田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォーク 55 西区・はっけん!コスモスコース

2008-11-25 21:35:12 | 札幌ウォーク & Other Walk
 このコース名「はっけん!コスモスコース」は、資料によるとコースの一部に「コスモスロード」があることから、「チェリーコース」のノリで名付けられたと想像しますが、コース全体を表すコース名としては苦しいなぁ、と思ったのですが・・・。
 まあ、西区にはコースが21もありますから、担当者もコース名には苦労したのだと思います。

 「はっけん!コスモスコース」(マッブ 赤色のコース)4.1㎞のスタート地点を私は「はちけん地区センター」に定め、「八軒とんとん公園」から自転車で移動し、スタート地点に立ちました。
        
        ※ 「はちけん地区センター」の建物です。地区センターとは、地域
          の集会施設で、ミニ体育館や図書室なども備えています。

 「はちけん地区センター」からまずは北東に進路を取りますが、マップの説明にあるとおりイチョウの並木があたりに枯れ葉を散らしていました。       

 ほどなく左折すると、コース名にもなっている「コスモスロード」ということなのですが、残念ながら季節外れのためにコスモスのコの字も見ることができませんでした。
        
        ※ 雨上がりの空にかすかに虹が浮かんでいます。

 淡々と進む中、右手に大きな建造物が見えてきます。「新川水再生プラザ」、つまり下水処理場の建物です。資料によると建設当時(昭和46年)東北以北最大規模ということで、現在でも札幌市で最も大きな処理場のようです。
        
        ※ 新川水再生プラザの威容です。

 新川水再生プラザの道路向かいにある八軒中学校のところを左折し、新琴似通りに出ます。
 新琴似通りは特に特徴のある通りとは思えず淡々と先へ進むと、左手に税務大学校が見え、それに続き、農試公園の緑が目に飛び込んできます。
 
 新琴似通りが琴似発寒川と交差する手前を左折すると、いよいよ農試公園の外縁を辿るコースとなります。
 私は当初、農試公園とは現在ある農業試験場の敷地を開放した公園と思っていましたが、調べたところ以前にあった農林水産省農業試験場の跡地を公園としたものだということが分かりました。この地にあった農業試験場の機能は昭和41年、現在の豊平区羊ヶ丘に移転されました。

 農試公園の外縁をなぞる琴似発寒川沿いは遊歩道が整備され、快適なウォーキングコースとなっています。琴似発寒川の流れも適度の水量があり、気持ちよくウォークすることができました。
        
        ※ まさにウォーキングのためのような道路(通路?)です。        

 公園の外縁はやがて鋭角に左折し、市街地へと向かいます。
 その外縁をなぞるコースの道路を隔てた右手に大規模な団地群が並んでいます。
 5階建て一棟50戸が入居するアパートが何棟も何棟も続きます。奥にも同じ建物が見えました。帰宅してから調べてみると、それは国家公務員合同宿舎ということが分かり、地図上で数えてみると35棟もありました。
 単純計算でも1,700戸以上の巨大団地ということです。ここの広大な敷地は、先の農業試験場の跡地の一部を活用しているということが判明しました。
        
        ※ こうした建物が幾重にも連なっていました。
        
 このようにある物を見た後、そのことを突っ込んで調べてみるといろいろな事が分かり楽しいですね。(私の突っ込みはまだまだ浅いですが・・・)
        
        ※ 農試公園の中核施設のツインキャップです。屋内スポーツ施設です。

 農試公園を過ぎることから恐れていた雨が本降りとなってきました。
 持参の傘をさしながらのウォークとなってしまいましたが、コースは下手稲通りに出て今度だけは右折して、市街地を見ながらゴール地点の「はちけん地区センター」に向かいました。

 コスモスは発見できませんでしたが、コスモス以上の発見をすることができた「はっけん!コスモスコース」でした。
《ウォーク実施日 ‘08/11/09》

(余話)
 今夜、道新販売店主催の「桂枝光独演会」を道新ホールで聴いてきました。
 11月は図らずも桂枝光を2度も聴いたことになります。
 しかも今夜は独演会。途中にの休憩が入ったとはいえ2時間の間700名の聴衆を釘付けにする話芸は素晴らしいものです。
 落語を聴く機会がそれほど多くはないので、他の噺家と比べることはできませんが、きっと彼はそうした方々と比べても遜色ないのではないかと私は思っています。
 今夜は心豊かな夜となりました。