【札幌近郊低山紀行】とは、「低山」の定義を標高1,000m未満と山としてその山々を巡ろうというものである。数えたところ札幌近郊には30峰以上の登山に適した低山があるようである。そこを体力づくりも兼ねながらぼちぼちと挑戦することにした。
今年最初の山登りである。足慣らしにと選んだのが標高の低い銭函天狗山だった。しかし、しかしである。足慣らしなどと甘く見たのは大間違いだった。ガイドブックに「小粒ながらピリリ」とあった表現に間違いはなかった…。
当初、今年の初登りはベテランの知人の案内で塩谷丸山から小樽天狗山への縦走を予定していた。ところが知人が風邪を引いてしまい計画が延期となった。
そこで急遽一人で手軽と思われた標高537mの【銭函天狗山】に登ることにした。
家から車で小1時間かけて銭函にある登山口に着いた。国道から登山口に入る道が分かりにくくちょっと迷ってしまったが、なんとか辿り着けた。
天候は晴れ、風はなく、絶好の登山日和と見えた。
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※ 駐車場は10台くらいは駐車できそうな広さである。
駐車場に車をおき、早速登山を開始したが登り口がまた迷わせてくれる。かなり迷ったのだが、倒れていた案内板の表示でなんとか判断することができた。(登山道でない方が広く整備された道になっていた)
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※ 右手の方が道が広く、整備されていて登山道に見えた。
※ 実際の登山道は左手の細い道だった。倒れていた看板に
「銭函天狗山登山道」と書かれていた。
登山口からしばらくは沢の森の中の穏やかなトレッキング路です。約15分で登山道の脇に立つ札幌山岳会所有の「銭天山荘」に着いた。プライベートな山荘だからもちろん閉じていた。
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※ 山荘の壁には「会員募集」というポスターが貼られていた。
そこからしばらくは徐々に高度を上げる穏やかな山道が続きます。道の両側には白い小さな花がたくさん咲き誇りまるで登山者を歓迎してくれているようである。植物に疎い私だがこれだけは「ニリンソウ」と分かった。
山の中の雪はほとんど消えていたが、一つの沢にだけ小さな雪渓が見えた。
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※ 登山道のいたるところに白い可憐なニリンソウが咲き乱れていた。
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※ ニニンソウの近影です。
※ 沢に僅かに残った雪渓です。
いつまでも穏やかな山道ではなかった。
やがて高度を急激に上げる山道に入った。
体中から汗が吹き出て、背中はもう汗びっしょりだった。
登山路が沢コースのため、ところによって雪解け水の通り道だったためなのか泥道になっているところもあり、そうしたところを避けながらの登山となった。
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※ 急に斜度がきつくなり、汗が吹き出てきました。
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※ ご覧のように泥道となったところもありました。
登山開始から約40分、ようやく尾根コースに出た。
尾根に出ると、少し見晴らしが良くなり遠くに石狩湾を望むことができた。
ホッと一息をつくも、本格的な登山はこれからだった…。
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※ 樹間から石狩湾が望めるようになりました。
(続きは後編に)
今年最初の山登りである。足慣らしにと選んだのが標高の低い銭函天狗山だった。しかし、しかしである。足慣らしなどと甘く見たのは大間違いだった。ガイドブックに「小粒ながらピリリ」とあった表現に間違いはなかった…。
当初、今年の初登りはベテランの知人の案内で塩谷丸山から小樽天狗山への縦走を予定していた。ところが知人が風邪を引いてしまい計画が延期となった。
そこで急遽一人で手軽と思われた標高537mの【銭函天狗山】に登ることにした。
家から車で小1時間かけて銭函にある登山口に着いた。国道から登山口に入る道が分かりにくくちょっと迷ってしまったが、なんとか辿り着けた。
天候は晴れ、風はなく、絶好の登山日和と見えた。
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※ 駐車場は10台くらいは駐車できそうな広さである。
駐車場に車をおき、早速登山を開始したが登り口がまた迷わせてくれる。かなり迷ったのだが、倒れていた案内板の表示でなんとか判断することができた。(登山道でない方が広く整備された道になっていた)
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※ 右手の方が道が広く、整備されていて登山道に見えた。
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※ 実際の登山道は左手の細い道だった。倒れていた看板に
「銭函天狗山登山道」と書かれていた。
登山口からしばらくは沢の森の中の穏やかなトレッキング路です。約15分で登山道の脇に立つ札幌山岳会所有の「銭天山荘」に着いた。プライベートな山荘だからもちろん閉じていた。
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※ 山荘の壁には「会員募集」というポスターが貼られていた。
そこからしばらくは徐々に高度を上げる穏やかな山道が続きます。道の両側には白い小さな花がたくさん咲き誇りまるで登山者を歓迎してくれているようである。植物に疎い私だがこれだけは「ニリンソウ」と分かった。
山の中の雪はほとんど消えていたが、一つの沢にだけ小さな雪渓が見えた。
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※ 登山道のいたるところに白い可憐なニリンソウが咲き乱れていた。
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※ ニニンソウの近影です。
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※ 沢に僅かに残った雪渓です。
いつまでも穏やかな山道ではなかった。
やがて高度を急激に上げる山道に入った。
体中から汗が吹き出て、背中はもう汗びっしょりだった。
登山路が沢コースのため、ところによって雪解け水の通り道だったためなのか泥道になっているところもあり、そうしたところを避けながらの登山となった。
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※ 急に斜度がきつくなり、汗が吹き出てきました。
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※ ご覧のように泥道となったところもありました。
登山開始から約40分、ようやく尾根コースに出た。
尾根に出ると、少し見晴らしが良くなり遠くに石狩湾を望むことができた。
ホッと一息をつくも、本格的な登山はこれからだった…。
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※ 樹間から石狩湾が望めるようになりました。
(続きは後編に)