KIRAWAYとは、KITANEMURO RANCHI WAYの頭文字を合せた言葉である。キラウェイ…、その言葉の響きが、語感が、 耳に心地良い。私はこの言葉が気に入ったので、タイトルに使うことにした。今日から数回にわたり今回の71.4キロを私なりに振り返ってみることにした。
北根室ランチウェイ標識各種
KIRAWAY 71.4キロの長距離のコースの中にはさまざまな標識が設けられ、私たちウォーカーを導いてくれた。
それにしてもこれだけ長い距離に案内標識を取り付けるだけでも大変な労力を要したものと想像される。コースの整備とともに、関係者の努力に頭の下がる思いだった。
ただ、その標識にも表示されていたが、コースの一部が阿寒国立公園内を通っている。その公園内においてはコース案内標識を設置することが制限されているとのことだ。特に3日目の西別岳山小屋から美留和駅まではほとんどが公園内のため、標識がまったくなかった。(実際にはテープ状のものが数か所見受けられたが…)マップだけを頼ってのウォークには、やはり常に不安が伴ったのも事実だった。
できれば関係機関の理解を得て、特例措置のようなものができないのだろうか?
それではコース内で見かけた標識の数々を…。
※ 中標津空港の敷地内で見かけた標識です。標識の見方は、
左方向へ行って右折するのは交通センター(中標津)方向、
右方向はレストラン牧舎(写真では見えませんが)方向という意味です。
※ これは「直進せよ」という意味ですね。
※ これは特殊な表示で、この場所にあるほしな牧場さんが協力して(?)設置したものでしょう。
※ コース上の牧場内に入るときには、こうした小屋がありました。
※ そのドアのところには、このような注意書きがしてありました。
※ 小屋の中の様子です。消毒剤と記名用のノートがありました。
※ こうした注意を促す標識も各所にありました。
※ 熊除けのための鐘です。「熊にあなたが来たことを教えるために鐘を鳴らしましょう」と表示されていました。
※ こちらは熊除け用のシンバルです。こちらの方が豪快かな?
※ そのシンバルには日本語と共に英語も表記されていました。
※ 最近はトレイルランニングをする若者もいるそうですが、牧場内は牛を刺激するため、
ランニング禁止となっています。これからの区間はOKという意味ですね。
※ 牧場内は許されたところ以外は厳しく立ち入り禁止措置が取られていました。
※ モアン山は放牧期間以外は牧場を通って登ることができるようです。
※ コースの各所にはこうしたテープが下げられたところかあり、コース上であることを示しています。
※ ゴールの美留和駅敷地内にあった標識です。「The End of Kiraway」と表示されていました。
登山も同じですが、マップと標識はなくてはならないものだ。特にロングトレイルの場合は、他の道と交差したり、時には道なき道を往く場合もあるので必須条件である。
こうした標識がその地を初めて訪れるウォーカー(トレッカー)にとっては何より心強い味方なのである。
それでも私の場合は一度迷ってしまったが、大半はこうした標識に助けられて、無事に71.4キロを踏破することができたのである。
《ウォーキング覚書》 6月21日 ~ 6月30日までの記録
〔月 / 日〕 〔ウォーク歩数〕 〔 備 考 〕
6/21 11,503 八剣山オールディズコンサート
6/22 10,868 + 3,000 八紘学園散策 北大講座
6/23 7,053 中標津市街買物
6/24 44,820 KIRAWAY 中標津~佐伯牧場
6/25 46,485 KIRAWAY 佐伯牧場~西別岳山小屋
6/26 36,502 KIRAWAY 西別岳山小屋~美留和駅
6/27 181 帰札 完全休養日
6/28 10,342 動物園コース
6/29 0 疲労抜けず休養日
6/30 10,719 競馬場コース
◇10日間の総歩数 181,473歩 ◇10日間の一日平均歩数 18,147 歩
この10日間のハイライトは何といっても「北根室ランチウェイ(KIRAWAY)」を踏破したことである。歩数計によると三日間連続して3万歩超えというのは、歩数を計りはじめてから初めてのことである。まだまだ体力不足のために、疲労回復に時間がかかったが大きな充足感と自信を得た三日間だった。
そのこともあって凹凸の多い10日間だったが、7月からはまた日常のペースに戻り、地道に一日一万歩を目ざしてウォークを続けたいと思っている。