夏から秋へと移る狭間、北海道ならではの高い空と爽やかな気温の下、これ以上は望めないほどのコンディションの中で久方ぶりのクラシックミュージックを堪能した。いや~、やっぱり生の音楽はいいですねぇ~。
※ コンサート中の撮影はNGのため、聴衆の入場前に会場をパチリと…。
※ ステージの屋根の上を写すと青空が広がっていました。
※ 本日のコンサートのリーフレットです。
本日(9月5日)午後1時から、大通公園西6丁目野外ステージにおいて、PMF修了生による野外コンサートがあり、久しぶりに生でクラシックミュージックを堪能した。
「connect」とは、「連結する」、「結合する」、「接続する」と訳される。つまり本コンサートの意味は、今年のPMFはコロナ禍のために中止となってしまったが、次年度以降もPMFを継続していくためPMF側と市民との結び付きをこれまで以上を深めよう、という意味を込めて開催されたものと解釈する。
本コンサートは、これまでのPMFの修了生がユニットを組んで出演した(無償?)ステージだった。
出演と主な演奏曲目は次のとおりである。
〔1〕金管五重奏
・バーンスターイン「ウェストサイド・ストリー」組曲から
※ 金管五重奏の5人のメンバーです。
〔2〕フルート四重奏
・モーツァルト「フルート四重奏曲 第3番 ハ長調K.Anh.171(285d)」から
Ⅰ.Allegro Ⅱ.Andantino
※ 全員が名古屋フィルのフルート四重奏のメンバーです。
〔3〕弦楽四重奏
・モーツァルト「ディヴェルティメント へ長調 K.138」から
Ⅰ.Allegro Ⅲ.Presto
・チャイコフスキー「眠りの森の美女」から ワルツ ほか
※ 札幌出身者2人を含む弦楽四重奏のメンバーです。
いずれもが「PMFアカデミー」を終了し、現在いずれもがプロの奏者として活躍している方ばかりである。十分な力量を備えた音はいずれも十分に聴き応えのあるものだった。
そうした中でも私が特に素晴らしいと思えたのが「フルート四重奏」のステージだった。
四人はもちろんPMF修了生なのだが、現在所属しているところが全員名古屋フィルハーモニー交響楽団なのだ。しかも四人は名響において、それぞれのパートの首席、副首席奏者を務めている実力者ぞろいだったのだ。また金管の後の、木管(フルート)の演奏は一層柔らかな音が私の耳に優しく入ってきた。
※ 私の席から後方の客席を写しました。定員は250名ということでした。
それにしても今日はコンディションに恵まれた野外コンサートだった。当初は台風9号の余波で雨や風が心配されていたのに、予報とは真逆で青空が広がり、風は微風、気温は暑くもなく涼しくもなく…。(あっ、その要因の一つは大通6丁目広場は、大木がたくさん繁っていて、客席のほとんどは日陰となる好条件なのです)本当に心地良い中でクラシック音楽に浸れたコンサートだった。