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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

石狩川河岸遡行トレッキング 12

2020-09-14 18:39:48 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

栄園橋 ⇒ 安足間駅   トレッキング期日 ‘20/9/11

 この日は行程のほとんどが「旭川層雲峡自転車道」を行く行程だったので、快適に歩を進めることができ、距離的にもかなり進むことができた。気温は20℃前後と歩くにはやや高めだったが、それでも数日前まで夏日が続いた気候と比べてはるかに歩きやすいコンディションだった。

    

   ※ この日のスタート地点の「栄園橋」上から石狩川の流れを撮りました。

 前夜の激しい雨のために寝付かれず、やや寝不足だったものの午前6時35分にはスタート地点の「栄園橋」の袂に立っていた。この日は前日の反省を生かし、石狩川の右岸を走るサイクリングロード(旭川層雲峡自転車道)を行くことにした。

   

   ※ 「栄園橋」からスタート直後のサイクリングロードです。

      ※ サイクリングロードは堤防より低い位置にあるため、石狩川が同じ高さに見えます。  

 サイクリングロードは狭いながらも全線が舗装され、歩く分にはまったく問題なく快適に歩を進めることができた。意外に重宝したのが、ロードのところどころに車侵入防止のためにだと思われる丸太状の杭が立っていたことだ。この杭が腰を下ろして休むのにちょうどよい高さだった。私は特にこの日の後半疲れが目立ち始めた時には、この杭に腰を下ろして休むことができたのは幸いだった。

   

    ※ サイクリングロード上に車両止めの杭が所々にあり、休憩用に重宝しました。

 サイクリングロートの良い点は、ところどころに道路案内があったことだ。おおよその現在地、目的地までの距離、前方の橋の名など必要な情報を得ることができ、重宝した。

   

   ※ ロード上にはこうした案内標識が立てられていて現状把握に役立ちました。   

 スタートから約30分、この日の最初の橋「麻布橋」からは橋を渡って左岸を行くコースになった。その左岸に渡ったときである。初めは堤防を行くコースだった。そのコースが堤防と同じ高さに並行して走っていた。ライブレポでも記したが、堤防と同じ幅の舗装路を造る必要があるのか?と素人は思ってしまった。堤防を利用させてもらえば造成費用の削減にもつながるのではないか、と思われたのだが…。そこには、そうできない法律の壁のようなものが存在するのかな?と考えてしまった。

   

   ※ この日最初の橋「麻布橋」です。ここを渡り左岸に出ました。

   

   ※ 「麻布橋」から石狩川の流れを撮りました。

   

   ※ 右がサイクリングロード、左が堤防上の道路です。並行に走っていました。    

 しばらく行くと、グライダーの絵が描かれ「キケン!!」と大書された看板に「ワイヤーロープがおちてくることがあります」と表示があった。後から分かったことだが、堤防内に長い滑走路があり、そこが「当麻スカイパーク」と称するグライダーの発着場であることが分かった。滑走路は長さ500mは下らないのではと思われたが、グライダーの発着には意外に長い滑走路が必要なのだと思われた。

   

   ※ ロード上にご覧のような注意を促す看板が…。

   

    ※ 長い滑走路を低い位置から撮るのは大変です。

 サイクリングロードの周りはすっぽりと雑草などに覆われているところが大半だったが、周りの雑草などにはまだ秋の気配は感じられなかった。その中、唯一ススキの穂が繁り、秋が近いことを知らせていた。

   

   ※ ロード上にはススキの穂が目立ちました。秋近しの風情です。

 二つ目の橋「比布大橋」を潜った。「比布大橋」は老朽化のためか橋げたに亀裂が走っていたが、隣に新設するであろう橋の橋げたがすでに建設されていた。

   

