どのような行動をしたのかを記してみると、
 ①豊平区の北海道総合体育センター(通称:きたえ~る)で北海道フットサル選手権を観戦する。
 ②西区の札幌市生涯学習センター(通称:ちえりあ)で行なわれていた「生涯学習ボランティアメッセ」というイベントを見学する。
 ③札幌市中央図書館大通カウンターで予約していた本を受け取る。

 すでに私のブログでも触れたように、「きたえ~る」も「ちえりあ」も地下鉄直結で建物内部に直行できるようになっています。
 大通カウンターも地下一階の地下鉄大通コンコース上にあります。
 つまり私はこの間、自宅から地下鉄駅までの往復以外は空の下を歩いていないことになるのです。
 私は空の様子を知らずに一日を過ごしていたのです。

 私は意識してそのようなスケジュールを組んだわけではなく、後から振り返ってみて「ああ、そうだったんだ・・・」と気づいたのです。
 もしかすると、札幌市民の中には私と同じような過ごし方をした人が意外に多いかもしれませんね。
 こうした過ごし方に対しては賛否両論があろうかと思いますが、札幌市が北国の街としてそうした街づくりを指向していることは確かなようです。

 といいますのも、先日お聞きした話ですが、アメリカのミネアポリスでは「モール・オブ・アメリカ」という巨大ショッピングモールがあって、全てのことがその中で済ますことができるようになっているそうです。
 また、カナダのモントリオールでは地下街やビル同士を結ぶなどして、全長30キロにわたって主要ビルやホテル、ショッピングセンターが結ばれているとのことです。

 このような街づくりが北国ではやはり人々の願いに適っているということなのだろうと思います。
 北国の人たちにとって、冬は適度に戸外に出て季節感を楽しみながら、日常は地下空間を行き来しながら生活するというライフスタイルになっていくのでしょうか。