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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

石狩川河岸遡行トレッキング 11

2020-09-13 18:06:56 | 石狩川河岸遡行トレッキング(夏バージョン)

旭橋 ⇒ 栄園橋  トレッキング期日 ‘20/9/10

 ほぼ一年ぶりの石狩川河岸遡行トレックは、小雨の中の雨中トレックとなった。最後に苦戦を強いられたが、なんとか当初の予定どおりに歩き終えることができた。

 朝4時過ぎ、まだ夜の明けないなか家をスタートし、当麻町の道の駅に向かった。7時前道の駅に着き、そこからバスで旭川駅へ向かった。

 そして旭橋まで歩いて向かった。小雨がぱらつく天候だったが、下半身とザックに雨具を付け、上半身は付けずに傘をさして歩くことにした。

   

   ※ スタート地点となった「旭橋」です。手前の川は「朱別川」です。旭橋のところで

石狩川に合流します。

 旭橋のところでは「朱別川」が石狩川に合流していた。その合流点のところに「旭川市立病院」があり、そこがこの日のスタート地点となった。

   

   ※ 旭橋の袂に「旭川市立病院」の建物が聳えていました。

 市立病院の周辺は公園化されていたが、そこを過ぎると左岸の堤防が現れ、堤防内に遊歩道が敷かれていて私はその遊歩道を歩いた。

   

   ※ スタートしてしばらくは写真のように堤防の内側にご覧のような遊歩道が続いていました。路面が雨に濡れていることがお分かりいただけると思います。

   

   ※ 最初に出会った橋「金星橋」を望みながら石狩川の流れを写しました。

 旭川の街中を貫く石狩川にはたくさんの橋が架けられている。「金星橋」、「花咲大橋」、「秋月橋」、「北旭川大橋」と次々と橋の下を潜り上流に向かった。

   

   ※ 市内の橋は全てこのように遊歩道が橋の下を潜っていました。(花咲大橋?)

   

   ※ 河川敷の中にはこうして整備されていないところもありました。石狩川の流れが見えます。

 さすがに大河石狩川である。河川敷も広く広がっている。その中に例によって(?)パークゴルフ場も広がっていた。金星橋の近くのパークゴルフ場はよく整備されていた。また、その上流には野球場やサッカー場も広がっていた。

   

   ※ 見事に整備されていた河川敷のパークゴルフ場です。

 小雨ということもあり、遊歩道を散歩している人は僅かだった。

   

   ※ 河川敷の中には写真のような大木も育っていました。

   

   ※ 雨の日はこうした橋げたの下が絶好の休みどころとなります。(北旭川大橋?)

 北旭川大橋の先に「永山橋」が見えてきた。その近くの公園管理小屋のようなところに人がいたので、永山橋で間違いないかどうかを尋ねた。そしていろいろ話をしているうちに、その方はサイクリング愛好者だということだった。そして当麻町へ行くには、「永山橋を渡り、右岸のサイクリングロートを行くのが良い」とアドバイスしてくれた。

   

   ※ 「永山橋」の特徴的な形が印象的です。

 しかし、私は左岸歩きにこだわった。理由は特にない。地形図を読み左岸を歩いて当麻町に到達できると読んだからだった。

 永山橋を過ぎた時、遊歩道上をローラースキーを付けて走っている二人がいた。さらにはシットスキーに車輪を付けて走っている人もいた。(シットスキーとは、冬のパラリンピックの種目の一つで、椅子に座った形でストックを突いて推進力を生むスポーツである)

 ローラースキーで走っている人たちを良く観察していると、先を行く人が後ろから付いていく人に盛んにアドバイスを送りながら走っていた。その光景を見て、彼らはパラリンピックを目ざしている人たちではないか、と考えた。

   

   ※ ローラースキーの練習をしていたパラスポーツの選手と先導者です。

   

   ※ シットスキーのローラーで練習をする選手です。   

 先へ進むと、ローラースキーの方が休んでいたので近づいてお話を伺った。すると私が考えた通り、パラリンピックを目ざしている選手だということが分かった。彼は目が不自由なために先導者のアドバイスを受けながら走る選手だということが分かった。コーチの方が「この顔を覚えておいてください」と言われた。彼は「ありやす」と自己紹介してくれた。彼はまた夏季ではボートの選手で、来年東京パラリンピックがあると出場することになっていると話された。見るからに上半身が発達していて、ボート選手らしい体つきだった。

 彼らに別れを告げ、先を急いだ。するとこの日の第6の橋「東永橋」に到達した。そしてさらに堤防上を前進した。しかし、私はここで地図読みを誤った。堤防が大きく迂回していたのだ。あとでマップを確認すると石狩川に小さな流れが流れ込んでいて、私の歩いていた堤防はその川に沿って造られていたのだ。堤防が迂回をし始めた時、石狩川に沿った堤防が目に入った。私はそちらへ移ろうと水田にあぜ道を歩いたり、藪漕ぎを試みたりしたが、どうしてもそちらへ行くことができず石狩川の河岸から離れざるを得なかった。

   

    ※ 「東永橋」です。

   

   ※ 東永橋を過ぎると堤防は未舗装となっていました。

   

   ※ 堤防からは実りの秋の光景が広がっていました。

堤防の延長はやがて国道へと導かれてしまった。私は2キロ近くの国道歩きを強いられてしまった。そのころになると雨も本降りに近い状態となったが、上半身に雨具を羽織ることもなく国道をトボトボと歩いた。そして回り道をして、目的地の「栄園橋(えいえんばし)」に辿り着いたのだった。 

  

  ※ 苦労して辿り着いた「栄園橋」です。

                                             昨年も触れたが、夏の河岸遡行は石狩川に近づけたとして堤防内の遊歩道がせいぜいである。石狩川の流れそのものを目にすることもそう多くはない。その点は冬の河岸遡行はスノーシューを駆って川の流れに近づけたのに比べて魅力は今一つである。しかし、今はそうしたことは度外視して、ともかく一度決めた石狩川河口から大雪ダムまで歩き通すことを目的として黙々と歩を進めたいと思っている。

   

   ※ 車中泊の場となった当麻道の駅です。

   この日の総歩距離 19.6km (歩数 27,793歩)