   ※ 「比布大橋」の橋げたは亀裂が走り、横に新しい橋の橋げたが造られていました。

 愛別の街が近くなったところで、石狩川の流れを堰き止め農業用水を確保するための頭首工が目に入った。「大雪頭首工」ということが分かった。現在はその農業用水も必要な時期ではないためか、流れは堰き止められず流れていた。その流れは前日の激しい雨のために黄色く濁っていた。

   

    ※ 「大雪頭首工」です。堰が開けられていました。

   

   ※ 増水した時の予防措置でしょうか?砂嚢が並べられていました。

 サイクリングロードにはところどころに小さな橋が架けられていた。それは農業用水を入排水する「樋門」の水路があるために作られた橋だった。橋には鳥の名前が付けられていた。写真の橋の名は「マガモ橋」と名付けられていた。そして橋の造りはどれも木製で造られていて、自然との調和に配慮していることがうかがわれた。

   

   ※ サイクリングロード専用に橋です。それぞれ鳥の名前が付けられていました。

 そうしているうちに愛別の街を跨ぐようにして架かる「愛別橋」に到達した。「愛別橋」のすぐ近くにまたまた頭首工が現れた。今度は「愛別頭首工」である。近隣に二つもの頭首工があるのは何故なのだろうか?

   

   ※ 愛別の街を繋ぐ「愛別橋」です。

   

   ※ 愛別橋のすぐ上流に「愛別頭首工」がありました。

   

   ※ 愛別頭首工の上流の流れです。前日の雨の影響で黄色く濁っています。

 面白い光景に出会った。サイクリングロードの上にどっしりと腰を下ろして何か作業している男の人がいた。近づいて話しかけると「イタドリの茎の中に入っている虫を取っている」とのことだった。その方が言うには「イタドリの茎の中に潜んでいる虫はヤマメを釣るときの絶好のえさになる」とのことだった。見ていると茎の中から次々とその虫が出てくるのには驚いた。釣果を期待したい。

   

    ※ この男性は路上に座り込んでイタドリの茎から虫を取り出していました。

 スタートから4時間、中愛別の街を過ぎて「豊愛橋(ほうあいはし)」に到達した。ここでコースはまた右岸に移る。私はここでサイクリングロードは終わりかと思っていたが、ロードはまだ続いていた。

   

   ※ 「豊愛橋」です。この橋を渡り、再び右岸を行きました。

 するとサイクリングロートのすぐ脇に大規模なパークゴルフ場が姿を現した。調べ着見ると「きのこの里パークゴルフ場」と称して45ホールという大きな規模で、外から見ても素晴らしく整備されたコースで、たくさんの人たちがプレーしていた。おそらくその整備の良さと規模から旭川方面からも楽しみに来ている人がいるのでは、と思われた。

   

   ※ 大規模な「きのこの里パークゴルフ場です。もっともっとたくさんの人がプレーを楽しんでいました。

 そのパークゴルフ場を過ぎると、とうとうサイクリングロードは終わりを告げ、国道39 号線(大雪国道)に吸収(?)されてしまった。ここからは私も国道歩きを強いられることとなった。私は歩道を歩くのでそれほど怖さはないが、スピード豊かに走る脇を自転車で走るのはけっこう怖さを感ずるのではないだろうか?

   

   ※ 国道上に描かれた自転車通路を意味するマークです。

 怖さは感じないものの、多くの車が行き交う中を歩くのはあまり気分の良いことではない。できるなら車などと出会うことのない堤防上や川の淵を歩きたいのだが…。

   

   ※ 「中愛別橋」です。

 「中愛別橋」を通過し、ひたすら国道39号線を歩き続けた。そしてできれば愛山渓温泉入口まで行きたかったが、帰りのバスの関係もあり「安足間(あんたろま)」駅でこの日の行動を終えた。私にしてはかなり頑張ったといえる距離である。                                             

   ※ 何も撮るものがなく、自動車道(手前のコンクリート)を潜るときに一枚撮りました。

       ※ この日のゴールとした「安足間」駅の駅舎です。                                                                                         この日の総歩距離 30.2km (歩数 42,503歩)