9月5日の「PMF Connects LIVE!大通公園」に続いてのConnects LIVEである。会場を市民交流プラザのSCARTSに変えてのコンサートだった。今回はいずれも札幌で活躍するPMF修了生のトリオによるコンサートだった。
本日(9月29日)午後2時より、札幌市民交流プラザSCARTSにおいてToro Bellaによるクラシックコンサートが開催され、参加の機会を得た。
※ SCARTS内でのコンサートの様子です。
Toro Bella(トリオ ベッラ)とは、PMF1998修了生で第一ヴァイオリンを務める能登谷安紀子さん、同じく2006、2016修了生で第二ヴァイオリンを務める小林佳奈さん、そして2003、2004修了生でチェロを担当する中島杏子さんのトリオである。いずれも札幌市内でプロの演奏家として活躍する一方、後輩の育成指導にもあたっているという。
※ 左上-能登谷安紀子さん、右上-小林佳奈さん、左下-中島杏子さん
コロナ対策から聴衆を50名に抑えてのコンサートだったが、室内に弦の響きが心地よく響いた。私は比較的早く会場に入ったためにプレイヤー(演奏者)の間近で聴くことができたが、静かな室内ではかなりの音量で耳に入ってきた。
演奏された曲は以下のとおりである。
◇ヘンデル/王宮の花火
◇J.S.バッハ/主よ人の望みの喜びよ
◇J.S.バッハ/アリオーソ
◇能登谷安紀子/「サマーフォレスト組曲」1.森の雫 2.夏の記憶 3.波 4.風
◇ヘンリー・マンシーニ/ムーンリバー
◇レナード・ローゼンマン/エデンの東
◇マルグリット・モノー/愛の讃歌
◇ヴィクター・ヤング/Around the World
〈アンコール〉
◇能登谷安紀子/ミントブルームーン
演奏された曲は全体に聞き慣れた曲が多く楽しめたが、興味深かったのは演奏メンバーの一人である能登谷安紀子さんが作曲した「サマーフォレスト組曲」だった。4つの楽章からなった曲であるが、それぞれの楽章に命名された曲の感じが良く出ていたのが印象深かった。
得奏者に若干の違いがあるが、彼女たちの演奏をもう一度聴く機会が予定されている。メンバーの増減で奏でる音の違いを楽しみたいと思っている。
今夜はこれからもう一つのコンサートが控えている。そちらも楽しんできたいと思う。
※ 写真はHPから拝借しました。