数年来の憧れだった「北根室ランチウェイ」71キロを3日間で踏破するフットパスウォークに挑むことを決心した。これまでのウォークとは違う新しい要素が多く、妻が「プチ冒険だね」というとおり、ちょっと困難な挑戦に胸を躍らせている。
ウォーキングや軽登山を趣味にしてきた私にとって、「北根室ランチウェイ」を歩くことがここ数年来の憧れだった。
「北根室ランチウェイ」は、フットパスウォークの世界ではロングトレイルと称して、泊を重ねるような長いコースのことを言うのだが、今回私は中標津町から山野を超えて弟子屈町川湯まで約71キロを2泊3日で踏破しようと計画している。
私は2011年の秋に中山道の一部に当たる木曽路の約80キロを4泊5日で歩いたことがある。この時の体験と今回の挑戦の違いは、一つはコース(距離)の状況であり、一つは宿泊の施設の違いである。
木曽路の場合は、一部古道を通るルートもあったが、おおむね生活道路を往くものだった。さらに80キロを5日間で歩くので、1日平均は20キロに満たなかった。
ところが今回の場合は、生活道路も一部あるが、牧草地帯や山道など(西別岳登山も含まれている)を往くコースのようだ。さらに3日間で71キロなので一日平均が20キロを軽く超える距離である。
宿泊施設についてだが、木曽路の時はそれぞれの宿泊地で民宿に泊まることができたが、今回はコース上に街などはなく、トレーラーハウスや山小屋での宿泊となっていて、寝袋持参が原則であり、食事も自前で用意しなければならない。
木曽路と比べるとかなり高いハードルである。
それでも私はやってみたいと思った。ちょっと困難なだけに挑戦のしがいもあると思った。
体力的には最後のチャンスかもしれない。いわば私とっては、これまでのウォークや軽登山のいば集大成的な意味合いも込めている。(これで最後とは思っていないが…) 私にとってはちょっとした冒険でもあるのだ。
そのプチ冒険を睨んで、昨秋来から一日一万歩にも取り組んできたし、南幌ぐるっとウォークにも挑戦した。さらには藻岩山登山にも今シーズンに入って何度か意識的に取り組んできた。
しかしまだまだ足りない。「北根室ランチウェイ」のコースを管轄する方に取材したところ「登山に取り組んでいますか?」と問われた。相当に上り下りがあるコースということだろう。
今週、来週と札幌近郊の低山を登山することも準備の一つに組み込んでいる。
早速、明日当別町にある「神居尻山」へ出向き今年初めての本格的な登山をしようと思っている。
「北根室ランチウェイ」踏破のための準備は、体力面だけではなく、装備の面でもいろいろと準備しなければならない。その点については明日レポートすることにする。